女教師ツーウェイ 2009年3月号
教育技術一日まるごと点検―朝の会から帰りの会まで

N051

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女教師ツーウェイ 2009年2・3月号教育技術一日まるごと点検―朝の会から帰りの会まで

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2009年1月22日
対象:
小・中
仕様:
A5判 124頁
状態:
絶版
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目次

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特集 教育技術一日まるごと点検―朝の会から帰りの会まで
巻頭論文
TOSSに入れば仕事ははやくなる
師尾 喜代子
朝の時間
登校したら
山下 理恵
朝の会
神田 朋恵
朝読書
中谷 結花
朝学習
川神 幸
休み時間
休み時間の前に
手塚 美和
休み時間の過ごさせ方
桑原 陽子
休み時間が終わったら
水野 彰子
授業関連
ノートの提出・チェックの方法
吉田 沙智
筆箱や忘れ物の点検・チェックの方法
頓所 陽子
教室移動のさせ方
上木 朋子
特別教室の使い方
鈴木 恭子
教室以外の活動
遠藤 真理子
給食の時間
給食の片付けの工夫
今浦 敏江
給食当番のさせ方の工夫
野 宏子
教師の給食中の仕事
溝端 久輝子
掃除の時間
掃除当番の工夫
南 尚美
掃除のさせ方・片付け方などの点検
藤崎 久美子
帰りの会
どんなメニューで行うか
岩井 友紀
帰りの支度をどのようにさせるか
眞山 和加子
子どもに届く褒め言葉オンパレード
笑顔で「ありがとう」
早川 尚子
褒める「言葉」と「場」の組み合わせを考える
藤原 佳澄
褒めることを探してでも褒める
小室 由希江
感動を素直に言葉で伝える
坂井 ふき子
褒めるチャンスをのがさず、つなげていく
石川 裕美
子どもがかわいくなる褒め言葉
糟川 恵美
男の先生と、女の先生
呼びかけ指導は、個別評定で激変する
小倉 郁美
第7回TOSS全国女教師ML模擬授業大会
溝端 久輝子
おすすめグッズ・整頓術
西岡 美香
巻頭言
学級経営は時間のマネジメントからスタートせよ
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
心から尊敬のできる、一人の女教師との出逢い
小宮 孝之
高段者へのインタビュー
授業技量を上げるには、検定を受け続けること、どんな場面でも信念を通すこと
石川 裕美
〜杉山裕之〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
良いと思ってやったことが我流だった
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
法則化運動は、若い教師が推し進めた
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
冬の植物
花本 亜由美
文集に使える題字やイラスト
小倉 郁美
学年別・今月のおすすめ指導
学年末達成度確認の方法は?
1年生/漢字・算数チェックはこの方法
小松 成子
2年生/九九の習得 クラス26人全員を目標!
山内 恵理子
3年生/漢字はこの方法で確認
近藤 仁美
4年生/地名・地図記号の定着
藤田 明子
5年生/まず基礎学力の習得を
山口 收
6年生/小学校理科の総まとめ
吉田 史緒
中学生/素直に「ごめんなさい」と言えること〜その人間関係をつくる〜
松竹 和子
すぐ使えるファックスページ
隙間時間で使える暗唱教材
1年用/じっくりなぞって覚えよう
中濱 麻美
2年用/低学年のうちから、名文にふれよう
佐藤 あかね
3年用/リズムある楽しい暗唱教材〜北原白秋編〜
小杉 聡
4年用/リズムにのって覚える漢詩
福井 えり子
5年用/何度も音読するからこそ暗唱できる
鎌倉 輝美
6年用/人間の成長ストーリー『論語』
中川 とも子
名作からの心の教育
低学年・中学年/「わたしのいもうと」〜命の重さを実感させる〜
森 雅美
高学年・中学校/戦争と平和について考える 高学年にも絵本の読み聞かせ
藤井 伸子
女教師流パソコン活用術
パソコンを制する女教師は学校を制する!
矢口 純子
女教師データベース
新指導要領にむけて、各地の準備はいかに?
石川 裕美
女子学生ただいま教師修業中
常に学び続ける姿勢を大切に
吉田 知美
女教師のやる気まんまん
サークルのおかげで、今の自分がある
風間 麻江
子育て奮戦記
育休が明けて仕事復帰!多忙な毎日……。でもサークルで元気をもらう!
佐藤 純子
女教師・学校を動かす術
「学年の和」に潜む崩壊の芽
太田 聡美
中学女教師・腕力なき指導を目指して
「授業の原則十ヵ条」で教師も生徒も変わる!
小川 晶子
女教師はまたまた見た
卒業式は、定時制四年間の教育の試金石!「別れの演出」
中川 とも子
保健室奮闘記 (第41回)
親子ドックの衝撃的な結果に唖然となる!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
師尾 喜代子
酒井式描画指導
「ジャックと豆の木」
神谷 祐子
〜クレヨン・絵の具で豊かに表現〜

巻頭言

学級経営は時間のマネジメントからスタートせよ

本誌編集長 師尾喜代子


 一時間目、校内を歩くと、授業が始まっている時間なのに、まだ「朝の会」をやっているクラスが多くある。また、「帰りの会」が長引いて、下校が極端に遅いクラスもある。終業式の日、下校時刻が過ぎてもまだ「通知表」を配っているクラスを見たこともある。

 終了時刻を守れない教師が、子どもに「遅刻しないように」といっても説得力がない。会議も同様。

 時間をマネジメントすること、段取りよく子どもを動かすこと、子どもはそうしたことも教師から学ぶのだ。

時間をマネジメントすることは結局、自分の教育技術、学級のシステムを整えることと関係がある。

 TOSSでは「帰りの会はやらない」というクラスもあるが、実際には翌日の連絡や持ち物などについて、どこかで工夫して伝達しているはずだ。時間を守らせることも、忘れ物をさせないことも、教師の力量にかかっている。

 効率だけでなく、「新学習指導要領」にも示されている「言語文化」や「学力の習得」を意識した「朝の会」「帰りの会」や「宿題」の出し方なども考えられる。

 学校での様々な場面において、教師の力量、教育技術が結局は子どもたちの学力、生活に大きく反映されるのだという意識を、もっと持たなければならない。

 「あの子は、また忘れ物をした。」

 「そうじをさぼっている。」

と口に出す教師がいる。自分のせいだとは微塵も思っていない。すべて、教師の力量不足だ。

 子どもたちが、登校してきて、帰るまでの教育技術すべてを総点検してみる。見えなかったものが見えてくるに違いない。

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