心を育てる学級経営 2002年7月号
「家庭学習の指導」新しいアイデアで

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心を育てる学級経営 2002年7月号「家庭学習の指導」新しいアイデアで

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2002年6月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「家庭学習の指導」新しいアイデアで
提言・五日制時代の「家庭学習」とは
成長支援となる家庭学習を
山下 政俊
日々の学習と、土、日の学習との違いに留意した家庭学習を
角屋 重樹
家庭学習への期待・授業からの発展
坪田 耕三
計算カード一覧表速読み練習の勧め
志水 廣
家庭生活にも、ゆとりをとり戻せ
藤井 圀彦
学校教育からの逆転の発想で学ぶ
田中 博之
五日制時代の「家庭学習の指導」どこに重点を置くか
宿題までめんどうを見ていられるか!
大森 修
保護者とのチームワーク
竹川 訓由
読み書き計算を家庭学習の中心に据えて、読書へとつなぐ
深沢 英雄
アメリカンスクールでも「単語」と「読書」
瀧沢 広人
「適切に与える」だけでは駄目。勉強の仕方を教えるべきだ
戸井 和彦
学力保障のための「家庭学習の指導」―低学年段階
家庭に会話を(おもしろ宿題集)
岡 惠子
「面白宿題」で基礎学力をつける!
福村 貴博
学力保障のための「家庭学習の指導」―中学年段階
引き出しが増え、発展する宿題・家庭学習
佐久間 裕之
授業の積み残しではいけない!
山西 浩文
学力保障のための「家庭学習の指導」―高学年段階
授業との関連があってこそ、家庭学習は価値を持つ
内村 博幸
三つのポイントで効果的に進める
赤木 雅美
学力保障のための「家庭学習の指導」―中学生段階
家庭学習を意識した授業を展開する
大島 秀之
学習システムが家庭学習を促す
田上 善浩
発展性を視野に入れた「家庭学習」への助言
「上達論」に沿った家庭学習の指導を
浜上 薫
学校ホームページで家庭学習
岡田 篤
算数・数学における授業の一環としての家庭学習を!
菊池 乙夫
発展学習への入り口を授業に組み込む
小森 栄治
親との協力関係を深める通信活動
学級通信・やまびこノート・行事感想を生かす
迫田 一弘
一番のメッセージは学習する子どもの姿
渡辺 喜男
保護者を引きつける通信 三つのポイント
向井 ひとみ
「伝えること」と「受け取ること」
山田 一
小特集 ボランティア活動への挑戦
ボランティアの趣意説明の授業を それが、ボランティア活動の原動力となる
甲本 卓司
「ボランティアの目」で世の中を見てみよう
大堀 真
夏休みを活用する指導を
伊藤 雅亮
人を動かすほどの力のある授業をすることから始まる
澤田 好男
「高齢者理解」→「なりきり体験」→「交流体験」へのステップ
勇 真
連続特集 基礎学力の保障に挑む
指導システムが基礎学力を育てる
樋口 正和
公開研究会で「平均点の公開」に挑む
水野 正司
親も子も納得する漢字指導
尾崎 晴行
生き生き学級活動
学級活動で事を為す
馬場 慶典
心を育てる言葉かけ
「まなざし」と「語り」による教師と子どもとのより深い関わりを
大内 善一
サークル自慢 (第4回)
評定Cを出し合える仲間とともに
奥 清二郎
我がサークルを誇りに思う
木野村 寧
担任の子どもの「実力」を見抜く法 (第4回)
向山型国語で見抜く
石川 裕美
授業につまずいている子への助言 (第4回)
集団の力で個人も伸びる
岡 篤
「家庭教育」を学校でどう問うか (第4回)
「家庭参加」のすすめ
野口 芳宏
続・子どもウオッチングの技術 (第4回)
使える異業種からの経験則
明石 要一
パフォーマンス・トレーニング (第4回)
言葉が変われば 人が変わる
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…完全学校週五日制の実施により学力低下への不安が広がり、学校現場でも学力重視の方向を打ち出すところが目立っていると新聞も報じています。各地で土曜日の補習の充実も進められる見通しであり、私立校では完全五日制に同調しない動きも出ています。

〇…ここにきて去る一月には文部科学省も大臣アピール「学びのすすめ」で宿題、補習を奨励するなど、学力重視路線への転換を明確にしています。例えば第四項目では「学びの機会を充実し、学ぶ習慣を身に付ける」とし「放課後の時間などを活用した補充的な学習や朝の読書などを推奨・支援するとともに、適切な宿題や課題など家庭における学習の充実を図ることにより、子どもたちが学ぶ習慣を身に付ける」としています。

〇…さらに宿題や課題を適切に与えることなどにより、家庭における学びの充実を図り、学校と家庭が協力して、児童生徒に学ぶ習慣をしっかりと身に付けることも重要です、と強調しています。

〇…家庭学習と宿題はこれまでも「自主学習」の観点からしばしば論じられてきました。特に宿題を必要とする理由として、学校で得た観念的知識は家庭学習の中で経験的・体験的に補足されなければならないという主張、あるいは家庭学習は自己形成としての生涯学習の主体的態度の訓練の場であるとの主張など。さらには「よい授業を支える家庭学習」などともいわれてきました。これまでの宿題は(1)復習的なもの、(2)練習的なもの、(3)予習的なものに限られてきたようです。

〇…家庭学習が授業と決定的に異なる点は何か、文科省が言うたんなる「学力補充のため」のものか、など新しい家庭学習の指導を改めて問い直してみたいとする特集です。

(江部)

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