心を育てる学級経営 2005年3月号
子どもの「問題行動」にどう対処するか

M242

«前号へ

次号へ»

心を育てる学級経営 2005年3月号子どもの「問題行動」にどう対処するか

紙版価格: 827円(税込)

送料無料

電子版価格: 744円(税込)

Off: ¥83-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
学級経営
刊行:
2005年2月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 子どもの「問題行動」にどう対処するか
提言・子どもの「問題行動」に即応出来る教師
問題行動の対処は子どもの心理理解から
松原 達哉
観察して仕掛ける
豊田 ひさき
「小指が動く」のを見逃さない教師でいたい
井上 好文
原因、結果で捉え、脳科学の知見で対応せよ
柏木 英樹
問題行動に即応できる教師は、授業に対応できる教師である
吉川 廣二
原因と対処の仕方が分かる
新牧 賢三郎
子どもの「問題行動」」への対処の仕方
「問題行動」を理解すること
朝野 光一
問題のある子をどう支えるか
岩下 修
確信犯的「問題行動」に立ち向かう
大谷 和明
生徒の問題行動に対処する前に、語るべきことがたくさんある
染谷 幸二
勉強に問題のある子への対処の仕方
出会いの日に実態を調査し、授業でほめ続けられるように戦略を立てる
赤石 賢司
四つのパターンに分けて考える
山田 一
最終的には、“脳科学”の理論を授業に……
瀧沢 広人
心に問題のある子への対処の仕方
母子共々医教連携でフォローすることが大切である!
山西 浩文
自分の殻に閉じこもってしまう子
漆山 仁志
困り感を見抜く 協力して指導する
石川 晋
友だち関係に問題のある子への対処の仕方
友達とぶつかる子には、負い目と自信のなさをカバーすることでのりきらせる
石川 裕美
トラブルをドラマ化する
山之口 正和
人との付き合い方の「見本」を提示し、「基本形」を身につけさせる
向井 ひとみ
しつけに問題のある子への対処の仕方
しつけの項目を絞る・教室は公共の場所
渡辺 喜男
最初の一週間が肝心
長谷 博文
関心を持ち、意識させ続けること
垣内 秀明
からだに問題のある子への対処の仕方
家庭と主治医と連絡を取り合う
伊藤 雅亮
全校職員が共通理解を図り指導する
根本 正雄
貧血・体調不良を起こす生徒にはこう対処する
星 美穂子
楽しいクラスをみんなで創る (第12回)
「鍛える国語教室」〜学習用語で「見える学力」型授業を実現!〜
柳谷 直明
心を育てる言葉かけ
「暗示」をかけて子どもを変える
有田 和正
3月の仕事
一年間の締めくくり―学級経営の自己評価
具体的な評定と子どもの声で評価する
田口 忠博
授業から振り返る
小倉 郁美
子どもの評価を真摯に受け止め、学級経営に生かす
森川 敦子
気になっていた生徒の作文に注目する
伊藤 和子
「こうすればもっとよくなる」思考でいこう
渡辺 大祐
年度末個人面談のポイント
保護者が不安にならず、やる気になるように話を進める
奥田 純子
みんなが成長したプラスイメージで締めくくる
厚 美佐
ものを準備して、子どもの事実を示す
坂本 典子
長所に気づかせ、事実でほめる
山本 雅博
次学年へ確実につなげること
山田 高広
学級の教育力を生かす学習集団の再構築 (第12回)
学習集団づくりによる学校開発
深澤 広明
子どもは仲間集団によって育つ (第12回)
子どもの疑問に答えよう
明石 要一
「学級経営力」を高める私の修業 (第12回)
教師の思い、情熱は二十年たった今でも教え子は覚えてくれている
板倉 弘幸
酒井式で子どもの絵が変わる (第12回)
完結シナリオ「モチモチの木」
酒井 臣吾
効果的な勉強法のすすめ (第12回)
小学校低学年/最後の授業は、詩か合唱で締めくくる
吉川 廣二
小学校高学年/理科に向山型算数を応用する!―5年理科「てこ」―
小林 幸雄
小学校高学年/学んだ勉強法は、学び方(勉強の仕方)シートで定着させよ
柏木 英樹
学級担任の責任を問う (第12回)
担任教師へのエール
大森 修
編集後記
江部 満

編集後記

〇…よく指摘されることですが、教師が一人の子どもの問題行動に振り回されると、その影響は学級全体に波及してしまう、と言われています。その影響として、第一に挙げられているのは、学級集団としてのルールが崩れていくことです。多くの子どもが学級内の規則や集団生活のマナーを守る努力をしているのに、その秩序を乱す子どもの問題行動は、学級全体に波及していくわけです。

〇…第二には、学級内の人間関係が崩壊することです。その結果、授業中の活発な発言や学級活動での積極性も阻害されることになります。学習活動に大きなマイナスの影響を与えるわけです。しかし子どもの「問題行動」のとらえ方については、教師によってさまざまであるとの指摘があります。その背景として、子どもに対する理解の深さや問題の基準の置き方など教師の教育観や子ども観などによって異なってくるわけです。さらに「問題行動」のとらえ方は、保護者の受け取り方もいろいろあることを承知しておく必要があります。

〇…例えば問題のある子の様相といってもいろいろあるからです。「勉強に問題がある子」でも成績不振をめぐって遅れがちな子、集中力のない子、やる気がない子、計画性のない子、教科に好き嫌いがある子等々、「心に問題がある子」でも学校嫌いから自閉的な子、無気力、暴力をふるう、うそをつくなど、「友だち関係」でもいじめの問題や友だちと遊べない子やボス的な子どもなど、さらには「しつけ」になると整理整頓が出来ない。忘れ物をする、過保護な子など、また「からだ」になると偏食から肥満、過敏症、アレルギー症などさまざまです。

〇…本号は、この子どもの「問題行動」への対処の仕方を探る特集です。

(江部 満)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ