- 特集 重くて暗い「戦争文学」を知的に授業する
- 「戦争文学」の授業はなぜ重くて暗いか
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- 「戦争文学」の授業を知的に組み立てる
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- 向山型国語のパーツで「戦争文学」を料理する
- 低学年/「向山型音読指導,一字読解」が「日本は悪い戦争をした」という“刷り込み”の単元から子どもを救う!
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- 中学年/「叙述をもと」に正しく読めればよい
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- 高学年/要約的な指導ならさらりと授業できる
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- 中学校/「字のないはがき」(向田邦子)はいつのお話ですか
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- 21世紀型「戦争文学」の授業ポイント
- 心情的発問(気持ち発問)をゼロにする
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- 戦争文学は分析批評でシンプルに
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- 「戦争文学」をスマートに扱うウラ技
- 原点は向山氏の「石うすの歌」の授業
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- 「向山型分析批評」でスマートに
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- リズムとテンポよくする「戦争文学」の授業
- 戦争文学とて,国語科授業の本筋にブレはない
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- 国語の授業は,言語技術を学ぶ場である
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- 日本の気概を教える「戦争文学」の授業
- 『英霊の言乃葉』をそのまま読めば,何のために戦争に行ったかを知ることができる
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- 近代海軍の組織化を断行する
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- 「戦争文学」授業で失敗しない危機管理
- 日々の確かな実践こそが最大の危機管理法である
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- 保護者や子どもたちの反応が,危機管理の方法を教えてくれる
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- 学年別・重い,暗いを脱却する「戦争文学」の授業[9・10月]
- 1年
- 感情的な表現ではなく,子どもの様子を基本に
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- 登場人物を問うことで,「おこりじぞう」の変化を読みとる
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- 2年
- 内部情報が子どもの読み方を変える!
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- 文章をもとに考えさせることで知的になる
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- 3年
- 「ちいちゃんのかげおくり」カギカッコを問う三つの発問でことばを検討させる
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- 「ちいちゃんのかげおくり」の主題を授業する
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- 4年
- 「一つの花」を向山氏の記録から授業,知的に熱中!
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- 詳細な検討に耐えられない文章はシンプルな形で授業する
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- 5年
- 表現・内容の検討こそが,子どもたちの学力を高める
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- 戦争文学でも,知的な討論を
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- 6年
- 「曖昧な部分」の検討で言葉を根拠に考える力をつける
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- 向山実践を応用した「川とノリオ」の授業
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- 中学校
- 「起承転結」「一文要約」で苦手な生徒も意欲的に取り組んだ
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- 視点のズームアップ」が迫力ある作品を作る
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- ホームラン級の教材『話す・聞くスキル』
- おーい、こっちだよ
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- 向山型国語キーワード
- 個別指導
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- 満員御礼!「向山型国語教え方教室」
- LD・ADHDの子に優しい「文学教材」の授業
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- 巻頭論文
- 国語の授業には国語科の役割があり,ふさわしい教材研究がある
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第26回)
- むずかしすぎる出題でごめんなさい
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- 新教科書・新教材 授業のカン所 (第4回)
- 「構造」が分かれば「主想」も見えてくる
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- 学力がつかない単元学習批判 (第4回)
- 漢字指導をきちんとやらない単元学習
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- 五色百人一首のユースウェア
- 読み上げ方が教師により違うのは問題ではない
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- 学級崩壊を立て直した五色百人一首のドラマ
- A男が,B子が,子どもが変わった!
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- 伴・椿原の同一教材発問づくりの競演
- くたびれて宿借るころや藤の花(松尾芭蕉)
- “別次元の解釈”で子どもを揺さぶる
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- 「藤の花」と対比されているもの
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- 正しいユースウェアで学力向上
- 『暗唱・直写スキル』
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- 書けない子がいなくなる向山型作文指導の極意
- 低学年/2年生でもできる比喩表現
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- 中学年/極意は日常指導にあり!
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- 高学年/子どもの「書けない」は教師の「指導できない」だ
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- 中学校/「文を長く書く」の追試で苦手意識をなくす
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- 熱中する漢字文化の授業 (第4回)
- 戦いの歴史を物語る漢字
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- TOSSデーでも好評 漢字文化の授業
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- 「繋がり」で覚える
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- TOSSランドで国語の授業
- 日々の授業を楽しくする授業プランが満載です!
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- 向山実践を読み解く
- スピーチに見る向山氏の対応
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- 向山型国語サークル情報
- 「拘り」を持って前進していく
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- 説明文の授業方法にこだわって模擬授業をする
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- 特別支援教育専門家が証言する向山型国語の驚異
- 向山型国語はLDの『読む』の問題に対応できる
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- 中学生が熱中した国語の授業 (第4回)
- 『中学生のための暗唱詩文集』で成功体験を味わわせる
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- 腹の底からの実感! 向山型国語を知る前と後
- 教室熱中! 五色百人一首で笑顔いっぱい!
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- 子どもに自信をつける向山型漢字指導
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- 「漢字って,楽しいね」と子どもが言った!
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- 我流を排すために学び続ける
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- 五色百人一首がクラスを変えた
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- 自主的に音読する子に変わる
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- テーマ別 向山型国語暗唱の指導
- 給食中にも詩文を諳んじる子が出てくる
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- そこが知りたかった!見逃していた向山型国語QA
- 出来事調べの出来事の範囲をどう確定するか?
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- 読者のページ
- OECDの国際調査をクリアできるのは向山型国語しかない!
- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第28回)
- 故郷(高野辰之)
編集後記
◆8月6日に開催された第25回向山型国語教え方教室in東京は,1カ月前に定員オーバーとなった。3週間前から入金をお断りせざるを得なかった。申し込みだけで軽く500名を突破したのである。新たな参加者が激増している。大都市で大量採用された若い先生方から「毎日の国語の授業をどのようにすればよいのか全く分からない」という切実な声が聞かれる。また,単元学習をやればやるほど子どもたちが授業から離れていくという声を多くの方々から聞く。単元学習には,特別支援を要する子どもたちへの配慮が全くないからだ。今年最後の岡山会場は12月3日(土)である。すでに申し込みが200名を突破している。急いで入金をされることをお勧めする。
zukasama@h9.dion.ne.jp(椿原正和)
◆教室に子どもの列がズラッとできる授業を見た。久しぶりだ。「教室にできた列の後ろには,学級崩壊の亡霊が居る」という向山氏の名言を,授業者は知らないのである。ノートを持って来させて,一人ひとり丁寧に受け答えをしている。教師は「良い事」をしていると思っているのだが,並んでいる子どもたちには迷惑だ。何もする事無く待っていれば,お喋りもしたくなる。人が見ているから大人しくはしていたが,子どもたちの思考は停滞し,表情は暗くなる。エネルギーの無い授業を,教師がつくり出しているのだ。改めて,向山氏の授業DVDを視る。同様の場面,一人に1秒もかけない。それでいて,子どもたちは明るく活発だ。楽しそうに学習している。良い授業を“コピー”する事無くして,授業の腕は上がらない。
ban@tossnagasaki.gr.jp(伴 一孝)
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- 明治図書