- 特集 TOSS技量検定で授業の自己点検をしよう
- 特集の解説
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- 実践事例
- 授業のつかみ/低学年
- 「いかに集中させるか」を念頭に置き、いきなり入る
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- 授業のつかみ/中学年
- 授業の始まりは活動から
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- 授業のつかみ/高学年
- リズム太鼓で授業に引き込む
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- つかみのロスを検定者は見逃さなかった
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- 子供への目線/低学年
- 「行進指導」で、「全体」と「個」への目線をつくる
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- 子供への目線/中学年
- 目線の方向を具体物で示す
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- 子供への目線/高学年
- 子供たちの良い動きを意識して目線をおくる
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- 一人一人の子供に目を合わせ、小指が動く子供を見つけるために
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- 表情・対応/低学年
- あたたかな対応を意識し、T君が笑顔で楽しんだ
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- 表情・対応/中学年
- 体ほぐし〜声を出して、みんなで楽しく・感じて〜
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- 表情・対応/高学年
- まずは「子供たちが安心して運動できる」
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- 発問・指示/低学年
- 「言葉を削り」「見本」を示す
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- 発問・指示/中学年
- 「授業の原則十ヶ条」に学ぶ
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- 発問・指示/高学年
- 授業の山場を意識して、言葉と活動を吟味する
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- 発問・指示は短く、テンポよく
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- リズム/低学年
- 小刻みな作業と一連の授業構成を意識して
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- リズム/中学年
- すごく、簡単、5分でできる32呼間のフォークダンス!
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- リズム/高学年
- 指示を短くして、運動に変化をつけながら授業を組み立てていく
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- ミニ特集 体育授業のマニフェスト「なわ跳び」
- あや跳び
- ポイントは「バッテン、戻す」
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- 交差跳び
- これでバッチリ!交差跳び名人への道
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- 二重跳び
- 子供が充実感を味わえるなわ跳びの授業
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- 8の字跳び
- スモールステップで8の字跳びを攻略!
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- ダブルダッチ
- 教師が回せるようになろう
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- ライブで体感!TOSS体育講座
- 動きを引き出す指導のポイント
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- レベルアップ こうすれば体育授業が楽しくなる
- 心を鍛える言葉
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- マンガで見る楽しい体育指導 (第72回)
- 根本体育直伝マンガ(子供が集中する話し方の巻)
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- 授業のつかみは最初の1分で決まる (第12回)
- 楽しいグループ作り術
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- 体を意識させる器械運動の指導 (第12回)
- 側方倒立支持回転A
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- 〜腰・膝を意識させる〜
- 保護者も感動!よさこいソーラン (第12回)
- 人との結びつきを強め、うねりをつくる
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- 常識を疑え!この動き (第12回)
- 蹴り方の指導が必要か、もう一度吟味する必要あり
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- 微細技術で子供が燃える (第12回)
- あいさつ・握手・ハイタッチ
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- 全校動かす体育主任の仕事術 (第12回)
- 体育の研究授業をしよう!
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- インターネットの活用で授業が3倍上手になる! (第12回)
- 技術的オリエンテーションにパソコンを
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- ビジュアルに学べる保健の学習 (第12回)
- 8020の達成には子供のころからの習慣が大切だ
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- TOSS体育授業研究会報告
- 『採用試験に合格する体育実技のエクササイズ』
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- TOSS体育最前線
- 対談実現!向山洋一と長谷川岳氏
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- 効果抜群!ファックスできる体育学習カード
- 鬼遊び
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- 〜ルールの工夫で熱中する鬼遊びを〜
- 持久走
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- 〜場作りは短時間でOK〜
- 子供が楽しみにするライフスキルの実践
- 自分の足に合った靴選びのスキルアップ!
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- ライフスキルと健康教育 (第48回)
- 役割交換のロールプレーイング(2)
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- 授業の腕を高める論文審査 (第167回)
- 「はじめに」などと書くな
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- 体育科における学力保障 (第36回)
- 表現運動が好きになる指導のコツ
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- 読者のページ My Opinion
- 編集後記
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- TOSS体育ニュース (第51回)
- テクニカルポイントはここだ! (第12回)
- 水泳
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- 〜平泳ぎに挑戦!〜
特集の解説
TOSS技量検定で授業の自己点検をしよう
TOSS体育授業研究会代表
根本正雄
2005年のTOSS体育全国セミナーでは、次のキャッチフレーズでTOSS体育授業技量検定が行われました。
【初任者でも分かる!模擬授業のコメントで体育指導のポイントが見えてくる!TOSS体育授業技量検定挑戦!】
@池田潤氏 フラッグフットボールにつなげるジャンケンすり抜けゲーム
A藤澤芳昭氏 二重跳び全員達成を実現する習熟過程をふまえた二重跳びへのステップ
B石橋健一郎氏 できる楽しさを味わう授業 ぐるぐるなわ跳びで技をつなぐ
C小路健太郎氏 リズムなわ跳び
D村田正樹氏 逆上がりの変化と発展で後方支持回転の基礎技能を高める
渡辺喜男氏と桑原和彦氏が検定をされました。事前に指導案が配布され、TOSS授業技量検定の基準に従って評定がなされました。
単に模擬授業をする時に比べ、授業者も会場の参観者も一段と緊張していました。授業も締まっていました。
当日の検定は全員D表に挑戦です。D表の審査基準は次の内容です。
1 授業の始まり(15秒)のつかみ 10点満点
2 子供への目線 10点満点
3 あたたかな表情、対応 10点満点
4 明確な発問・指示 10点満点
5 心地よいリズム 10点満点
評定基準 30級22点、29級25点……22級41点、20級43点
授業技量検定の良さは、審査基準が明確になっていることです。各項目に従って、10点満点で評定されます。授業者は勿論のこと、参観者も同じ観点で見ることができます。
〇授業の始まり(15秒)のつかみをどうするか。
〇子供への目線をどうつくるか。
〇あたたかな表情、対応をどのようにつくるか。
〇明確な発問・指示をどのようにするか。
〇心地よいリズムをどのようにうみだすか。
検定者の採点と評価のコメントで授業のレベルを学ぶことができます。自分が授業をする時のイメージをもつことができるのです。
授業者はさらに直接に評定されるわけですから勉強になります。自分のどこがよいのか、悪いのかが指摘されます。何度かの検定を受けることによって、授業の腕が上がっていきます。
評定後、検定者から得点が発表になります。検定者は2人いますので、客観的な評定になります。
自分の得点の低いところが弱いところです。なぜ低かったのだろうと自己分析ができます。
全体の得点を上げるためには、弱いところを上げる必要があります。しかし、修正する観点が分かっていますから、努力の目標が明確です。
次回に挑戦する時の目安が明確なので、授業の腕を磨くことができます。
このような繰り返しを行う中で、授業の力量を磨き高めていくことができるシステムになっているのです。
本特集では、TOSS体育授業技量検定で何を学び、どのように腕が磨かれたのかが紹介されています。特集を参考にして授業の腕を磨いていってください。
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- 明治図書