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特集の解説
学年別・授業参観で受けるネタ集
千葉市立あやめ台小学校
根本 正雄
授業参観で子供が喜ぶのは体育の授業である。体育は子供の活動欲求を満たすことができる。
学年始めや学期始めの授業参観で、体育の授業をする場合にどんな教材を行ったらよいのかという問題がある。
運動の苦手な子供も楽しく参加できるようにするには、どのような教材を扱ったらよいのであろうか。
それには、次の三つの条件が必要である。
1.誰でも参加でき、運動量がある教材。
2.力や技の伸びがみられる教材。
3.仲間づくりのできる教材。
授業参観で保護者が関心あるのは、自分の子供の動きである。どんな子供でも力一杯運動できる教材であれば、保護者は安心して参観できる。
リレーや鬼遊びは、全力で走る姿を見ることができる。全力で走る中で、子供の成長の様子を知ることが可能である。
授業参観では技能差の出る教材は避けた方がよい。技能の高い子供は喜んで活動するが、技能の低い子供は見られることに抵抗がある。
どの子供も力一杯参加できる教材であれば、子供は安心して参加できる。体ほぐしの教材はその点適している。技能差の少ない教材だからである。人との競争や技能差がないので、見ていて楽しい。
開脚跳びが授業参観で人気があるのは、向山式指導で全員が跳べるようになるからである。
短い時間で力や技の伸びがみられる教材である。参観にきた保護者が、目の前で我が子が跳べるようになれば感動し、教師への信頼も厚くなる。
基礎技能を培っておいて授業参観で成果を発表するのもよい。なわ跳びや鉄棒などは習熟に時間がかかる。しかし、習熟すると出来映えがよいので成果の伸びが目に見える。
子供の努力の跡が分かり、頑張りの様子が見える教材が適している。そのためには、事前に準備しておくことである。
最後は、仲間づくりのできる教材である。ソフトバレーボールは、ルールが簡単で誰でも参加できる。
ボールも柔らかいので、さほど技能も必要としないでできる。
一つのボールをみんなで協力してつないで、相手チームに返していく中で仲間づくりができていく。
保護者は、仲間と楽しく運動している姿を見て安心する。みんなと一緒に学んでいることによって、楽しい学校生活を送っているのを感じとるのである。
楽しいゲーム感覚で何度も挑戦できるように工夫された内容があれば、運動の苦手な子供も進んで学習に参加していく。
本特集では、そのような教材(ネタ)が紹介してある。教材は、基本的に次の項目で示してあるですぐに追試が可能である。
(1) タイトル
(2) 教材(ネタ)の説明
(3) 準備するもの
(4) 方法
(5) 場作り
(6) 授業の概要(発問・指示)
(7) 留意点
(8) 参考文献
実際の授業参観で試していただきたい。うまくいった報告、うまくいかなかった報告などお送り頂ければ幸いである。
多くの実践を通して、授業参観のネタを集めたい。
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