女教師ツーウェイ 2006年1月号
あなたの実践―食わず嫌いで損していませんか

N032

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女教師ツーウェイ 2006年12・1月号あなたの実践―食わず嫌いで損していませんか

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2005年11月22日
対象:
小・中
仕様:
A5判 122頁
状態:
絶版
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目次

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特集 あなたの実践―食わず嫌いで損していませんか
巻頭論文
教師修業が教室の子どもたちに届く
師尾 喜代子
今わかる、自分の食わず嫌いと我流
学習指導
我流と知っててやめられなかったあれこれ
西岡 美香
学習プリントでは力はつかないノートに書くから力がつく
坂井 ふき子
この子のせいではない!指導力がすべて
蔵田 紀子
学級経営
まずはやってみる!子どもたちが必ず答えをくれる
東 しのぶ
「やってみて」分かる
柿崎 厚子
五色百人一首をしようとしなかった私
寺田 真紀子
今気づく、食わず嫌いと思いこみ、そして真実
私は間違っていないという思いこみと真実
「なぞりなさい」ってプロの教師がやることなの?
越智 鈴穂
聞いたことを鵜呑みにしてはいけない自分で確かめること
奥田 純子
子どもが悪いという思いこみと真実
教師が変われば子どもも変わる
佐々木 尚子
高学年女子だって本当はおかわりをしたかった
上杉 圭子
親が悪いという思いこみと真実
一方的な思いこみで信頼をなくす
進士 かおり
忘れ物は教師の対処で回避できる
坂本 典子
ユースウェアの食わず嫌いを脱出したら、子どもの学力向上が見えた
漢字指導
しつこい漢字指導からの脱却
太田 聡美
指書きとなぞり書きのチェックの甘さが、子どもの習得率を落とす
橋 まゆみ
計算スキル
二度の失敗を経験して
末冨 奈津子
教えちゃいけない、一人で解けるようになっている
西野 一葉
算数教科書
悔し涙が子どもを成長させる
佐藤 郁子
「中学生がする訳がない」は自分の心の弱さに対する言い訳である
月安 裕美
音読指導
教科書に丸一〇個から始まって、指名なし音読までステップを踏んで行う
有村 紅穂子
範読、音読カードよ、さようなら
飯塚 美代子
サークルに参加して見つけた自分の食わず嫌いと我流
サークル活動
あと一歩、踏ん切れないでいる先生方へ
池田 ルミ子
実は、百人一首は大嫌いで、一〇年間手付かずでした!
笠井 美香
たかが音読、されど音読
神田 朋恵
丸一〇個システムで、音読大好きに!
鯵坂 菜月
グレーゾーンの子への言葉かけ成功例35
子どもの反応や事実に即して
松田 修一
困っていることを助け、励ます
山田 高広
指示は短く明確にする
牧野 泰子
基本は、褒めること、認めること
水野 彰子
信頼関係を築く大切さ
高本 和美
心がほぐれる言葉をかける
神谷 祐子
眼差しと短い言葉かけ
石川 清子
褒める、認める
森 玲子
努力を褒め、行動を強化する
小野 隆行
若葉マーク先生のドタバタ日記
小さな親切に我流が忍びこむ
浅野 美也子
グラビア
TOSS女教師ML模擬授業大会選考会
衣笠 めぐみ中濱 麻美近藤 由佳藤田 博子
第2回北海道レディースライセンスセミナー
本川 恵美子
巻頭言
トラブル解決は授業だった
石川 裕美
巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
努力がもたらす輝き
千葉 幹雄
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
四人の女性有段者の授業
向山 洋一
すぐ使えるファックスページ
算数ミニテスト
1年用/かくれているのはだあれだ?
手塚 美和
2年用/九九でパズルをしよう
守屋 敏江
3年用/わり算で、おさるさんの口ぐせをうきあがらせよう!
古堅 加恵
4年用/かくれた文字を探せ!
桑原 陽子
5年用/でてくる文字は何かな?
八幡 加奈子
6年用/「分数のかけ算・わり算」の計算力をチェックする
井戸 砂織
すぐ使えるイラストページ
3学期に使える季節のカット@
小倉 郁美
3学期に使える季節のカットA
飯島 英明
夢とのギャップを乗り越える20代
セミナーは学びの宝庫!刺激を受けながら、楽しく教師修業
佐藤 あかね
家庭との両立を目指す30代
教師の仕事の全てのお手本が向山実践にある
向井 ひとみ
学校の重責をスマートにやりこなす40代
TOSSで学び、挑戦し続ける心意気
水谷 美穂子
教育改革を乗り切る50代
惰性を拝し、学び続ける楽しさを知る
田村 ちず子
読み聞かせ文庫
低学年/ファインプレーをありがとう
田中 由美子
高学年/努力の方法
山本 純
女教師授業修業への道
弱点を知り、日々の授業で修業する
新田 智子
女教師のやる気 (第12回)
大森先生&ジェニファー珍道中記in島根@
藤崎 久美子
女教師は見た (第12回)
「型」から入る!その真意とは?
赤木 雅美
保健室奮闘記 (第22回)
保健室の先生が、涙してパンツを洗う時
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
師尾 喜代子
酒井式描画指導
紙版画「こぶとりじいさん」
上木 朋子

巻頭言

トラブル解決は授業だった

本誌編集長 師尾喜代子


 女教師は、よい物を見れば、なりふり構わずそこに向かって行動を始めます。ただ、動き始めるまでが大変です。失敗や傷つくことを避けたいと思うからです。

 私は、向山先生に出会うまでは、「向山先生の研究集団には絶対入りたくない」と思っていました。「厳しそう」「こわそう」と思っていたからです。実際、向山先生と同じ学校に勤務し、向山先生の研究授業を見て、私は変わりました。それは、想像を超えるほどの明快な子どもへの対応を、次々と見せてもらえたからです。

 向山先生の討論の授業を見れば、説明など一つもいらなかったのです。いつしか、心から「授業が上手くなりたい」と思うようになりました。子どもたちへの明確な指示、教材に対しての分析力、これまで見たこともなかった教育技術に驚きました。

 事実こそが人を変えるのです。いくら人が「いい」と説明しても、理解できないのです。手応えを感じて、人は動き出します。

 私がかつてそうだったように、様々な実践に対して、食わず嫌いなのです。一歩足を踏み入れることができないのです。

 本号は、女教師が自分を見つめ、自己否定し、食わず嫌いだったことを受け入れ、我流や思いこみから脱出するための特集です。

 食わず嫌いで損している仲間に、「一度やってみると子どもが変わり、授業が楽しくなる」ということを伝えられる実践や報告を集めました。

 女教師たちが、我流や思いこみから抜け出した時、教師としての自信と子どもの笑顔を手に入れることでしょう。

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