- 特集 あなたの実践―食わず嫌いで損していませんか
- 巻頭論文
- 教師修業が教室の子どもたちに届く
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- 今わかる、自分の食わず嫌いと我流
- 学習指導
- 我流と知っててやめられなかったあれこれ
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- 学習プリントでは力はつかないノートに書くから力がつく
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- この子のせいではない!指導力がすべて
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- 学級経営
- まずはやってみる!子どもたちが必ず答えをくれる
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- 「やってみて」分かる
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- 五色百人一首をしようとしなかった私
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- 今気づく、食わず嫌いと思いこみ、そして真実
- 私は間違っていないという思いこみと真実
- 「なぞりなさい」ってプロの教師がやることなの?
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- 聞いたことを鵜呑みにしてはいけない自分で確かめること
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- 子どもが悪いという思いこみと真実
- 教師が変われば子どもも変わる
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- 高学年女子だって本当はおかわりをしたかった
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- 親が悪いという思いこみと真実
- 一方的な思いこみで信頼をなくす
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- 忘れ物は教師の対処で回避できる
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- ユースウェアの食わず嫌いを脱出したら、子どもの学力向上が見えた
- 漢字指導
- しつこい漢字指導からの脱却
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- 指書きとなぞり書きのチェックの甘さが、子どもの習得率を落とす
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- 計算スキル
- 二度の失敗を経験して
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- 教えちゃいけない、一人で解けるようになっている
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- 算数教科書
- 悔し涙が子どもを成長させる
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- 「中学生がする訳がない」は自分の心の弱さに対する言い訳である
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- 音読指導
- 教科書に丸一〇個から始まって、指名なし音読までステップを踏んで行う
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- 範読、音読カードよ、さようなら
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- サークルに参加して見つけた自分の食わず嫌いと我流
- サークル活動
- あと一歩、踏ん切れないでいる先生方へ
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- 実は、百人一首は大嫌いで、一〇年間手付かずでした!
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- たかが音読、されど音読
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- 丸一〇個システムで、音読大好きに!
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- グレーゾーンの子への言葉かけ成功例35
- 子どもの反応や事実に即して
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- 困っていることを助け、励ます
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- 指示は短く明確にする
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- 基本は、褒めること、認めること
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- 信頼関係を築く大切さ
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- 心がほぐれる言葉をかける
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- 眼差しと短い言葉かけ
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- 褒める、認める
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- 努力を褒め、行動を強化する
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- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- 小さな親切に我流が忍びこむ
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- グラビア
- TOSS女教師ML模擬授業大会選考会
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- 第2回北海道レディースライセンスセミナー
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- 巻頭言
- トラブル解決は授業だった
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- 巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 努力がもたらす輝き
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 四人の女性有段者の授業
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- すぐ使えるファックスページ
- 算数ミニテスト
- 1年用/かくれているのはだあれだ?
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- 2年用/九九でパズルをしよう
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- 3年用/わり算で、おさるさんの口ぐせをうきあがらせよう!
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- 4年用/かくれた文字を探せ!
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- 5年用/でてくる文字は何かな?
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- 6年用/「分数のかけ算・わり算」の計算力をチェックする
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- すぐ使えるイラストページ
- 3学期に使える季節のカット@
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- 3学期に使える季節のカットA
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- 夢とのギャップを乗り越える20代
- セミナーは学びの宝庫!刺激を受けながら、楽しく教師修業
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- 家庭との両立を目指す30代
- 教師の仕事の全てのお手本が向山実践にある
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- 学校の重責をスマートにやりこなす40代
- TOSSで学び、挑戦し続ける心意気
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- 教育改革を乗り切る50代
- 惰性を拝し、学び続ける楽しさを知る
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- 読み聞かせ文庫
- 低学年/ファインプレーをありがとう
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- 高学年/努力の方法
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- 女教師授業修業への道
- 弱点を知り、日々の授業で修業する
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- 女教師のやる気 (第12回)
- 大森先生&ジェニファー珍道中記in島根@
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- 女教師は見た (第12回)
- 「型」から入る!その真意とは?
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- 保健室奮闘記 (第22回)
- 保健室の先生が、涙してパンツを洗う時
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式描画指導
- 紙版画「こぶとりじいさん」
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巻頭言
トラブル解決は授業だった
本誌編集長 師尾喜代子
女教師は、よい物を見れば、なりふり構わずそこに向かって行動を始めます。ただ、動き始めるまでが大変です。失敗や傷つくことを避けたいと思うからです。
私は、向山先生に出会うまでは、「向山先生の研究集団には絶対入りたくない」と思っていました。「厳しそう」「こわそう」と思っていたからです。実際、向山先生と同じ学校に勤務し、向山先生の研究授業を見て、私は変わりました。それは、想像を超えるほどの明快な子どもへの対応を、次々と見せてもらえたからです。
向山先生の討論の授業を見れば、説明など一つもいらなかったのです。いつしか、心から「授業が上手くなりたい」と思うようになりました。子どもたちへの明確な指示、教材に対しての分析力、これまで見たこともなかった教育技術に驚きました。
事実こそが人を変えるのです。いくら人が「いい」と説明しても、理解できないのです。手応えを感じて、人は動き出します。
私がかつてそうだったように、様々な実践に対して、食わず嫌いなのです。一歩足を踏み入れることができないのです。
本号は、女教師が自分を見つめ、自己否定し、食わず嫌いだったことを受け入れ、我流や思いこみから脱出するための特集です。
食わず嫌いで損している仲間に、「一度やってみると子どもが変わり、授業が楽しくなる」ということを伝えられる実践や報告を集めました。
女教師たちが、我流や思いこみから抜け出した時、教師としての自信と子どもの笑顔を手に入れることでしょう。
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- 明治図書