- 特集 やんちゃ君も一気に巻き込むパワー言葉17
- 巻頭論文
- 年度初めのスタート やんちゃたちを一気に巻き込むパワーをもった言葉は、強い味方
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- 目立つタイプ 反抗的な子
- その子に合った対応や言葉がけをすれば、どの子も必ず変わる。どの子も必ず成長する
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- 陽気で調子に乗りやすい
- 褒めて褒めて、時には締めて、教師が一番に楽しむこと
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- 元気いっぱいに動く子
- 褒め言葉とプラスの言葉かけでやる気を育てる
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- すぐに一言反応する子
- すぐに一言反応する子には、楽しむ・受け流す・無視する・注意する 四通りの対応法
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- 叫ぶ子
- 叫ぶやんちゃ君には叫び出す前に行う作戦5で対応せよ!
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- すぐにおしゃべりする子
- 「おしゃべりを止めなさい」の注意よりもおしゃべりできなくする手を考えよう
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- ふざける子
- ふざける子には、機をとらえた短い指導と継続的な指導で節度を持たせる
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- 手いたずらする子
- まずは手いたずらをさせない環境をつくる。それでもしてしまう子への低刺激な対応
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- 周りに無関心な子
- 自分のことしか見えていないM君 先手必勝で「すごい!」と褒める
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- すぐに他の子とトラブルになる子
- システムと指示で動かし、褒めて巻き込む
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- 表情が乏しい子
- できている事を示し、認め、「君ならできるはず」と褒め続け、固い表情を変えていく
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- ADHDの疑い
- セロトニン5で子どもと接する
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- プラス言葉で、ADHDの子のあふれるやる気を引き出すクラス経営を
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- アスペルガータイプ
- プラスの言葉でその子のよさを表現する。どの子にも満足感を与えることが大事である
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- 叱らずに、褒めるところを見つけすぐ褒める、先手で制す、主役にする
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- 立ち歩くタイプ
- 子どもの一年の成長に合わせて変化させる言葉かけ
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- 体が支えられない子
- 体が支えられず集中ができない そんな子が気持ちよく取り組める言葉とタイミング
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- 給食・掃除当番システムのアイデア
- 低学年:ルールを示し一目で分かるように掲示
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- 中学年:一人ひとりの役割を明確にし、教師が手本を示すことでどの子も進んで働くようになる
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- 高学年:だまって掃除ができるアイデア・どの子も活躍する一人一役掃除当番
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- 中学校:一人一役制で給食・掃除当番を公平に回す
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- 男の先生と、女の先生
- 常に全体に目線を配る
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- サークル活動報告
- TOSS大阪きずり 東大阪市立荒川小学校理科室/ほか
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 気持ちを奮い立たせて、新しいチャレンジをしよう
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- だから「魅力的」TOSS女教師像
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- 〜強くたくましい女性たち〜
- 向山先生への師尾突撃インタビュー (第1回)
- 今の子どもたちは優しい子が多い。かつての向山学級の「一匹狼のたくましさと、野武士が如き集団を!」を追いかけた。「一匹狼」とは、「野武士」とは……。そしてどのように育てれば強い集団が出来上がるのか
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 本当に魔法のとびなわだったスーパーとびなわ
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- 若い先生へのエール (第1回)
- 一番基本のシステムづくり 全体にいきわたるルールを早くに成立させること
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- よみがえる向山実践のウラ技
- 向山実践のウラ技と言うより、「ウラ側」。向山実践を使いこなせなかった時の失敗。失敗からも大きな学びがある。「我流は絶対だめ!」ということ
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- すぐ使えるイラストページ
- 新学年のめあてカード
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- 新学年の学年・学級通信イラスト
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 楽しく創造的な係活動の指導
- 1年生/係活動 当番的な係とは別に活動
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- 2年生/子どもたちが考える範囲で工夫させ、場と時間を配慮する
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- 3年生/総合商社を組織する
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- 4年生/「創造的な係活動が生まれる仕組み」をつくる
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- 5年生/対話で創造的活動を!
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- 6年生/実態を見つめて組織しよう
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- 中学生/システム化する 〜生活班を利用して〜
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- すぐ使えるファックスページ
- 宿題プリント(算数)
- 1年用/色ぬりで楽しく概念形成
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- 2年用/楽しく行う1年生のたし算の復習
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- 3年用/学校に集合! おくれたのはだあれ?
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- 4年用/難問題を宿題プリントにプラスする
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- 5年用/小数の復習でどの子も自信をつける
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- 6年用/スタートダッシュを助ける宿題プリント
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- 保護者の信頼を勝ち取る教室の“チャームポイント”
- 子どもの活動・様子が分る教室掲示を意識して信頼を勝ち取ろう
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- 女教師流“時短”ができる生活術
- 年度初めの準備が時短のカギ
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- 特別支援学級ほのぼの便り
- 「ふれあい囲碁」でみんななかよし
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- やんちゃの集団に統率力発揮!
- 毎日の積み重ねが信頼関係をつくる
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- 学年主任 押しの一手 (第1回)
- 見通しと段取りをつけての一手で無理なく進められる
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- 個を鍛える・クラスを鍛える授業 (第1回)
- 授業を客観的に見る作業が、力をつける授業の第一歩
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- 海外教育事情 (第1回)
- ドイツ編/子供に厳しく、優しくみんなで子育て
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- センスある女教師を目指して
- バイタリティをもったセンスある女教師になるために
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- 女子学生ただいま教師修業中
- しなやかでしたたかな女教師を目指して
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- 子育て奮戦記
- 子育て期の教師生活をグ〜ンと楽にする3つの方法
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- 〜多くの知恵を武器に子育て期を乗り切ろう〜
- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 怒鳴らずに指導する
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- やる気満々 しなやかに・したたかに (第1回)
- 「がっかりしないで、次」悩んでいる間に、行動する!
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- こいのぼりのアラカルト
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巻頭言
気持ちを奮い立たせて、新しいチャレンジをしよう
本誌編集長 石川裕美
教師の生活は、一年サイクルである。うまくいかなくても、リセットして再スタートができる。一方で、毎年のルーティーンワークで、慣れが出てくる。失敗のないように、うまくいってほしい……と願う女教師は、毎年きちんと計画を立て十分準備をして、つつがないスタートを目指す。その結果、同じことを積み重ね安定してくる。それが一番心地よい。
自分の生活も忙しい女教師は安定が一番になる。それだけでいっぱいになる。しかし、経験が一年二年と積み重なり、そのうち新鮮味もなくなり、同じことの繰り返しとなる。
私たちにはリセットであるが、目の前の子どもたち、生徒たちは違う。毎年の活動は新しい出会いであり、楽しみである。大きな期待もあり、わくわくする興奮でもある。混乱もある。新しいことが苦痛な子もいる。
社会が変化し、子どもたちの生活も変わってきた。新年度のスタートでの新しい担任との出会いを神妙に受け止めるのが常識だった時代ではなくなった。
社会は変わっているのだ。教師だけが、何十年も前からの感覚で仕事をしているのだ。何も新しいことがない。
かまわなくなった服装、体重に身を任せた歩き方、気まぐれで口に出す言葉遣い、思いつきの発言、生活圏だけで判断する知性が、どんどんと教師の中に蓄積される。その結果、目の前の子どもたちの意識とどんどん離れていく。
新しいことへのチャレンジは、意識していないとできない。それでも新しいチャレンジは、大きな変化である。新年度の小さな一歩を目指していこう。小さな一歩が次の一歩につながるはずだ。
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- 明治図書