教材開発 2003年12月号
「教師が面白い」と思う教材(ネタ)の開発

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教材開発 2003年12月号「教師が面白い」と思う教材(ネタ)の開発

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2003年11月
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 「教師が面白い」と思う教材(ネタ)の開発
巻頭論文
白神山地の写真から導入
有田 和正
教師が「面白かった教材」とは
達人の心意気に触れる!
木田 孝也
「おらが町の日本一」の追究が面白い
阿部 隆幸
新聞記事を効果的に活用した道徳の授業
三洲 龍太
新聞記事には教材がいっぱい
小林 文雄
「名言」「ことわざ」から生き方を学ぼう
波戸 裕幸
「コンビニ」の経営戦略にせまる
武口 隆行
感動! 五十五円・三十円電池
吉田 博実
全国でも珍しい二つの川の立体交差
丸山 稔
教科書から面白い教材の開発
複数の「シート」の「重ね着」が教材化のポイント
小笠原 一彰
「やまなし」に思いを込めて
赤坂 真二
サイトをつかっておもしろ地図記号
村田 耕一
教科書から見つけるはてな
笹森 健司
わたしが最高に面白いと思った教材
国語/詩を通して「いのち」を考えよう
大越 和孝
社会/本気になる
勝又 明幸
算数/袋の中にどんな図形が入っているかな?
宇田川 浩樹
理科/学校の地層から化石を取り出す
岡田 篤
追試からめざめた教材開発
追試から学んだこと
梶原 健介
酒井式動物の描き方から開発した私のシナリオ
上木 信弘
知っているようで知らないことを教材化する
結城 正晶
「酒井式」の追試で夢を実現する
川口 啓二
わたしが見たすごい教材開発例
教材開発は人とのかかわりから
岩永 宏紀
素材研究の確かな授業づくり
森 秀樹
変容と見とり
小川 正嗣
日本民族の素晴らしさを伝える ペリー来航の授業
寺本 志穂
身近な所から思わぬ教材開発ができたとき
無洗米で授業する
角銅 隆
前からある教材の中に価値を見出す
渡邉 彰
不親切ほど教材発掘の場
宮木 奈津子
福岡県の梨は高い!?
丸山 俊信
面白いネタ開発の仕方のコツ
外国で面白いネタを探そう
松澤 正仁
アンテナを高くする
福田 祐二
新鮮な目は、生きのよいネタをつくる
藤本 浩行
ビューポイントはホテルの屋上
伊藤 勝広
他人の面白い授業から刺激された教材開発
昔からあった―今消えたモノ、今使われているモノ
書川 欣也
たった一つの〜で
山中 伸之
資料一つで一時間の授業
江口 儀彦
子どもが喜々として活動した教材開発
歴史人物フラッシュカード
藤田 大之
運動・人・自然へのかかわりを深める体ほぐしの運動
曽根田 靖志
百人一首でいろいろな力を育む
佐藤 俊一
ファインダーがとらえた子どもが心を動かす物・資料・板書
子どもたちと関わる
黒崎 美春
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
【国語】雨クイズ
瀧本 乘俊
エネルギー教育入門 (第2回)
省エネだけが目標じゃない学習を
寺本 潔
特別支援教育の現状と課題 (第3回)
学習障害(LD)・注意欠陥/多動性障害(ADHD)・高機能自閉症への支援
柘植 雅義
面白い本みつけた
『質問力』
三和 史朗
『イチローへの手紙』
青柳 和富
基礎学力をつける授業のネタ (第9回)
国語/「書く力」をアップする
山田 一
社会/社会科教材のよしあし:マクロ的な教材に目をつける
村上 浩一
算数/少人数指導の取り組みから学ぶ
田中 博史
理科/観察の基礎基本を育てる
竹内 健
現場実践をどう理論化するか (第9回)
理論と実践の狭間の中で
深谷 圭助
子どもの心を明るくするユーモア小話
子どもに学ぶユーモア
廣田 みちよ
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
総合的な学習 5・6年/オリジナルの筆作りで自分の世界が広がる!
福嶋 顕彰有田 和正
社会/探ろう!環境未来都市・エコタウン
庄 展彦有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第33回)
文学教材の新しい扱い(4)
野口 芳宏
〜山場の読解・鑑賞指導〜
社会科/これだけは教えたい基礎的用語の指導 (第9回)
江戸後期
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第9回)
郷土を知り自分を知る『立山研究』
米田 一毅

有田編集長のメッセージ

「子どもが面白い」ではなく、あえて「教師が面白いと思う教材の開発」としたのには、それなりのわけがあります。

 平成一四年度、七一九学級の授業を参観する機会がありました。この時気づいたことは、教師が楽しそうに授業していることが極めて少ないことでした。

 どうして楽しくないのだろう、授業は本来面白く、楽しいものなのに――と思いました。

 そのうち理由がわかってきました。

 教師が「教材を面白い」と思っていないのだと。しかたなくやっているのだと。確かに、しかたなくやらなければならない内容もあるでしょう。

 しかし、教師が面白くない、楽しくないのに、子どもが楽しいはずがありません。面白いはずがありません。

 教科書を教えるにしても、内容を自分のものにして教えると、実に面白いのです。予想がくるったり、予想通りにいったりと、授業はなかなか一筋縄にはいきません。

 本号は、どうしたら教師が面白いと思う教材の開発ができるのか、そのノウハウをさぐってみました。

 多様な例を出しているので、自分に合いそうな方法で、教材を開発してみることをおすすめします。

 とにかく、やってみることです。やってみているうちに、「そうだ、こんなふうにやったら自分にもできそうだ」といったコツのようなものがつかめてきます。

 この意味では、先人の「追試」をしてみるのが一番でしょう。わたしなども、他人の実践や教材をみて、「面白そうだ」と思ったら順序など考えないで、すぐやってみていました。

 その結果、教科書をみても面白い教材がみえるようになったし、身の回りも少しはみえるようになりました。

 すると、あれだけ苦痛だった授業が、面白くてたまらなくなりました。つまり、ネタがつかめると、授業をしてみたくなり、やってみると面白いのです。こういう体験が大切なのです。いい体験をしてください。

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