道徳教育 2016年9月号
「心情を追求する授業スタイル」の奥深さを考える

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道徳教育 2016年9月号「心情を追求する授業スタイル」の奥深さを考える

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ジャンル:
道徳
刊行:
2016年8月3日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「心情を追求する授業スタイル」の奥深さを考える
解説/「心情を追求する授業スタイル」とは
明確な指導観に基づく道徳授業の構想「心情を追求する授業」の是非
毛内 嘉威
誌上討論/「心情を追求する授業スタイル」について考える
論説1 理を究め情に居る、こくのある芳醇な道徳の授業
新宮 弘識
論説2 道徳的心情理解を基に自己を見つめる
生越 詔二
論説3 子どもと教師が能動的になり、無理なくできる効果のある授業を求めて
松下 行則
それぞれの論説を読んで
松下氏・生越氏の主張に関する私見
新宮 弘識
考え、議論する道徳授業に向けての授業改善
生越 詔二
登場人物中心から子ども中心への転換によって誰でもできる道徳科授業へ
松下 行則
現場教員から
心情を追究する授業スタイルを基に
川崎 美穂子
現場教員が捉える、子どもの道徳性について考え直す
古見 豪基
いろいろな指導方法の“引き出し”をもつ
辻川 和彦
「理」も「情」も〜二項対立を超えて〜
荊木 聡
ゼロからわかる「心情を追求する授業スタイル」の押さえどころ
〔押さえどころ1〕ねらいと指導観
齋藤 道子
〔押さえどころ2〕導入の役割と工夫
齋藤 道子
〔押さえどころ3〕発問の精選
上垣 雅史
〔押さえどころ4〕話し合い活動の工夫
上垣 雅史
〔押さえどころ5〕板書の工夫
藤澤 由紀夫
〔押さえどころ6〕書く活動の工夫
藤澤 由紀夫
〔押さえどころ7〕振り返りのポイント
藤井 隆之
〔押さえどころ8〕終末の役割と工夫
藤井 隆之
子どもの心に必ず届く道徳教材と決め発問
〔小学校低学年〕教材名「くりのみ」(出典:日本文教出版)
劇化で登場人物の心情に迫る
柳 朱音
〔小学校低学年〕教材名「学校のうた」(出典:文渓堂)
自分の学校を大好きに
保科 正子
〔小学校中学年〕教材名「よわむし太郎」(出典:文部科学省)
正しいと思って行動することで、他者も自分も変えることができる
森重 孝介
〔小学校中学年〕教材名「貝がら」(出典:学研)
自分の行為や心情を客観的に振り返り、自己肯定感を高められる発問の設定
高橋 多鶴子
〔小学校高学年〕教材名「父の言葉―黒柳徹子」(出典:文渓堂)
教材の価値に迫る「決め発問」の手法―比較―
松井 智史
〔小学校高学年〕教材名「『もっこ』で弁当配達」(出典:岩手県教育委員会)
人がもつ心の弱さを乗り越えようとする子どもの心を揺り動かす発問の工夫
佐々木 善成
〔中学校〕教材名「背番号10」(出典:文部科学省)
子どもたちへの心を込めた大切な贈り物としての読み物教材
名和 優
〔中学校〕教材名「償い」(出典:教育出版)
「もし自分だったら…」と考えさせる補助発問でより深く迫る
田丸 陛子
実践/子どもが変わった「心情を追求するスタイル」の道徳授業
〔小学校低学年〕発問や展開後段にひと工夫して
五十嵐 明子
〔小学校中学年〕教材に自己を投影し、自己を見つめる
田上 由紀子
〔小学校高学年〕揺さぶりをかけて価値理解を深める
早川 大介
〔中学校〕面白く楽しい「自我関与」の授業
松原 弘
スマイル★道徳授業づくり 道徳授業名人に聞く 若手時代の悩みと克服法
おもしろい道徳授業への憧れ
鈴木 健二
道徳授業を確立するまでの五つの壁
赤堀 美喜夫
「感動」がわからない子がいたこと
田村 博久
失敗は宝なり!〜生徒の発言から学んだこと〜
三浦 摩利
たとえ花が咲くのを見られずとも十年後の幸せのため種を蒔き水をやる
野本 玲子
子どもに語る憧れの生き方―授業で活用できる偉人エピソード (第6回)
おけい
山中 伸之
「特別の教科 道徳」新時代の授業づくり―研究者からの提言 (第6回)
自他の交換で偏見をなくす
渡邉 達生
新・道徳授業論―多面的・多角的な発想で授業を変える (第6回)
教材のタイプを意識して授業を仕組む
永田 繁雄
板書×この工夫で考える道徳に! 今月の実践例 (第6回)
小学校/マスキングの手法で深める道徳授業A
有松 浩司
中学校/価値理解・人間理解・他者理解を同時に深め、活発な議論ができる授業をつくる
馬場 真澄
問題解決的な道徳授業はこう創る! (第6回)
小学校中学年/問題か否かを分析する
水野 晋吾
〜監修/柳沼 良太〜
評価にも役立つ! 道徳ノート活用法 (第6回)
深く考えるための教師のしかけ@
沼田 義博
〜読み物教材の構造的分類による視覚的効果〜
コンピテンシーを育成する道徳授業―新時代の幕開け (第6回)
「二つの意見」を用いた道徳授業の実践2
土田 健太郎
〜教材「泣いた赤おに」を使った授業〜
アクティブ・ラーニングになる道徳教材のつくり方 (第6回)
「伝える」授業におけるALの組み込み方
桃ア 剛寿
道徳授業=ホープ&エースを紹介します! (第42回)
【京都府】中学校の道徳教育をリードする
中大路 浩一
編集後記
道徳授業をアクティブにする「仕・掛・け」 (第6回)
役割演技で解決策を
関 弘子
〜ゆう気を出して「うんどうぐつ」(学研『みんなのどうとく1ねん』)〜

編集後記

 子どもの頃、灰谷健次郎の「友」という小説を読みました。優等生でありながら学校や教師に不満を抱いている主人公に自分を重ね、夢中でページをめくりました。特に印象的な最後の場面の主人公の気持ちをどう考えるか、友達にも聞きたいと思うほどでした。

 純粋に主人公の気持ちについて、じっくり、どっぷりと友達と交流したい教材もあるように感じます。教科化で様々な指導スタイルが注目・議論されていますが、教材や授業のねらいに合わせた、心情を追求する授業の奥深さもあらためて見つめ直したいです。


/C

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