学校マネジメント 2009年8月号
わが校の学力―“学テ”の読み方・活かし方

J633

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学校マネジメント 2009年8月号わが校の学力―“学テ”の読み方・活かし方

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2009年7月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 わが校の学力―“学テ”の読み方・活かし方
学テ3年目=論点&問題点の取り上げ方に思うこと
「全国学力調査」は、誰のために、何に役立つか?
小森 茂
調査結果を授業改善の方向に……
白石 範孝
B問題対応では正答率はあがらない
大森 修
授業を変えれば学力は向上する
小島 宏
「生きる力」より「受かる力」?
中村 豊
学力テストは毎年実施する必要はない
板倉 弘幸
文科省=学テ結果の分析を活かす学力向上プラン
学力層の分類を活用した学力向上プラン
高浦 勝義
習熟度別指導を活用した学力向上プラン
羽中田 彩記子
学校への質問紙を活用した学力向上プラン
千々布 敏弥
児童生徒への質問紙を活用した学力向上プラン
明石 要一
学テ結果を活かす自校の実態診断:どんな技法があるか
自己診断等を可能にする新しい時代への対応
林 正昭
学テ結果のチャート診断と校内研修への活用
外山 善正
「結果チャート」の活用による自校診断のすすめ
田中 博之
学テ結果を活かす学校運営状況の診断・評価のポイント
PDCAサイクルの確立と検証を
楚阪 博
学テ結果の「検討」・「改善」から「成果」を示す段階へ
神山 安弘
職員室に良い空気を醸成する
鈴木 智光
学テ結果を活かす学校組織の診断・評価のポイント
学力調査を活かした学校組織の改善
中川 愼一
質問紙調査を学校組織の診断の指標に
土井 謙次
ミニマムR―PDCAサイクルを取り入れた校内組織を創る
楳内 典明
学力向上プランに学テ結果をどう活用するか
「テスト」でない「調査」の意味を考える
嶋ア 政男
数字の向こうに生徒の姿や学校組織の課題をとらえ、組織的に取り組む
沖野 清治
学力向上は、授業力向上にあり
安冨 篤
授業改善に活かしてこそ
米田 猛
学テ結果を活かす教員研修のポイント
低学力改善への補充学習・どんな方法があるか
熊谷 壽
家庭学習の習慣づくり・どんな方法があるか
輿水 かおり
基礎・基本を習得する授業・どんな方法があるか
志水 廣
習熟度別指導・どんな方法があるか
杉江 修治
基本の生活習慣・どんな方法があるか
宮下 章
学習サポート・どんな方法があるか
木谷 光男
保護者とのコミュニケーション・どんな方法があるか
八巻 寛治
学テ結果を活かす学校評価の改革点
魔法はない
新保 元康
二種類の調査結果を前向きな改善に活かす
石橋 昌雄
人間ドック的な発想で学校評価の改革を
矢野 俊一
小学校英語授業をこうつくる (第5回)
3 Steps to fun!
向山 行雄寺崎 康子エリック ロレイン
校長室の環境づくり (第5回)
発想・企画の基地としての校長室
山田 一
講話で語る祝日の由来 (第5回)
「おはぎ」と「ぼたもち」
小松 眞
教師の人間力―キー・コンピテンシーを考える (第5回)
表現する力と向上心(自己啓発力3)
立田 慶裕
学校は何を期待されているか―新指導要領が刺激したもの (第5回)
国際化の中の英語力
無藤 隆
私から見た“全国学テの光と影” (第5回)
多様な指導法が身につく学力テスト
鏑木 良夫
大阪“教育の陣” (第5回)
指導主事奮戦記(その1)
八尾 晋悟
新指導要領の学力観と学力評価の方向 (第5回)
「生きる力」の実現は新教育課程の構造的な把握から
加藤 明
担任への不満―親の本音の拾い方 (第5回)
ミニ漢検で伸ばす
高濱 正伸
〜よりよい学校づくりのための塾からの提案D〜
編集後記
樋口 雅子江部 満
こんなことご存知? 学校のトレンディ (第5回)
理数脳をつくる学校環境“階段に九九”
茂呂 美恵子

編集後記

○…「マスコミは全国学力テスト≠ニいい、全国学力調査≠ニはいわない。どこが同じでどこが違うのか。

 調査の目的は、全国的動向・状況調査であるから、巨視的立場というか国の側に軸足を置いて考えている。

 テストの方は、テストを受けるのは個人だから、個人の側からとらえようとしている。

 学力調査と学力テストの違いについても考えないと、大人の学力が問われることになる。両者のパラドックスに気づくべきではないだろうか」

 森隆夫先生の書かれた論文からの引用です。

 もちろん、マスコミが、受ける側に立ち、学力テストという文言を使用するのはある意味、当然ではないか?という気もします。逆に、調査とする立場に立つのは越権?ともいえるのかも知れません。

 しかし、学校現場サイドに立った場合、全国の傾向等が(どこまでどう公表するかはまさに議論の焦点ですが)示されているなかで、自校の学力問題を考える上では大いに参考にできるという点では、学力調査というとらえをしていく必要があるようにも思います。

 本号は、このような基本的な問題を始め、ボタン操作一つで全国や県と自校との比較ができるツールが開発(佐賀県センター)され、大人気だといいますが、こういう具体的な活用法などもご紹介いただきました。

(樋口雅子)

○…小社では「ネット注文ランキング一〇〇」を毎日、公表していますが、最近の注目すべき状況は著者河田孝文氏の動向です。河田氏の著作は、発表と同時に、ランキングの一〜五位を独占するから驚きです。単著ならわかるつもりですが、著作集全六巻が二位に飛び出した時には「アッ」と声を失いました。六作の中の単著もつづいてランキングに出ていますから、驚きは一層大きくなりました。

○…その河田氏の問題作が登場しました。「子どもに伝えたい先人の知恵と勇気」です。シリーズ名「日本人の気概を教える」NO1です。早くもランキングに登場していますが、最近会う人ごとに「気概」とはよくつけましたね、どういう意味ですかと聞かれます。そのたびに、辞書を引いてくださいよ、と答えていますが、辞書には「困難にくじけないで、やりとげようとする強い心」とありますよ。河田氏は「世界の最先端は日本のものづくりに支えられている」として、世界に誇る「日本人の思想・行動」を事例で紹介しています。子どもたちにぜひ語り継ぎたいですね。

(江部 満)

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