- 特集 アイヌ民族の未来と教育
 - 解放教育としてのアイヌ民族教育
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 - 【資料】アイヌ民族に関する人権教育検討委員会報告 『アイヌ民族の学習』をすすめるための指針(抜粋)―職場討議資料bPより
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 - 発刊にあたって
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 - はじめに
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 - T 「アイヌ民族の学習」の現状
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 - U 「アイヌ民族の学習」の到達点と課題
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 - V 教育は何をすすめていくべきか
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 - W 「アイヌ民族の学習」の方法
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- 多文化な子どもたちの声にふれる (第15回)
 - これからにほんごのべんきょうをはじめます
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- 北のおるた〜北海道からの便り〜 (第17回)
 - 「遊」の二〇年を祝う
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- まいど、おおきに! (第12回)
 - 最終回
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- おもちゃばこ (第48回)
 - あふれる本気 教室は多様なもちあじのおもちゃ箱
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- 編集部の本棚
 - 『DAYS JAPAN』(月刊誌)株式会社デイズジャパン:発行/『ぼくも ぼくのこと すき』野田道子:文、太田朋:絵
 
- アフガンに生きる子どもたち (第12回)
 - おとなたちの責任
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- 【コラム】ノリきれない国際開発仕事人のつぶやき (第12回)
 - グローバル人材育成の謎
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- 子どもを見る眼 (第24回)
 - 子どもに迫りきれない背景
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- まいにち? マイニチ!
 - いつもどおり
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- 共生のトポス (第108回)
 - 日本語に躓く状況に置かれた子どもたち(前編)
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- 映画をみる、映画でみる (第23回)
 - 「わからないということ」から始めるために
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 - 〜人間の不可能を描くドラマの力〜
 
- “授業を創る”ということ (第12回)
 - ひとりの子どもに寄り添うことから=学習集団づくり
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- 編集後記
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編集後記
▼アイヌ民族の教育について、本誌ではこの一〇年の間でも何回か特集として組みました。これまではアイヌ民族のなかでも文化や教育の運動にかかわっておられる方たちにインタビューをしたり原稿をお願いしたりしてきました。今回は、北海道教組の設置したアイヌ民族に関する人権教育検討委員会報告「『アイヌ民族の学習』をすすめるための指針」の紹介を中心にさせていただきました。掲載を快く承諾くださった北海道教組に心よりお礼申しあげます。
▼わたしは、一九九五年の大阪教研から、日教組教育研究全国集会に参加させていただき、以後人権教育分科会に共同研究者としてかかわってきました。その間、日教組教研の人権教育分科会にも、北海道教組からアイヌ民族にかかわる実践報告が出され、それをめぐって議論が交わされてきました。ただ、アイヌ民族の人自身による報告はなかったと記憶しています。一九七〇年代の記録を読むと、当時はアイヌ民族の人たち自身による報告もあったようです。日本政府がアイヌ民族を先住民族と認め、北海道ウタリ協会が北海道アイヌ協会に名称を変更し、さらに北海道教組がこのような指針を出しています。日教組教研における北海道からの報告がさらに厚みを増すのではないかと期待しています。
▼本号の特集では、これ以外にも掲載の可能性を追求していた内容がありました。わたしの不手際で、それはかないませんでしたが、もしも機会があれば、ぜひ紹介したい魅力的な内容です。関係の皆さんに、お詫びとともに、ご協力いただいたことへのお礼を申しあげます。
▼年末年始にカンボジアのシェムリアップに行っていました。当地に卒業生が一人住んでおり、他の卒業生とともにその卒業生を訪ねての旅です。アンコールの遺跡群からカンボジアの悠久の歴史を感じ取って寂寥感を抱くとともに、農村地域の二つの識字教室におじゃまして、今を生きる方たちのエネルギーを感じ、カンボジアのイメージが大きく変わりました。企画してくれた卒業生と、ガイド役をしてくれたその友人に感謝しています。
(森)
- 
明治図書
 
















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