学校運営研究 2001年5月号
“このリーダーシップ”が学校を変える

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学校運営研究 2001年5月号“このリーダーシップ”が学校を変える

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2001年4月
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “このリーダーシップ”が学校を変える
新しい時代のリーダーシップ−私のモデルは「この人のこの言動」だ!
クールな診断 ホットな指導
金澤 純三
出井伸之が掲げた「リ・ジェネレーション」「デジタル・ドリーム・キッズ」
渡辺 尚人
複雑適応系のリーダーシップ
安藤 知子
学生を常に納得させ、かつ行動様式に変容を迫ることのできるリーダーたる言動
湯藤 定宗
率先垂範の実践力をもった学校経営
大畑 誠也
「心の教育」の推進とリーダーシップ
柴田 俊一
“リーダーシップの琴線”について考えるヒント
“権限委譲と責任範囲”について考えるヒント
分業体制よりも同僚関係を
曽余田 浩史
“任せるとチェック”について考えるヒント
「軸」のぶれない「促進」を
浜田 博文
“協議事項と結果の遂行”について考えるヒント
指導力発揮のための着眼点を考える
南本 長穂
“自主性と強制”について考えるヒント
プロ野球監督と学校運営
国祐 道広
“公平さと能力育成”について考えるヒント
今こそ「自己決定的学習能力」の育成を
井上 豊久
“自己責任と結果責任”について考えるヒント
自己責任・説明責任・結果責任
小野 由美子
今年度の取り組み課題と“求められるリーダーシップ”
“総合的学習のカリキュラム”と校長のリーダーシップ
カリキュラム開発・評価・説明の推進
田中 博之
“評議員制度の導入”と校長のリーダーシップ
経営責任に基づく学校づくり
北神 正行
“絶対評価の規準づくり”と校長のリーダーシップ
教職員の意識づけと校内体制の整備から始めよう
工藤 文三
“学校のIT化”と校長のリーダーシップ
学校のIT化の成功は、校長自らの行政改革から
黒田 卓
“教員評価”と校長のリーダーシップ
授業改善に果たすリーダーシップ
岡東 壽隆
“危機管理”と校長のリーダーシップ
心のケアを視野に入れた危機管理を
松原 勝敏
場に応じたリーダーの“発言&実行”の条件
“職員会議”を方向づける発言&実行の条件
職員会への校長(教頭)の方向づけ
小林 義男
“校内研修”を方向づける発言&実行の条件
山本五十六の名言と校内研修の要請
近藤 信一郎
“トラブル処理”を方向づける発言&実行の条件
ことの真相を見極める
河合 剛英
“保護者会”を方向づける発言&実行の条件
学校を変える保護者会との連携
池内 一男
学校選択時代!特色ある学校をつくるリーダーシップとは―いつどんな課題をどう決めていくか
保護者の期待を見極め経営に生かす
清水 文夫
志気の高揚と教職員の意識改革
高橋 乃武彦
理念・信念・果敢な実行
久保 修
今,蘇る“三内丸山遺跡”とともに
油川 勝治
私が不満に思った“このリーダーシップ”(若い教師の発言)
パソコン教室で思うリーダーの資質
陰山 英男
部下を守らない上司はイヤだ!
野崎 史
無責任な行動と不公平な態度
樋口 正和
責任をもって決断し実行するシステム
松本 勝男
わが校の教育環境づくり ポイントはここだ (第2回)
空き教室の活用法〜「総合的な学習の時間」の活動をバックアップするために〜
那賀島 彰一
不思議の国の教育論議 (第2回)
「原因」と「結果」の関係を客観的に考えられない不思議
ピエールリブロー
職員室の困ったさん (第2回)
教師の職務
藤尾 那賀乃
こう変わる こう変えよう教育評価・評定 (第2回)
評価規準とは何か
工藤 文三
校内研究会の戦略と戦術 (第2回)
普段の授業から一歩アップさせる研究授業を
志水 廣
〜教師に対しても個に応じた指導〜
同時進行ドキュメント●校長はどこまで仕事が出来るか (第2回)
リスクマネジメント
大森 修
学校を知る
向山 行雄
ポートフォリオで自己改造―仕事に自信と達成感が持てる作成術― (第2回)
「学びの深さ」とポートフォリオ
小田 勝己
アメリカ発 だれにでもできる“校内暴力”対応法―非暴力的危機介入法の理論とエクササイズ― (第2回)
CPI非暴力的危機介入法を身に付けよう
新福 知子
〜危機的場面でも冷静さを保てるスキル〜
文教ニュース
幼児教育振興プログラムを策足/文部科学省の新しい組織をみる
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
あらふしぎカラーマジック 集中力は生きる力の源である (第2回)
強い願いがアイデアを生む
三原 隆雄

編集後記

○…「リーダーシップと誰もがいう。若者はそれを攻撃し、老人はそれを欲しがる。親たちはそれを失い、警察はそれを求める。

 専門家はそれを自慢し、芸術家はそれを軽蔑し、学者はそれを手に入れようとする。

 官僚も政治家もそれを持ったつもりでいる。それが以前よりも弱くなったことはみんな認めている。」

 長い引用になりましたが、ウォーレン・ベニスの「リーダーシップの王道」からの引用です。

 たしかに、世の中すべてといっていいぐらい?権威とかを引きずり下ろすことに快感を感ずる(情報機関をはじめとして)ような傾向が増えているようで、リーダーシップが求められているという言説とは裏腹に、それはどこでも誰しも?発揮しがたい状況ができているように思います。

 勿論、教育界においても、このようなことではまずいことはいうまでもありません。

 学校にはどのようにすればそのような気風が醸成できるのか、さまざまな場における事例を通して、二十一世紀の新しいリーダーシップのあり方をご示唆いただきました。

(樋口雅子)


○…時事通信の内外教育によると各自治体が教育予算に特色を盛り込むべく努力しているそうだ。例えば、共通しているのは、小学校における学級崩壊の予防策として特に低学年を少人数学級にしたり、チームティーチング(TT)を導入する自治体が目立つと報じている。さらに小学校での英語教育の実施。IT教育の推進、高校の進路指導の充実など新しい取り組みも見られる。

○…北海道では英会話教育の推進のために、アルバータ州立大学と連携して、教員の英語指導力を高めるために教員を派遣する方針のようだ。学級崩壊を防ぐために小・中学校に交換員を派遣しようという方針が青森県。英会話の指導者養成に本腰を入れようとしているのが岩手、宮城など。秋田県は少人数学習に積極的などなど。地方分権時代にともなう新しい動きに、教育改革への前向きな取り組みを期待したい。

(江部 満)

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