授業研究21 2009年9月号
授業開始五分で集中させるコツ

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授業研究21 2009年9月号授業開始五分で集中させるコツ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2009年8月5日
対象:
小・中
仕様:
B5判 77頁
状態:
絶版
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目次

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特集 授業開始五分で集中させるコツ
提言・子どもを集中させる教師の技量とは
「挙手方式」を止めて「作業方式」に―これなら必ず「集中」する―
野口 芳宏
三つの条件「いきなり開始する」「自然に入る」「指示を短くする」
谷 和樹
5分の中に教師の基礎修練の全てが表現されている 腕を磨けば自然に見えてくる
甲本 卓司
発問で子どもを集中させるコツ―国語科
小学校/子どもが集中する発問は、「追試」か「教材との葛藤」により生まれる
東田 昌樹
小学校/全員を授業に巻き込むことができる発問で子どもを集中させる
田上 大輔
中学校/認識の構造が変更される予感をもたせる
山田 高広
発問で子どもを集中させるコツ―社会科
小学校/物を持ち込んだり、資料を提示したりして、子どもを集中させる!
岡田 健治
小学校/発問に対する内部情報があるか、ないかを見極めて
渡辺 喜男
中学校/わくわくする教材で授業をする
進士 かおり
発問で子どもを集中させるコツ―算数・数学科
小学校/発問よりも何を提示するのかが大事 学習課題も発問しだいで集中できる
板倉 弘幸
小学校/開始1分間で子どもをつかみ、巻き込む、優れた発問と指示はこれだ
木村 重夫
中学校/問題を整理しはっきりさせれば、生徒は必ず集中する
石丸 真一
発問で子どもを集中させるコツ―理科
小学校/優れた発問が、単独で集中力を引き出すのではない
小林 幸雄
小学校/一生の宝物『わくわくずかん』を活用する 〜選択させる発問で子どもを集中させる〜
善能寺 正美
中学校/予想やその理由を書かせる
小森 栄治
提案・授業システムで集中させる
板書システムで集中させる
子どもを活動させるためのツールとしての黒板利用法
松崎 力
発表システムで集中させる
「基本型」を徹底してインプットする
伴 一孝
ノートシステムで集中させる
日付からはじまるノート作業は脳を活性化させ安定させる
河田 孝文
討論システムで集中させる
討論の授業にも「安定したシステム」が必要である。毎日の授業が安定していれば、子どもは集中して学習に取り組むことができる
石黒 修
熱中・集中した授業づくり
上木 信弘
教師修業への助言
教師修業の成否は、「継続」と「志」に規定される
椿原 正和
『授業の腕をあげる法則』から学ぶ (第6回)
つまずきの要因をみつけ 指導ステップを細かくすることが大事
板倉 弘幸
指導の途中で達成率を確認せよ
小森 栄治
初任者研修の課題を問う (第6回)
「全員を授業に参加させる」この当たり前のことを常に自覚せよ
戸井 和彦
授業力を鍛える (第6回)
子どもをひきつける授業の原理・原則をどのように身につけるか
谷 和樹
全国学力・学習状況調査・結果の生かし方 (第6回)
保護者・地域への説明と広報のあり方
田中 博之
「習得・活用・探究」サイクル (第6回)
「習得・活用・探究」サイクルを回す上での留意点
樺山 敏郎
続・教師修業のために (第6回)
子どもをとらえるのはむずかしい だからこそ意味があるのだ!
有田 和正
教材・授業開発研究所情報
古川 光弘
編集後記
江部 満

編集後記

○…子どもを授業に集中させる原則について、野口芳宏氏は、作業化は集中の王道だと主張されていました(本誌04年5月号)。「よく考えなさいという指導はほとんど無意味である。反対なら×を賛成なら○を書きなさい、と言えば子どもは考えざるを得なくなる。考えずにはいられないという場に子どもを追い込むことが大切だ。書きなさいという作業化が重要なのである。賛成ですか、反対ですかと問うだけでは子どもは集中しない。判断の結果を 書く℃桙ノ集中を余儀なくされるのである」と。

○…同じ号で岡田健治氏(美作市立勝田小)は、集中できない子どもの原因ワースト10を上げていました。原因@趣意説明がない、原因A教師の説明が長い、原因Bクラスの人間関係がよくない、原因C体調不良である、原因D集中力をさまたげるものがある、原因E室温が暖かすぎる(夏場など)、原因F満腹である(給食後すぐ)、原因G適度な目標がない、原因H評価がない、原因I興味・関心が持てない、としていました。

○…さらに「誘因×動因」を原理に考えようと片上宗二氏(安田女子大)は、同号で読者に呼びかけています。Aは子どもを授業に集中させる誘因、@多様な学習方法を組み合わせて授業に変化をもたせている、A豊かな教材を提出し子どもの興味・関心を引き出す、B多様な学習活動の場を工夫する。Bは子どもを授業に集中させる動因、@その単元学習で本時までに子どもの意欲が高まっている、A多くの子どもが本時の教材に対して生活経験等を持っている、Bわかって新しい発見ができている、Cその教材や担任教師を好きな子どもが多い、などを上げています。

○…本号では授業開始五分で集中させるコツをベテラン教師の提案として特集に組みました。

(江部満)

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