楽しい理科授業 2005年3月号
子供が今“天動説に陥る”授業の問題点

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楽しい理科授業 2005年3月号子供が今“天動説に陥る”授業の問題点

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ジャンル:
理科
刊行:
2005年2月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子供が今“天動説に陥る”授業の問題点
<シンポジウム>あなたの授業も天動説の子供をつくっていないか―理科教育崩壊の実態と対策提言―
提案
縣 秀彦
提案への意見
縣秀彦氏の提案に賛成
川上 昭吾
学習指導要領が作った天動説の子ども
滝川 洋二
日常的な体験と学習指導の整理と関係づけを
日置 光久
“天動説の子供”,その背景から現代社会を垣間見,対話型社会を提案する
新井真由美
理科教育は自然事象を対象として,能力や態度,知識の習得を目指している
角屋 重樹
意見を読んで
縣 秀彦
子供の素朴概念の特徴とそれを覆す手立て
子どもの発想に科学の芽を見いだす
森本 信也
既有の知識や考えの活用を
堀 哲夫
実験/観察重視の授業が陥りがちな問題点と改善提言
授業における観察や実験の意味と役割を考えよう
遠西 昭寿
天動説的な見方から地動説的な見方に変換させる天体モデル実験
佐々木 清
科学的知識を重視する授業が陥りがちな問題点と改善提言
“実感の伴った理解”を大切に!
松本 謙一
自然を知ることの喜びを感じる学習
末永 昇一
日常的な経験/体験と科学的見方を結ぶ接点―どうつくるか
科学的な素養を身につけ現象をとことん追究する
高橋 修
月への関心を誘う授業ネタ
畠山 正恒
科学的見方に導く経験/体験のさせ方―どうつくるか
天動説でもいいではないか
藤原 眞也
遠足の利用,「自然ハンター」の事例
中嶋 久
“子供のつまずき”が予想される科学概念とは
3年/つまずきが予想される科学概念とは
鈴木 雅行
4年/つまずきが予想される科学概念とは
星野 昌治
5年/つまずきが予想される科学概念とは
鬼頭 衛
6年/つまずきが予想される科学概念とは
小林 仁
中学1分野/つまずきが予想される科学概念とは
加藤 浩幸
中学2分野/つまずきが予想される科学概念とは
大石 真司
小特集 学年末/印象に残るスペシャル授業のヒント
「やれば,できる.」夢と希望を与える理科の授業
永山 祐
締めくくりは環境学習で〜はかるくん,EMを使ってみよう〜
桜井 健一
はじめの1歩 エネルギー授業のヒント
村田 淳
授業参観で大受け,おもしろ理科実験
村田 耕一
授業に使える写真集 (第12回)
どちらがセイヨウタンポポ?
山本 芳幸
プロ意識でする理科室の整理術 (第12回)
「リサイクル」で整理術!
平山 優希
発展学習に使えるHP紹介 (第12回)
博物館や科学館との学習支援連携
越桐 國雄
すぐ使える基礎基本の補充学習プリント (第12回)
3年/磁石の性質
福田 章人
4年/生き物の1年をふりかえって
松本 勝男
5年/5年のまとめ その2
小林 幸雄
6年/3学期の学習のふり返り<ことばの整理>
高橋 泰道
中学1分野/エネルギー資源/科学技術の進歩
平松 大樹
中学2分野/作図問題 記述問題に強くなろう!(環境問題/自然と人間編)
向井 正人
理科教育の羅針盤−過去/現在/未来を見据えて (第12回)
未来を創造する理科教育を求めて
森 一夫
理科授業活性化のちょっとした工夫―子どもの追究&考えるテスト (第12回)
西井 武秀
理科がもっと好きになる発展教材 (第12回)
第6学年「科学史」を授業に生かす
楳内 典明
ここに注目!今月のサイエンスニュース (第12回)
「オモシロまじめ」のすすめ
左巻 健男
編集後記
樋口 雅子
おもしろ科学工房発!楽しい実験&理科工作 (第12回)
雨傘太陽炉
後藤 道夫

編集後記

○…「小学生の4割が“天動説”を信じている! 国立天文台の縣秀彦助教授らが行った理科教育の実態調査で,小学校4から6年生の40%以上が“太陽が地球の周りを回っている”と思っている」というショッキングな実態が明らかになった.

 9月21日から行われる日本天文学会で発表された“理科教育崩壊”と題する発表は,今年2月と4月に,北海道,長野,福井,大阪で児童348人へのアンケート調査の結果をまとめたもの.

 さらに? びっくりするのは,月の満ち欠けの原因を尋ねた設問では,「月が地球のかげに入るから」と月食と混同した児童が37%にのぼったほか,「いろいろな形の月があるから」を選んだ児童も2%いた」 この記事を読んで早速,縣先生に次のようなメールをお送りしました. 記事が紹介している先生のご指摘,指導要領のせいが一番だろうとは思いますが,授業論というか,理科教育界の問題点もあるようにも思うからでもあります.

 “見たり感じたりした事実”を重視するという,一見? 当然のようなコンセプトでつくられる授業にも原因があと言う気もしているからでもあります.こういう指導観が大勢を占めている結果? 子どもの目からみると,地球動いているという感覚は持てないのではないかと思うのです.太陽こそ,地球の周りを回っていると思えると.実感重視をするあまり? と言う気もしないでもありません. それで,現場の先生にも,この辺の事情? をも俎板にのせていただき,是非「理科教育崩壊」を食い止めて欲しいと願っています.

 縣先生からは,趣旨賛同いたします.もっとも考えなければならないのは,指導方法(教授法)であると考えておりますので,授業論という切り口で議論したいと思っていました.ということでシンポを実現することが出来ました.

 本号は,実感から言えば「児童が,天動説になるのは,当たり前?」というあたりにメスをいれていただき,授業をどう構築していけば科学的概念の基礎基本を押さえる授業になるのか,ご提言をいただきました.

(樋口雅子)

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