教室ツーウェイ 2003年1月号
現場の議論・見のがしていること あきれちゃうこと

T261

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教室ツーウェイ 2003年1月号現場の議論・見のがしていること あきれちゃうこと

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2002年12月
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 現場の論議 見のがしていること あきれちゃうこと
現場の論議 見のがしていること あきれちゃうこと
専門職として自負をもった論議を!
向山 洋一
校長として大切だと思う論議
懲りない面々
大森 修
注意したいポジショントーク
吉永 順一
目に余る「基礎学力」の軽視
杉田 久信
あきれた議題
総合の時間全てを使って米作り?
甲本 卓司
不勉強丸出しの「マラソン大会計画案」
伴 一孝
子どもをダメにする井の中の蛙集団!
会田 英子
仕組まれた会議議題
石川 裕美
サークルで話題になった議題
大沢 裕子
時間を守る教務主任守れない教務主任
向山洋一氏はいつも早めに終了した
新牧 賢三郎
法則化教師会議デビュー! この会議は何時に終わるのですか?
水野 正司
終わりの時間を明記する
松藤 司
時間管理は司会者の最も重要な仕事である
内村 博幸
論議から見逃されていること
無指導力を認めよ
雨宮 久
「時は金なり」の認識の欠如
迫田 一弘
自由画教師のウソ
高橋 正和
現場の論議 私がびっくりしたあの時
地域、保護者に振り回されてはいけない
師尾 喜代子
「将来、学校の先生になりたい」と子供たちに言われたい
藤崎 久美子
時間の意識が全くない提案
奥田 純子
なぜサークルの論議はすばらしいのか
力のあるリーダー、実践家に事実を通した代案がもらえる。
川原 雅樹
私の求めているものが、サークルの論議にある
君島 幸紀子
「緊張感」と「子どもの事実」がサークルでの論議を有意義にする
山下 文廣
「時間をかければよい」という錯覚から目を覚まさせてくれる場。それがサークルだ。
戸井 和彦
研究会での論争
主事がほめた授業の裏側
小松 裕明
論争以前の問題
吉岡 剛
できない人がいることはしないというのが職員室という狭い世界でのならわしだ。
梶野 修次郎
これからの教育界で大切な論点
『学校の戦略とアクションプラン』が大切な論点となる。
岩切 洋一
「医教連携」
竹川 訓由
教えるべきことは徹底的に教えるべし
松岡 宏之
ミニ特集 五色百人一首 我がクラスの盛況
クラスがまとまるすぐれもの 五色百人一首
向山 洋一
学年逆転現象 ライバルを見つけ強くなる!
木村 孝康
五色百人一首でリベンジ!
糸井 利則
一年生から熱狂 そのための四つの留意点
小松 裕明
どんな子でも熱中! 五色百人一首の魔力
桑原 和彦
史上最強のコミュニケーション・グッズ
竹下 浩
五色百人一首は効果抜群!
白井 輝
イラストでみる「新教育課程」
赤ペンの入れ方 その1
前田 康裕
授業上達論 追補 (第132回)
向山 洋一
編集前記
向山 洋一
グラビア
日中友好の架け橋となる上海「桜の園」 ほか
これからの授業を創る
総合的学習/小学校英語の授業
ダイアローグが学べるゲーム
善能寺 正美
総合的学習/地球環境の授業
環境問題が解決している未来の町
松藤 司
総合的学習/食と健康の授業
ジュースの宣伝文句にだまされない
久保 素子
総合的学習/まちづくりの授業
「まちづくり教育」で人との関わりを教えよう
鈴木 康一
医師からの提言・知能検査から指導へ
知能検査をした後で(その1)
横山 浩之
子どもの実像 (第10回)
学校・地域と家庭の連携を
明石 要一
習熟度、少人数学級奮戦記
進度調節
舘野 健三
教師1年目の仕事術
授業/五色百人一首・暗誦・直写
師尾 喜代子
学級経営/若いころは気迫でもつ
石川 裕美
向山型算数指導法で何が変わったか (第34回)
向山型算数に出会うことで私の授業に対する意識全てが変わってしまった
加藤 延啓
向山洋一を追って (第58回)
〔第20巻〕『完全原本・幻の「学級通信アチャラ」』(5)
戸塚 雅昭
向山実践の原理・原則 (第106回)
デカルト方法序説四テーゼ。
向山 洋一
向山が選んだ三人の社会科授業研究バトル
四大公害の地は今
吉田 高志
向山実践を分析する。(4)
谷 和樹
〜単元の組み立てに緻密なロジックがある〜
向山実践「ペリー来航」を追究的に追試する。フラッシュ化への試み
佐藤 琢朗
佐藤式工作法 (第5回)
びっくりバタバタ 豊かな発想と基本形の提示
佐藤 昌彦
TOSSインターネットML (第22回)
TOSS型ネットサークル「デジタル気分」
末光 秀昭
真理子のザ・宿題 (第142回)
初めての百点
遠藤 真理子
TOSSインターネットランド (第94回)
谷 和樹
全国ペーパーチャレラン (第130回)
十二支ツーウェイチャレラン
伊藤 亮介
ドラマを創る教師たち
私の教師日記
二十代教師の驚異の成長に対抗し生き残りを賭ける四十代教師の挑戦!
椿原 正和
ライブで学んだこと
「力強くほめる」ことをライブで学んだ
矢嶋 秀行
授業のシステムにめざめたとき
授業システムこそが子どもを成長させる
星島 成壱
漢字の学習構造
入学までの文字習得について
森川 敦子
漢字文化パンフレットを使った授業(動物編)
神谷 祐子
授業をしてみて見えてきたこと
赤木 雅美
五色百人一首で学級づくり
知的な魔法、五色百人一首
青柳 文子
若く名もなくこの地に教師として生きて
第一級の実践に学ぶことで子どもが変化した!
北吉 陽子
サークルに参加して得たもの
人としての謙虚さ・誠実さ
植田 延裕
法則化中学・法則化高校の授業
心の底に「ズシーン」と響かせる、高校の「性教育」
太田 輝昭
全国ネットワーク活動中
「TOSS障害児教育ML」は「医教連携」を実現するための研修の場である
五十嵐 勝義
中央事務局日誌
グローバルな向山型授業
新牧 賢三郎
インターネット活用の授業参観
最後の授業で生きていく力を与える
井田 惠
インターネットを使った授業研究
インターネットの便利さと書籍のよさを組み合わせ授業を進化させる
白石 周二
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSSニュース

編集前記

▼本誌臨刊『教室の障害児』誌ついに発刊。大反響で、即日売り切れ店が続出。入手できなかった人も多い。翌日、直ちに異例の再版がされる。

▼日本で初めて、普通学級における障害児と、それに近い傾向を持つ子を扱った専門誌である。

 教室には、十パーセント近くの「グレーゾーンの子どもたち」がいると推定されている。それを知らずに我流で対応して、反抗、反乱に出会い苦労している教師は多い。中には、教師を辞めたいと思っている人々もいる。

▼教師にも、子どもにも不幸な状態が、日本中どこの学校でも見られる。

 教師に正しい知識がなく、正しい対応の方法を知らないためである。

 年輩の先生の力づくの躾指導などの我流の方法は、事態を悪化させるだけである。

▼正しい知識と正しい対応の方法が分れば関係は改善される。

 そのための、日本で初めての専門誌である。普通学級の教師のための『教室の障害児』誌である。専門部分は、東北大医学部附属病院の小児神経科医師、横山ドクターから全面的なバックアップをいただいている。

▼学校現場には、見のがしてしまっていることがある。どうでもいいことを熱心に論議して、大切なことをとりあげてないこともある。

▼例えば、教室での子どもの反抗行為。これを「家庭でのしつけ」のせいにしたり、「担任が指導してないから」ということがよく言われる。ヴェテラン教師がよく言う。

 しかし、自分が担任してみると、もっとひどい状態になることが多い。

▼これは、真の原因を見のがしている場合が多い。本当の原因を見つけられないで、「井戸端会議」程度のおしゃべりをしているのである。解決すべきことがどんどん駄目になってくる。

▼ヴェテラン女性教師の中に、他のクラスのことに直接口をはさむ教師がいる

 子どもの前で、担任をどなったり、自分の担任する子をけしかけたりする。

 実に、おぞましいほど非常識な、知性の欠如したおばば教師だが、現実に存在する。

 迷惑をまき散らし、学校中をひっかきまわして、自分ではいいことをしていると思っているのである。

▼このような教師に限って、どうでもいいことの論議に熱心であり、五分で終了する問題を三十分もかけてつっつきまわすのである。

▼会議での議論は、文化水準を示す。すぐれた学校とひどい学校では、話し合っている中身が異なるのである。

(向山)

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