教材開発 2003年10月号
授業づくりの基礎・基本の体得を

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教材開発 2003年10月号授業づくりの基礎・基本の体得を

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2003年9月
対象:
小学校
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業づくりの基礎・基本の体得を
巻頭論文
授業づくり4つの条件
有田 和正
授業の基礎・基本とは何か
これが大切! 二つの柱
安達 正博
授業の基礎は学習訓練 授業の基本は精選発問
千葉 真
情報の引き出しを豊かにする四つの方法
宮田 祐恵
「問題解決的な学習」を目指した授業展開を
儘田 茂樹
授業の基礎・子どもの変化をどうとらえるか
今の子どもにあった活動 3つのポイント
栗栖 清
変容を見とるには子どもの表現したものを大切にすべし
竹内 篤子
学校で気になる子ども
竹腰 愛尚
目に見える結果が子どもに自信をつける
大久保 奈生子
教材研究・教材開発のイロハ
国語/何気ない言葉も、こだわってみるとおもしろい
小林 誠一
社会/「『教材』とは何か」を考えよう
西尾 一
算数/教材研究「3つのチェック」と教材開発「2つの視点」
藤川 信利
理科/知識を創っていくことが楽しい理科に
清水 明
教科書教材の授業化の視点
先行実践を探し、子どもの実態に合わせる
三輪 健一
教科書教材の有効な活用の仕方
野瀬 浩司
「直写」が教科書教材の授業化の可能性を広げる
坂井 務
国語教科書教材の類型別調理法
山田 弘史
副読本の授業化の視点
教科書をヒントに、副読本を活用する
武田 樹恵
クジラとのつき合い方で探るこれからの水産業
居藏 基文
子どもの「調べ方」を鍛える地域発『副読本』の活用
小林 真幸
写真から授業をつくる
菅原 光敏
「追試のしかた」のイロハ
まねて、学ぶことで技量アップ!
福村 貴博
追試の力
山ア 一義
授業の流れをイメージしながら追試する
園田 眞理子
目の前の子どもたちを見つめる
石川 創未
「発問・指示」づくりのイロハ
子どもの変容を促す「指示」をしよう
野村 智明
前時の活動から、課題を的確にとらえさせ、考えさせる活動を展開させるための発問の工夫
佐川 山彦
歴史学習は主発問をいかにつくるか
橋本 宰
具体から抽象へ
中川 芳洋
「板書のしかた」のイロハ
子どもたちの様子が見える向山式板書法
中橋 利之
「板書とノートの一体化」から始める
村田 拓也
板書の色は赤・黄・緑の順番で
木村 睦男
「授業のしつけ」のイロハ
子どもはまねの大天才
猪俣 ふみ
当たり前のことを当たり前に行う
戸田 正敏
人の話を聞ける子どもに
白井 博司
ミニ特集 楽しく基礎・基本を学ぶ
星の学習入門 3
星を手に取って確かめ、学ぶ小4の星の学習
山田 幹夫
ファインダーがとらえた子どもが心を動かす物・資料・板書
地域と共に学びあう子ども達
川副 兼子
有田編集長のメッセージ
有田 和正
授業にすぐ使えるクイズ
【算数】パズル型ドリルに挑戦
黒川 孝明
特別支援教育の現状と課題 (第1回)
学習障害(LD)・注意欠陥/多動性障害(ADHD)・高機能自閉症への支援
柘植 雅義
面白い本みつけた
『フィールドワークでひろがる総合学習』
有田 和正
『消えたイワシからの暗号』
植田 博樹
基礎学力をつける授業のネタ (第7回)
国語/「要約力」をのばす
山田 一
社会/メディア情報活用力=インターネットや新聞を使う
村上 浩一
算数/イメージが育つ分数の授業
田中 博史
理科/ジアスターゼを使って、消化を学ぶ
竹内 健
現場実践をどう理論化するか (第7回)
「教師の行為」より「子どもの行為」にまなざしを向けること(3)
深谷 圭助
子どもの心を明るくするユーモア小話
教室で大声合戦!
山口 美智子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
道徳/先行実践との格闘
西尾 豊・有田 和正
国語・総合/「水の都」エコ会議を開こう
藤井 正人有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第31回)
文学教材の新しい扱い(3)
野口 芳宏
〜教師の助言やヒントの加え方〜
社会科/これだけは教えたい基礎的用語の指導 (第7回)
参勤交代から踏絵
有田 和正
編集後記
有田 和正
教科・総合の教材開発 (第7回)
わが町のプロジェクトX―パンフレットを教材化する
山田 洋一

有田編集長のメッセージ

 そもそも「授業」とは何だろうか。

 子どもの学ぶ意欲を引き出し、子どもに学力をつける、このように子どもを変えるのが授業であるといえましょう。

 また、「これだけは何としても子どもに教えたい」という強い願いをもって、教育技術を駆使して、子どもが「これは面白い。追究してみたい」というように変容させるのも授業でしょう。

 知っていることやわかっていることを明らかにすることではなくて、知らないこと、わからないことを明らかにして確かな「はてな?」をもたせることも授業です。

 大もとの子どもが大きく変容し、教科書の内容が変わって、授業づくりの基礎・基本がゆれてきています。

 つまり、授業の質が悪くなり、中高生から、「教師の質の悪化はすさまじい」と新聞に書かれるほどになっているのです。

 そこで、本号では、「授業づくりの基礎・基本の体得」をめざして、つまり、教師の授業力アップをめざして特集を組みました。

 授業の下手な教師は、子どもを把握することも下手です。だから、子どもの願いにマッチした教材の提示や活動を組むことができません。

 こういう教師には、これまでのすごい実践の「追試」をしっかりすることをおすすめしたい。ところが、「追試って何?」というのです。

 それで、「追試のしかた」のイロハから解き明かすことにしました。発問・指示・板書のしかた、それぞれ指導のイロハがあります。これをしっかり体得することです。

 なかでも、大切なのは「授業のしつけ」です。これができていないため、授業のイロハが生きないのです。どのようにして授業のしつけをするとよいのでしょう。

 子どもの興味・関心を引き出し、追究意欲を強くするには、教材研究や教材開発をして、面白い教材をみつけ出すことです。教科書や副読本にもいい教材があるし、身の回りにもあります。これらを生かす技術を身につけるべく本特集を組みました。

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