- 特集 “信頼される学校・尊敬される教師”の構築
- 大量退職・大量新人時代―学校はどう変貌するか?
- 多様な「よさ」を活かす教育を
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- 新卒者の定着と知の継承が課題に
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- 校長力で乗り切る
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- “信頼と尊敬”を取り戻す教育改革関連法案の解釈ポイント
- 改正学校教育法をどう解釈するか
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- 改正地方教育行政法をどう解釈するか
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- 改正教育職員免許法をどう解釈するか
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- 教育公務員特例法をどう解釈するか
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- 信頼されなくなった学校―原因と対策
- 今こそ、授業に「愛」が求められる
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- 70年代に退化した前頭葉に理解と責任を持つ先生がほとんどいない!脳科学を学び、対応スキルを体得しよう!
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- 信頼されること自体を目的とせず
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- 尊敬されなくなった教師―原因と対策
- アカウンタビリティとポリシー
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- 尊敬を得られる真の教員養成
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- 急がれる勤務条件整備
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- 教師本来の仕事を見直し、マネージ力を身に付ける
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- 管理職試験問題・教員採用試験問題からみた“期待される学校像・教師像”
- 開かれた学校と教師の意識改革が基本
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- 教育の「品質」を高める教師と学校
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- 学校バッシングにはこの「筋論」が有効だ!
- 相手を納得させる一言―“信頼される学校・尊敬される教師”の構築に向けて
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- ○学校は有機的な組織である。○情報網と組織力で対応する。
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- 一人でも多く 学校サポーターに
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- 一度は訪問したい“あの学校”:一度は会いたい“あの教師”<各県情報の最前線>
- 北海道
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- そもそも“教育は学校が独占”するものか?―10年後の教育界を見据えて―
- 提案
- いつまでも通用すると思うな“現場の実情”
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- 学校教育の「催眠術」よ、サヨウナラ
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- 教育の多様性を阻むのは、教育界の排他的構造だ!
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- やれば出来る!住民主体の学校づくり
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- TPAから、新しいPTAへ
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- 意見
- 教育は家庭で『芽』がでて、学校で『花』が咲き世間で『実』がなる
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- 「子どもを結果としてどのような状態にするのか」という「具体的目標設定」が先
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- 学校という有害な閉鎖空間がもたらす、奴隷的境遇。そして、広い社会で業績をつみかさねることとお金をかせぐことの重要さ
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- 食育のための学校ガーディニング (第10回)
- 食育のための学校環境づくり
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- 学校に伝統文化の活動を (第10回)
- カリキュラムに芽生えてきた新しい伝統文化
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- 親向け教育情報誌ウォッチング (第10回)
- 講談社ムックの「セオリー」―学歴社会の楽しみ方
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- 管理職のための“教育のレシピと隠し味” (第10回)
- 根無し草・無国籍文化人・大江健三郎氏の毒(1)
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- 工藤文三先生インタビュー 教育課程改訂の方向を聞く (第1回)
- 学力調査は「学力観と指導観」の関係でとらえよう
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- 教育バウチャー:いやでも?学校が変わる仕掛け (第10回)
- 学校にとって「地域」とは何か
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- 教育課程改定と学校経営の改革点 (第10回)
- 問題解決の智恵は現場にある
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- 学校研修を刺激する処方箋 (第10回)
- 「保護者」参画型の創意工夫(5)
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- 〜「学習成果」を公表しよう〜
- “割れ窓”理論の生徒指導―ゼロトレランスが学校の秩序を回復する (第10回)
- 日本における実践事例(4)
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- 07’管理職に必要なクライシスコミュニケーション (第10回)
- 危機を招く「3つの内部原因」を認識せよ!
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- 〜B職場における“情報ブロック”と、“部門内処理”が危ない〜
- “地域の声”と学校はどう向きあうか (第10回)
- ここから始まる―全国学力・学習状況調査結果を受けて
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- 校長講話 3分話の知的ネタ (第10回)
- 本当は、海を渡らなかった『赤い靴の女の子』
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- 寺脇研の“教育再生”私案―諸プランの採点に立つ代案提言― (第10回)
- 先生のあなたより、子どもの方が学力が高い?
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- 編集後記
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- 日本音楽と日本文化 (第10回)
- 元禄のワイドショー―人形浄瑠璃―
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編集後記
○…いわゆる教育3法、「学校教育法」「地方教育行政法」「教員免許法及び教育公務員特例法」が成立し、08年4月から副校長や主幹教諭や指導教諭をおくことが出来るとか、09年4月から、教員免許に10年の有効期間を設ける新更新制が導入されるなど、新しい局面を迎えることになりました。
しかし?ここで翻ってよく考えてみると、これら全てが、
信頼される学校・尊敬される教師
を構築するというか、そこへ向かっての再生への手立てではなかったか―ということだということに思い至りました。
なぜなら、被教育者に対して、指導や影響を与えることができるとしたら、それは、信頼され、尊敬される≠ニいう土台なしには、根底からの構築はありえないと思われるからでもあります。
こういう状況を変えようと教育再生へのさまざまな施策がなされているわけですが、それに対しても、評論的な批判が少なくないようです。しかし、少なくともせっかく成立した法案を上手く活かしてよりよい教育環境をつくっていけたらという願いをこめて、特集を企画しました。(樋口雅子)
○…現行の学習指導要領は平成十年から十一年にかけて改訂され、学校週五日制の完全実施と併せて小・中学校は平成十四年度から高校は十五年度から実施された。その際は、変化の激しい時代を担う子どもたちに必要な力は「生きる力」であるとした上で、その「生きる力」をはぐくむために、教育内容の厳選と授業時数の削減・総合的な学習の時間の創設、中学校における選択教科の授業時数の増加などを行っている。
○…今回の改訂の審議経過を読むと、改正された教育基本法の基本概念は、現行の学習指導要領が重視している「生きる力」の育成にほかならない、としている。つまり「知識基盤社会」の時代を担う子どもたちに求められているのは、「生きる力」をはぐくむことだ、というわけである。これまでの批判の多い「ゆとり教育」の問題点については一言の反省も見られない。むしろ、PISA型調査や全国学力調査の結果などを援用して、「生きる力」で重視している「思考力・判断力・表現力」あるいは「学習意欲・学習習慣・生活習慣」の重視を強調している。改訂の方向がよく見えない。
(江部 満)
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- 明治図書