心を育てる学級経営 2000年5月号
「説得的な指導」が担任に問われている

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心を育てる学級経営 2000年5月号「説得的な指導」が担任に問われている

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2000年4月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「説得的な指導」が担任に問われている
提言・なぜ今「説得的な指導」が問われているか
子どもは天使ではない
野口 芳宏
相互承認の要求
齋藤 勉
人を動かす原則行為にこそ人は説得される
大森 修
「説得的な指導」が入らない学級の問題
説得力のない教師ときまりを守らない子ども
板倉 弘幸
「聴くこと」のちから
永山 彦三郎
教師の行動を振り返る
橋本 芳治
生徒は教師をよく見ている
小森 栄治
「説得的な指導」にどんな教育技術が必要か
温かい気持ちを心に持って
森 康行
納得をめざす説得の指導
若林 富男
思春期の四つの特徴を踏まえた八か条
長野 藤夫
「いじめっ子」をどう説得するか
説得するポイントをおさえ、「いじめっ子」と闘う
山口 正仁
「事実」を明らかにすることから
後藤 穣
「はい」という言葉には、生徒を素直にさせる力がある
染谷 幸二
「ツッパリたち」をどう説得するか
話にならない指導・話になった指導
丸亀 貴彦
ツッパリを説得できる関係を作るための三条件
大堀 真
「勉強嫌いの子」をどう説得するか
「サティスファクション」で勉強嫌いを解消
野口 政吾
向山型算数は「勉強嫌いな子」を変える
木村 重夫
「生活習慣の乱れ」をどう説得するか
子どもの心に届く言葉で
富丘 富士子
プラス思考で説得しよう
本井 訓
「学級のルールを守らない子」をどう説得するか
全員に趣旨を語れ
坂田 幸義
心にしみ通る「語り」を
高橋 慎二
「学級にとけこめない子」をどう説得するか
今の状態を一番変えたがっているのは、本人である
稲田 徹也
とけこめるような場を用意する
大場 寿子
その場その時その瞬間、評価言で対話する
広山 隆行
「不登校児」をどう説得するか
互いに分かり合う構えが大切
青柳 滋
「裏文化」で子どもの居場所を作る
西野 俊太
小特集 「家庭訪問」ここに気をつけよう
家庭訪問は教師の常識が問われる
吉川 廣二
玄関先で肝心なことだけ尋ねる
新牧 賢三郎
「話を聞く」それが一番のポイント
大賀 由里子
よきパートナーへのご挨拶
浅尾 三吉
誠意を尽くし信頼を得る家庭訪問
桃ア 剛寿
教室環境改善のアイデア
5年3組 大谷学級
大谷 和明
子どもを励ます言葉
その本なら茶の間にあるよ!
多田 元樹
学級教育改革のための提言
担任の得意なことをする学級教育
庭野 三省
学級の「仕切り屋」を育てる
迫田 一弘
学級の親和力を高める
船水 周
学級の中に「心地よい喧騒」を
青坂 信司
向山実践と同じだ
鈴木 智光
子ども文化を創り、発信する学級を
佐藤 真
子どもを感動させた父の一言・母の一言 (第2回)
夢は見るもの、希望は叶えるもの
明石 要一
討論が出来る学級を創る (第2回)
まず、指名なし朗読に挑戦しよう
石黒 修
学級集団としてのまとめ方 (第2回)
学級経営の2つの柱と教師の対応のあり方
河村 茂雄
学級教育の改革―どこから手をつけるか (第2回)
学級集団を捉える視点
明石 要一
編集後記
江部 満

編集後記

〇…「指導」がなかなか入らなくなってきた、と言われています。子どもたちの「荒れ」が目立ち、「学級崩壊」が広がっているとのマスコミ報道が繰り返されています。そんな状況もあってか、なるべく注意しない、怒らない、罰しない「指導」を、といった提言も出されたりしています。

〇…学校は「注意」が多すぎるという指摘もあります。「指導」ではなく「注意」だというわけです。「繰り返し型」「スピーカー型」「強調型」「脅かし型」と段々声が大きくなり脅かしがつけ加わるというわけです。

〇…「注意」とは「言い聞かせる」ことだ、という説もあります。特に子どもを叱る時は、「説得する」ことが効果的だといわれています。ただし説得は説教とは違いますから、説得には「反論」が許されることになります。

〇…当然のことながらそこには「対話」が存在しているわけです。納得をつくり出す説得には、子どもとの間に人間的な信頼関係がなくてはならないでしょう。教師がいかに真剣に考え、熱をこめて説教したとしても、子どもには強制か押しつけとしか受け止められないところに、「説得的な指導」の難しさがあるといえます。

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