- 特集 子どもとの関係で悩んでいる時
- 提言・子どもの拒否に出会った時
- 子どもの拒否には相応の理があるものだ
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- 「拒否」という言葉を取り払う
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- 「拒否」は自分を守りたいサイン
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- 拒否されて当たり前と考える
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- 子どもの根源的な欲求を満たす
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- 子どもから「なめられている」と感じた時
- 視線で勝負する
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- なめられてもほめる。それができるのが授業だ
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- 最後までやらせよう
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- 子どもの「意見」をどこまで聞くべきか
- 意見に知的な生産性が認められるか?
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- 「統率力」のもとに「意見」を聞くことが必要である
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- 子どもを「受容」せよ!
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- 子どもに嫌われていると感じた時
- 授業で勝負する〜信頼を勝ち得る教師の条件〜
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- たよりになるか、たよりにならないか ハッピーか、ハッピーでないか
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- つながりを保つための一二のポイント
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- まじめに授業に参加する子どもを増やすコツ
- まじめに授業に参加する子を「多数派」にする
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- 「成功体験の積み重ね」で増やす
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- 授業力で荒れた学校を再生する
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- なんと言っても「褒めること」
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- なぜ教師の「指導」が通じないのか
- その原因は、信頼関係にあり
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- 「通じてないぞ」と自覚する教師は成功の一歩を歩み始めている
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- 自分と生徒の事実にこだわり励まし続ける
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- 子どもの意欲を引き出す教師の働きかけ
- まず「一人の子を育てよ」が鉄則
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- 目的を明確にし、自信をつけ、喜びを実感させる
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- 「伸びている!」を実感させる
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第4回)
- 体験が心を育てる!どんどんつなげネットワーク
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- 心を育てる言葉かけ
- 子どもの疑問・質問に正面から答えよう
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- 子どもを守る学級の危機管理 (第4回)
- 下学年/おしゃべりばかりで指示が通りにくい時
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- 上学年/まっとうな精神でいよう
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- 中学校/夏休みの危機を乗り切る秘訣1
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- 学級の集団意識の高め方 (第4回)
- 小学校/初めての一年担任〜入学式当日から集団を意識させる
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- 中学校/五色百人一首でクラスの活動を活発にする
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- 学級をまとめる統率力を磨く (第4回)
- 小学校/崩壊学級を立て直した教師(二)
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- 中学校/「統率」するには「対応力」が要る
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- 学力形成としての集団思考 (第4回)
- 「正答主義」による空洞化した学びの再生
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- 編集後記
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編集後記
○…昨年の夏、京都で開かれた全国学校教育相談研究会の大会テーマは、「この時代を子どもたちと共にあゆむ」でした。今、子どもたちはさまざまな問題を抱えていると言われていますが、実は大人たちも同じ問題を抱えているとの指摘があります。
○…教室で突然キレて暴力をふるったり、暴言を吐くなど、怒りをうまくコントロール出来ない子どもに頭を抱えてしまう教師が居るのではないでしょうか。このような時「親のしつけ?」「わがままな子?」などとどこかに責任を押しつけるだけでは、問題の解決にはなりませんと大会講師は助言していました。
○…さらに最近では学校は災害、事件、事故といった危機にも見舞われています。そのために迅速な危機対応と聞き役の心のケアも必要とされています。
○…「教師を拒否する子」「友だちと遊べない子」が増えていると言われています。子どもとの関係で悩んで退職する教師も増えていると言われています。先輩教師はそんな時、子どもとの信頼関係が築けなかったのは、あなたが目線を下げていなかったから。子どもに入り込んでいこうとしなかったから。さらには、子どもの思いを何でも受け止めてくれる存在としての教師に、あなたはなり得ていなかった、などと助言していませんか。
○…問題は子どもの甘えや拒否の行動はどこから生じてくるか、子どもは教師とのトラブルを通して、何を訴えようとしているのか等々、さまざまな問題事例の分析、検討を通して、子どもとどう関わるかを明らかにしていくべきかもしれません。
○…本号は事例を通して、問題解明の提言を特集しました。
(江部 満)
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- 明治図書