女教師ツーウェイ 2007年5月号
黄金の三日間の徹底準備―私のローラー作戦例27

N040

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女教師ツーウェイ 2007年4・5月号黄金の三日間の徹底準備―私のローラー作戦例27

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2007年3月16日
対象:
小・中
仕様:
A5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 黄金の3日間の徹底準備―私のローラー作戦例27
巻頭論文
年度はじめの「これでもか」という準備
石川 裕美
児童生徒の名前の覚え方・私の秘策
読む・書く・唱える・そして強く決意する
後藤 知春
写真カルタで完璧に顔と名前を覚える
薄井 健文
春休みにしておくと楽な準備
バイブルとなる本を読み一年の土台を作る
吉田 晴美
学級の係活動・当番活動
快適な学校生活を送るイメージを
中濱 麻美
給食のシステムの成功法
仕事分担のシステムとおかわりのシステムを作る
小澤 恵
席替えの方法・配慮事項
前の席は得をする!という雰囲気を作る
渡部 博子
掃除当番の指導
イライラ掃除から、らくらく掃除へ
君島 幸紀子
校務分掌の仕事一年間を見通した準備
計画を立てて即行動!!
南 尚美
よくある子どもの最初のアドバルーン
毅然と!リーダーとして判断する
真鍋 陽子
子どもたちとの出会いの時の話
事前の準備と授業技量で勝負する
川神 幸
趣意説明で学習用具の用意
保護者にしっかり趣意説明をする
八幡 加奈子
前日に準備することチェックリスト
準備万端整え、子どもの前に立とう
勇 和代
教室掲示計画
シンプルイズベスト・一目でわかる掲示物
楢原 八恵美
新学期第一日目にすること
ルールと授業・ほめてやる気にさせる
柿崎 厚子
新学期第二日目にすること
一日目にほめきれなかった子どもほめて、ほめて、ほめまくる
溝端 久輝子
新学期第三日目にすること
三日目は、勉強のことが中心
滝脇 友紀
三日間が過ぎた後の注意ポイント
システムの徹底と王道である授業こそ大事にする
田邉 ゆかり
新学期が始まってからの休日の過ごし方
休日だ!TOSSデーに行こう!
吉田 れいか
学習習慣をつける時の段階
「○○できるようにする」作戦を練ろう
竹松 朋子
私の授業準備ノート
一人ひとりが見えてくるノート作り
三城 利惠
効率のよい授業準備ノート作り
土肥 ゆかり
春休みの仕込みで一年間を乗り切る
千葉 康弘
新学期週案の役立つ活用法
週案簿に全て書き込み、フル活用!
矢吹 優子
一学期分やっておくと便利なこと
時間を有効に使うには、TOSSランドの資料収集から
佐藤 尚子
子どもの情報配慮事項
特別に支援の必要な子を事前にチェック
岩本 友子
これは便利、文房具の用意
こだわりの文房具、時間短縮を生む文房具
古堅 加恵
学校予算でぜひ要求したいもの
スマートボードを学校に
田中 裕美
男の先生と、女の先生
ゴミを拾わせるにも、工夫が必要
小倉 郁美
第1回TOSS中学女教師セミナー
進士 かおり
新年度準備おすすめグッズ・整頓術
神谷 祐子
巻頭言
日々の積み重ねが大きな成長を生む
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
したたかで強いTOSS版母ちゃん先生
木村 重夫
高段者へのインタビュー
新年度準備はこうする!〜箱根合宿にて〜
石川 裕美
〜伴 一孝〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
教師―別れと出逢いが宿命(さだめ)の仕事
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
自由気ままな時代にであった児言研の研究
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
春の季節の風物
亀田 素子
目当てカード
平山 優希
4―5月のオススメ教材
国語で学習習慣をつける
頓所 陽子
算数で学習習慣をつける
上木 朋子
4―5月の行事の取り組み
入学式 始業式
石川 裕美
初めての授業参観
山崎 一樹
すぐ使えるファックスページ
年度はじめの算数テスト
1年用/子どもたちの実態を見極めよう
戸村 隆之
2年用/くり上がり、くり下がりの計算能力を把握することが重要
堀 寛子
3年用/かけ算九九・筆算はこれでばっちり
永田 智子
4年用/3年生の復習
津下 哲也
5年用/4年生で、これだけは身についていて欲しい
遠藤 真理子
6年用/5年生までの計算力を測る25問
大関 貴之
名作からの心の教育
低学年・中学年/何度でも言って聞かせよう!「羊飼いのようになっちゃうよ」
佐藤 貴子
高学年・中学校/人間としてあたりまえと思うこと
間宮 多恵
女子学生ただいま教師修業中
刺激を大学生活に!!
豊田 純子
女教師のやる気まんまん
あたたかくて楽しい! 女教師サークルの魅力
森 香織
子育て奮戦記
育休明けでヤンチャ君勢揃いの1年生の担任になる
小宮 美穂子
女教師・学校を動かす術
20代での女教師体育主任のすすめ
太田 聡美
中学女教師・腕力なき指導を目指して
何よりも、やっぱり授業
向井 ひとみ
女教師はまたまた見た
「スキマ時間を使う」=何もしていない時間を減らすこと
奥田 純子
保健室奮闘記 (第30回)
性教育には、メディアリテラシー教育がとっても大切!
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
ことば書道
努力
神谷 祐子

巻頭言

日々の積み重ねが大きな成果を生む

本誌編集長 石川裕美


 新年度が始まった。さあ、一からやり直しだ。

 毎年毎年、春になると意欲満々で、どんな困難も乗り越えられそうな気になる。今度こそ討論の授業をもっと成功させよう、クラスイベントを新しいものにしよう、授業のレベルをあげよう……と、次々とやりたいものがあふれ出る。

 なのに、一年経つとどうだろう結局、あたふたして日々が終わる。家に帰ってぐったりとし、仕事に追われ、翌朝、体にむちうつように家を出る。

 教室で、「ああ、今日も授業が沈んでしまった」「今日も叱ってしまった」と繰り返している。何をそう焦っているのだろうか? 何をイライラとしているのだろうか? 子どもたちの今日の笑顔が見えているのか? 授業中のつぶやきが聞こえていただろうか?

 ちょっとでもうまく行かなかったことに引きずられ、意欲が衰え、まるで全てがだめなように思えてしまう。

 きっとそれは「完璧主義」なのだ。「100%うまくいかないといけない」と、いつの間にか自分を追いつめている。毎日、目の前の子どもたち、生徒たちと小さな進歩を見つけ、喜べる1日にしよう。

 毎日うまくいくとは限らない。自分の指針をしっかり持って、欲張らず、力を過信せず、一歩ずつ歩みを進めよう。仕事はいつも余裕をもって、100%頑張るのではなく、ちょっとだけ昨日より頑張ってみよう。

 子どもたちの笑顔を見て、つぶやきをとらえることができなければどんな頑張りも、からまわりなのだから。

 さあ、リセットだ。

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