- 特集 教育技術一日まるごと点検―朝の会から帰りの会まで
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- 掃除のさせ方・片付け方などの点検
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- 帰りの会
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- 帰りの支度をどのようにさせるか
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- 褒めることを探してでも褒める
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- 褒めるチャンスをのがさず、つなげていく
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- 子どもがかわいくなる褒め言葉
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- 男の先生と、女の先生
- 呼びかけ指導は、個別評定で激変する
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- 第7回TOSS全国女教師ML模擬授業大会
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 学級経営は時間のマネジメントからスタートせよ
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 心から尊敬のできる、一人の女教師との出逢い
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- 高段者へのインタビュー
- 授業技量を上げるには、検定を受け続けること、どんな場面でも信念を通すこと
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- 〜杉山裕之〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 良いと思ってやったことが我流だった
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 法則化運動は、若い教師が推し進めた
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- 学年末達成度確認の方法は?
- 1年生/漢字・算数チェックはこの方法
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- 2年生/九九の習得 クラス26人全員を目標!
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- 3年生/漢字はこの方法で確認
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- 4年生/地名・地図記号の定着
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- 5年生/まず基礎学力の習得を
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- 6年生/小学校理科の総まとめ
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- 中学生/素直に「ごめんなさい」と言えること〜その人間関係をつくる〜
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- すぐ使えるファックスページ
- 隙間時間で使える暗唱教材
- 1年用/じっくりなぞって覚えよう
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- 3年用/リズムある楽しい暗唱教材〜北原白秋編〜
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- 高学年・中学校/戦争と平和について考える 高学年にも絵本の読み聞かせ
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- 新指導要領にむけて、各地の準備はいかに?
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- 卒業式は、定時制四年間の教育の試金石!「別れの演出」
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- 〜クレヨン・絵の具で豊かに表現〜
巻頭言
学級経営は時間のマネジメントからスタートせよ
本誌編集長 師尾喜代子
一時間目、校内を歩くと、授業が始まっている時間なのに、まだ「朝の会」をやっているクラスが多くある。また、「帰りの会」が長引いて、下校が極端に遅いクラスもある。終業式の日、下校時刻が過ぎてもまだ「通知表」を配っているクラスを見たこともある。
終了時刻を守れない教師が、子どもに「遅刻しないように」といっても説得力がない。会議も同様。
時間をマネジメントすること、段取りよく子どもを動かすこと、子どもはそうしたことも教師から学ぶのだ。
時間をマネジメントすることは結局、自分の教育技術、学級のシステムを整えることと関係がある。
TOSSでは「帰りの会はやらない」というクラスもあるが、実際には翌日の連絡や持ち物などについて、どこかで工夫して伝達しているはずだ。時間を守らせることも、忘れ物をさせないことも、教師の力量にかかっている。
効率だけでなく、「新学習指導要領」にも示されている「言語文化」や「学力の習得」を意識した「朝の会」「帰りの会」や「宿題」の出し方なども考えられる。
学校での様々な場面において、教師の力量、教育技術が結局は子どもたちの学力、生活に大きく反映されるのだという意識を、もっと持たなければならない。
「あの子は、また忘れ物をした。」
「そうじをさぼっている。」
と口に出す教師がいる。自分のせいだとは微塵も思っていない。すべて、教師の力量不足だ。
子どもたちが、登校してきて、帰るまでの教育技術すべてを総点検してみる。見えなかったものが見えてくるに違いない。
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- 明治図書