- 特集 子どもに「危機意識」をこう徹底させたい
- 提言・子どもに身を守る意識をこう教えたい
- 日常的に「自己責任」の教育を
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- 四年前と同じではないか
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- 「いやだ」と叫べる子どもに
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- 自分の命は自分で守ることの大切さを
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- ネット時代にあって個人情報をいかに守るか
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- 低学年児に徹底させたい「危機意識」
- 知的で楽しい教室は危機を予防する
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- 自分で守る自分の命
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- ルールを守っていても危険はある
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- 中学年児に徹底させたい「危機意識」
- 危機意識はより具体的にシミュレートする
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- 具体的なエピソードで危機意識を徹底させ、対応法を身につけさせる
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- 最初に3つに絞って徹底する
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- 高学年児に徹底させたい「危機意識」
- 二つの力をもたせよう
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- キーワードは、「授業を通して」
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- 「まさか」を体験させ、実感させる
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- 中学生に徹底させたい「危機意識」
- 携帯電話のリスク
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- 「人工妊娠中絶」「性感染症」の授業に「インターネットランド」を使う
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- 「大地震」の体験をいかに「継承」するか
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- 鍛えられた子どもだけが危機意識を持つ
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- インターネットの危機意識を育てる
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- 安全教育の授業化―日常の危機管理をめぐって
- 子どもたちにはシンプルな一言を教える
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- 「仮定」で拡散させ「ゆさぶり」で収斂させる
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- 安全教育の授業化―災害対策としての危機管理をめぐって
- シミュレーションと実際
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- 避難訓練とリンクして授業を計画しよう
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- 安全教育の授業化―事故・事件の危機管理をめぐって
- 事故・事件の「セーフティー教室」のスキルを
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- 防犯教育の徹底を
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第3回)
- 「シンプル」な指示を出し、「褒める」ことで、やる気に満ちた楽しいクラスを創る
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- 心を育てる言葉かけ
- 他人の光で自分も光る
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- 6月の仕事
- 参観日の楽しい授業づくりの演出
- 保護者も勉強したくなるネタの連続
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- TOSSの教材を使ったオムニバス形式の授業にする
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- 向山型暗唱指導で全員が成功体験
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- 雨の日の室内遊びはこれだ
- システム化した五色百人一首をしよう
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- 雨の日も体と頭を動かして遊ぶ
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- たまの雨の日には、知的に盛り上がろう
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- 「力のある資料」で命の授業を創る―小学校 (第3回)
- 生きてるだけで人の役に立っている
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- 「力のある資料」で命の授業を創る―中学校 (第3回)
- 「命の授業」の視点を提案する
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- 母親失格 (第3回)
- ゆとりの教育とは?自ら学び、自ら考える力を養う→心を育てる
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- ネット時代の心の教育 (第3回)
- 食の授業は、子どもたちの脳と心に欠かせない!
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- モラルジレンマで道徳の授業を変える (第3回)
- オープンエンドの授業は心に残る!
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- 酒井式で子どもの絵が変わる (第15回)
- ガリバー旅行記の二つの構図
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- 変容する子ども世界 (第3回)
- ゲーム化する脳
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- 編集後記
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編集後記
〇…近年頻発している学校をめぐるさまざまな事件に対して、「日本人の危機意識」の欠如を指摘する声が多いようです。そのため予測せぬ事件が突発的に起きると、事前対応行動に積極的に取り組むことが出来ず、事件後の対応も後手に回ってしまうとの指摘があります。
〇…教育管理がされていない教育活動はないと言われています。あらゆる教育活動は危機管理があって初めて成り立つとも言われています。果たしてそうでしょうか。例えば「説明責任」を果たせと言われて、結果責任を問われた時に説明責任を果たす「説明」が出来るのかどうか、です。
〇…現在、危惧されているのは、現場における「生徒指導」の苦手な教師が増えていることです。校長の大森修氏(新潟市中野山小)が指摘されているように、問題が生じたときに「どのように何をしたらよいかわからない」教師がいることです。大森氏はその事例をいくつか挙げた後に「生徒指導という概念は根本的な改善を迫られるとした上で、生徒指導の中に危機管理意識を持ち込まなければ対応出来ない事態が頻発している」と警告されています。
〇…さまざまな事例に遭遇した時の対応出来るマニュアルは出来ているのだろうか、また教師は対応出来るのだろうかという警告です。その上で大森氏は法律違反には断固とした処分を主張しています。それは法治国家のあり方ではないかとも問いかけています。
〇…現場からは「自分の命は自分で守る」ことを教えようという提言さえ出ています。そのためには火災や地震の場合を想定して避難訓練や防犯教育の実施などの必要性も出されています。「安全教育」の主張です。
(江部 満)
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