学校マネジメント 2007年6月号
授業参観日―どうマネジメントするか

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学校マネジメント 2007年6月号授業参観日―どうマネジメントするか

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2007年5月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業参観日―どうマネジメントするか
授業参観日のコンセプト“ハレの日派?ケの日派?”
指導力PRの日
北 俊夫
「ハレの日」が「ケの日」の質をあげる
村川 雅弘
すべての子に活躍の場を与えたい
平松 孝治郎
「ケの日」で鍛えた子どもの姿を示す
前田 康裕
ハレ、ときどきケの日
間嶋 哲
授業参観は《空気》を見る
稲富 三夫
三谷のチカラ
伊東 冨士雄
子どもが伸びる、教師心が躍る
日和佐 尚
公開授業に勝負をかける
平松 茂
授業参観日―開催までの行程表―参観者が多い学校の秘密はここだ―
参観日を保護者と共に教育を考える機会と位置付ける
栗岡 秀明
信頼される学校づくりと授業参観日
諸岡 研
授業参観を公開研究発表会に重ねて
西澤 秀雄
子ども・教師・保護者にとって貴重な学習参観を単なる学習参会にしないために
岩城 一磨
信頼をつくる授業参観
村上 美智子
授業参観日をマネジメントする力量とは―と聞かれたら
保護者を巻き込む授業ドラマづくりのポイント
河田 孝文
保護者とのコミュニケーションづくりのポイント
津布楽 喜代治
授業をめぐるQAの場づくりのポイント
浅尾 三吉
保護者会での演出のポイント
篠原 和行
学校の主張と説明責任の範囲
村井 万寿夫
保護者から出る苦情・クレーム処理のポイント
鈴木 智光
保護者から信頼される授業の基本スキル
“子供への目線”どう鍛えるか
国友 靖夫
“あたたかな表情”どう鍛えるか
山川 亨
“あたたかな対応”どう鍛えるか
冨田 元久
“的確な指示・発問”どう鍛えるか
太田 政男
“心地よいリズム”どう鍛えるか
小松 成子
“よい話し方”どう鍛えるか
太田 聡美
“笑顔”どう鍛えるか
有田 和正
“堂々とした態度”どう鍛えるか
松ア 行雄
“全員参加の場づくり”どう鍛えるか
月安 裕美
“やんちゃ君の扱い”どう鍛えるか
神谷 祐子
“参加型板書”どう鍛えるか
赤石 賢司
保護者はここを見ている!授業参観日にしてはいけないワースト活動
保護者から見て―まとめもなしの学習活動とは
野澤 令照
保護者から見て―子供が恥をかく学習活動とは
高橋 正和
保護者から見て―子供が答えられないQとは
田中 裕美
保護者から見て―何をしているのか分からない状態
小林 賢司
保護者から見て―“お客さん”をつくる活動とは
有動 英一郎
保護者から見て―子供の活動する姿がないとは
柳瀬 泰
保護者から見て―子供の反応にあせった対応とは
西村 一夫
授業参観日・保護者の採点えんま帳―ドキッとした思い出
保護者は教師のここを見ている―に気づいた瞬間
吉田 豊香
価値観の多様性―に気づいた瞬間
松藤 司
見せ場のある教材の条件―に気づいた瞬間
山田 高広
教室のメンテナンスの採点基準―に気づいた瞬間
大田 公蔵
“保護者の気持ち・願い”から見た参観授業のチェックポイント
“わが子はしっかり聞いているか”にどう応えるか
岡部 千草
“わが子は発表をがんばっているか”にどう応えるか
横藤 雅人
“わが子は他の子と上手くつきあっているか”にどう応えるか
渋谷 光夫
食育のための学校ガーディニング (第3回)
食育の学校環境をどのように整備していくか?
佐藤 幸也
学校に伝統文化の活動を (第3回)
地域との協働を
中村 哲
親向け教育情報誌ウォッチング (第3回)
親と子の才能発見情報誌『Kid's Challenge』を読む
明石 要一
管理職のための“教育のレシピと隠し味” (第3回)
不登校児が救われる学校
光岡 洋一
教育バウチャー:いやでも?学校が変わる仕掛け (第3回)
米国のバウチャー実験
福井 秀夫
教育課程改定と学校経営の改革点 (第3回)
「ゆとり教育」の見直し
菱村 幸彦
学校研修を刺激する処方箋 (第3回)
「各学校」の説明責任・結果責任
小森 茂
“割れ窓”理論の生徒指導―ゼロトレランスが学校の秩序を回復する (第3回)
米国の高等学校における実践事例(1)
藤平 敦
07’管理職に必要なクライシスコミュニケーション (第3回)
危機を予測する。「一度起きたことは、二度起きる」、「明日はわが身と教訓」に
伊原 正俊
“地域の声”と学校はどう向きあうか (第3回)
学校が何をしているか 少しも見えてこない
成山 治彦
校長講話 3分話の知的ネタ (第3回)
育てるべきは発展の心
田中 博史
寺脇研の“教育再生”私案―諸プランの採点に立つ代案提言― (第3回)
“ゆとり”も“学力低下”もアリバイ―ありですぞ
寺脇 研
編集後記
樋口 雅子江部 満
日本音楽と日本文化 (第3回)
日本の「うた」の源流―空海―
田中 健次

編集後記

○…保護者は、「わが子は普段、どのような先生から教わっているのだろうか」ということを知りたくて、授業参観に来るのだといいます。たしかに多くの場合、そうだろうと思います。だから、普段どおりの授業をするほうがいいという意見も説得力があります。

 一方、普段どおりのスケジュール進行でいくと、わざわざ来てもらうような状態ではないところにぶつかっても、相手に申し訳ない―という意見もあります。

 以前、ある理科の授業を見学しに出かけたところ、最初から最後まで、生徒のグループ実験に終始して、ついに、どういう声の先生かさえ、知ることができなかった時には、これでも研究指定校かと唖然としました。

 教師の教授行為の片鱗さえ見せない?のは、見ている側からすれば、やはり避けた―と思ってしまうのですが、どうなのでしょうか。

 ところで、最近はモンスターペアレントとか、モンスターチルドレンとかいわれる現象が起こっているようです。

 こういう保護者への対応を迫られるのが今の学校がおかれた現状なわけですから、学校側もそれなり?のマネジメント意識をもって事に当たる必要があるようです。

 つまり、何に付けてもマネジメント意識がないと、学校破壊への道を歩むきっかけにならないとも限らない―という認識が必要ではないかとさえ思います。

 こんな時代だからこそ、「授業参観」という、教師の腕が一番もろに出る場をどう仕切っていくか、学校側に求められる戦略と戦術をご紹介いただきました。

^t(樋口雅子)

○…安倍首相についての評判はマスコミ紙上ではあまり高くはないが、私は全面的に支持したい。なぜか。戦後アメリカ占領軍から与えられた教育基本法を日本人の手によって改訂したからである。日本の道徳教育は戦後事実上崩壊したとする説があるが、確かに道徳教育の要である「国を愛する心」や「規範意識」「公共の精神」などが欠けていたからである。今回の改訂で「学校教育法」も変わる。例えば、「我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うとともに、進んで外国の文化の理解を通じて、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」との文言に賛成である。

○…識者が指摘されたように「日本人の魂を抜こうとした占領政策については改めて検討する必要がある。教育再生会議の第ニ次報告では「道徳」を正式教科として位置づけることを提言するそうだ。現在の中途半端な「道徳の時間」の改訂はぜひ実現して欲しい。

(江部 満)

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