解放教育 2012年2月号
解放教育の核心と水脈

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解放教育 2012年2月号解放教育の核心と水脈

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ジャンル:
人権教育
刊行:
2012年1月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 117頁
状態:
絶版
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目次

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特集 解放教育の核心と水脈
〈座談会〉未来の解放教育実践を求めて―広がりと深まりは見えるか?
榎井 縁園田 雅春森 実
【コラム】あなたに出会えて本当によかった
榎井 縁
【コラム】しぶとく 長く じっくりと
園田 雅春
【コラム】解放教育・人権教育・同和教育
森 実
【寄 稿】声が聴かれる場―終刊によせて
今井 貴代子(きよぽん)
【実践報告】「オオカミだって生きているんだ!」〜奇跡をもたらした子どもたちの表現活動〜
池村 智津子
【資料1】『解放教育』一九七八年(95)「特集 書くこと書かせること〈解放教育入門3〉」より
ライバル三社の新聞活動―集団文化創造の喜びをわがものに―
園田 雅春
【資料2】『解放教育』一九七三年六月号(24)「特集 解放への自覚と教育」より
活動家への変革《公教育のなかの自分をふりかえって》
音野 修平
【資料3】『解放教育』一九七三年六月号(24)「特集 解放への自覚と教育」より
教育にとって「非行」とはなにか
解放教育編集部
【資料4】「国際識字年推進大阪連絡会編集発行『大阪との対話―パウロ・フレイレ氏大阪訪問報告』一九九〇年所収」
反差別の信念、あたたかさ、そして企画力
森 実
【資料5】『解放教育』二〇〇五年七月号(452)より
連載〈予告〉メディア社会を生きる〜メディア・リテラシーのすすめ〜
編 集 部
多文化な子どもたちの声にふれる (第26回)
「スポーツや」 からだをきたえて、ながいきできるおみせ
月刊『解放教育』終刊のお知らせ
沖縄散歩 (第24回)
市川トーマス友基さん、沖縄で、アメラジアンであることについて語る
野入 直美
〜繋がりのためにこそ、ひとりひとりのアイデンティティを大切にしないといけないんです〜
おもちゃばこ (第59回)
ひょっとしたら、「もちあじ」を決めつけていたのかな?
沖本 和子
〜ジェンダー平等の視点を育むとりくみ その1〜
編集部の本棚
『困ってるひと』大野更紗:著/『釜ヶ崎のススメ』原口剛,稲田七海,白波瀬達也,平川隆啓:編著
子どもを見る眼 (第35回)
行事での学びを日常にどうつなぐか
土田 光子
まいにち? マイニチ!
節分の思い出
ガウル
映画をみる、映画でみる (第34回)
過去に向き合い、人と出会うとは―「サラの鍵」
中村 一成
【コラム】ノリきれない国際開発仕事人のつぶやき (第23回)
「開発」の先は「幸福」?
戸田 亜理子
共生のトポス (第119回)
《岡真理さん講演より》この海の塩〜<パレスチナ>を通して考える私たちと「他者」との関係性(後半)
榎井 縁
〜この海の塩―パレスチナ問題について〜
編集後記

編集後記

▼いよいよ本誌の終刊をお知らせするタイミングになってしまいました。榎井さん、園田さんに編集委員になってもらい、この七年間いっしょに編集活動を重ねてきました。本号では、わたしも含めた三人の座談会を掲載するとともに、関連する文書や実践報告を載せることになりました。語り尽くせない思いはありますが、肝心なことはやりとりできたように思います。

▼わたしのなかでは、榎井さんには、多文化・ジェンダーなどの問題意識を本誌にもち込むことを期待してきました。実際には、そこに止まらず、かなり幅広い提案をもらいました。詳しくは座談会に譲りますが、表紙やグラビア、連載執筆者など、若い人たちの問題意識を取り入れる発想の多くは、榎井さん発であったように思います。

▼園田さんには、学校現場的な問題意識をつねに雑誌の底流においてもらうことを期待してきました。編集の中心を担当した号では、つねに全国各地の仲間づくりの魅力満載の実践を読むことができました。園田さんが編集委員としていてくださることで、「ぶれずにいられる」と、安心して編集にあたることができたと感じます。

▼編集事務局をお願いしてきた山本淑子さんには、ときには次号のプランさえなかなか出せない編集長に、ときには督促、ときには叱咤激励と、お世話になってきました。まあ、ストレスがたまって仕方のなかったことだろうと、お詫びかたがたの思いでおります。

▼困ったときの桂前編集長頼みも得意の手でした。アイデアをいただいたり、対談の相手役をお願いしたりで、いつも引き受けていただきました。

▼愛読してきてくださった皆さんには、終刊ということで申し訳なく思っています。教育現場が急激な世代交代を迎えている現在、本誌が何らかの役割を果たせたとすれば幸甚です。とりわけ大阪府・市の学校現場では知事や市長の交代に伴って予断を許さない情勢です。これをのりこえて次の世代へとつなぐことが求められています。このタイミングで本誌を通じての活動ができなくなるのはひじょうに残念です。

(森)

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