- 特集 OJT時代!人材育成プランの作成と活用
- なぜOJTなのか―時代の要請から考える
- 実証的な証拠のもとに結果を出せ
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- OJTの二つの常識
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- 「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という諺があるが
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- 教師に必要な力量とOJT
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- 場面・方法別に見たOJTの導入
- OJTを意識した先輩・上司の日常活動とは
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- OJTを意識した仲間相互に学ぶ場とは
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- OJTを意識した事例検討会とは
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- OJTを意識した自己申告の活用
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- OJT=校内人材育成のための支援システム
- 学級経営の進め方と支援システム
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- 授業の進め方と支援システム
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- 生徒指導の進め方と支援システム
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- 特別支援教育の進め方と支援システム
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- 校務分掌を活用した育成支援システム
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- 授業時数のカウント力と支援システム
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- 日案・週案の立て方と支援システム
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- 年間行事計画の立て方と支援システム
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- 危機管理のノウハウと支援システム
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- OJTは「私の個人主義」で進めよう
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- 諸会議におけるOJTの進め方
- 職員会議におけるOJTの進め方
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- 校務運営委員会におけるOJTの進め方
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- 学年会議におけるOJTの進め方
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- 分掌会議・委員会におけるOJTの進め方
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- プロジェクトチームにおけるOJTの進め方
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- OJTにおける指導の実際
- コーチングによるコミュニケーション研修の実際
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- 個別教師の育成計画の実際
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- OJT時代―校内人材育成のための診断シート
- 授業力診断シート
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- 生活指導力診断シート
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- 外部との連携・折衝力診断シート
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- 学校運営力診断シート
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- 組織貢献力診断テスト
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- OJTをめぐる研究情報
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- 小学校英語授業をこうつくる (第8回)
- どの先生も、35時間の英語授業ができる指導力をめざす
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- 校長室の環境づくり (第8回)
- 教師も生徒も学べる学校づくりをめざして
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- 講話で語る祝日の由来 (第8回)
- 「ありがとう」の世界一周
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- 教師の人間力―キー・コンピテンシーを考える (第8回)
- 問題解決の力
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- 学校は何を期待されているか―新指導要領が刺激したもの (第8回)
- 外部の専門家との連携
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- 私から見た“全国学テの光と影” (第8回)
- 「点数の奥に潜む課題」を明らかにして、学校が元気になってこそ意味がある
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- 大阪“教育の陣” (第8回)
- 指導主事奮戦記(その4)
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- 〜頭越しの結果公表〜
- 新指導要領の学力観と学力評価の方向 (第8回)
- 言語力の育成について
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- 担任への不満―親の本音の拾い方 (第8回)
- 常識を疑え
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- 〜よりよい学校づくりのための塾からの提案G〜
- 編集後記
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- こんなことご存知? 学校のトレンディ (第8回)
- 自由な創造力を発揮する。「スケッチアップ」を使った授業
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編集後記
◯…最近なぜ、OJT(On the Job Training)が人材育成で注目されているか、神奈川県が昨年三月、公表した
「学校内人材育成(OJT)実践のためのガイドブック」
には、OJTとは、日常の業務を通して行われる人材育成だから―ではないか、と思われます。
そういうと、なんだ、今までだってあったじゃないか―となりそうですが、偶然性を頼りにしている?わけにはいかない状況が、この問題に積極的に取り組んでいる神奈川・東京にはあるということだと思います。
つまり、OJTを明確に意識しないと、経験の浅い二〇代教師が大半を占めるような学校では、立ち行かない?事態も想定されるということのようです。
ところで、神奈川の冊子によると、人材育成の三本柱、
@OJT=学校内人材育成
AOff―JT=学校外人材育成
BSD(Self-Development)=自己啓発
があるといいます。
これらをキャリアに応じて適用していくのが重要とされています。
東京都のOJTハンドブックによると、リーダーの示範、マン・ツー・マンの個別指導、共に学び共に成長する共育、職場を活性化するOJT=集団指導など、多彩な実践の場そのものがリニューアルするということにもなりうる(確かに、先輩としてのリーダーシップが求められれば、先輩自身もしゃきっと?するでしょうし)という効果も期待できるとしています。
本号はそんな、あれこれを実践の場での具体例を中心にご紹介いただきました。
(樋口 雅子)
◯…民主党政権の実現により早くも「教員免許更新制」の再検討が話題になっている。この制度では一〇年ごとに最新の知識技能を身につける質の高い講習を受け、試験に合格しないと終身有効であったはずの免許状が失効することになっている。この制度では現職研修とは別に養成課程を担う大学が中心となって実施し、該当する教員が自主的に研修を受けることになっているが、この大学における研修内容が受講者から批判を受けているのだ。
◯…文科省の免許企画室では、更新講習について、必修領域(一二時間以上)として、教職としての省察、子どもたちの変化、教育政策の動向、学校内外における連携協力の必要性等について、選択領域(一八時間以上)として、教科指導や生徒指導における専門的な最新の知見等について、各大学等の研究成果等をふまえて講習内容が設定されるとしている。
◯…ベテラン教員は「教員としての知識技能は十分にある」と見たいが、実際は本を読まない、雑誌を読まない教師が増えている。この事実を直視したい。
(江部 満)
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- 明治図書