社会科教育 2017年7月号
「歴史的な見方・考え方」を鍛える!課題追究学習

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社会科教育 2017年7月号「歴史的な見方・考え方」を鍛える!課題追究学習

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ジャンル:
社会
刊行:
2017年6月7日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「歴史的な見方・考え方」を鍛える!課題追究学習
視点1 「これからの歴史学習」に求められるものとは―見方・考え方の視点から
もう一つの歴史的な見方・考え方としてのエンパシー
原田 智仁
視点2 「モノ・ヒト・コト」を切り口とした歴史的な見方・考え方 課題追究のアプローチ
時代の転換点
開国―閉鎖経済モデルから開放経済モデルへ
福田 正弘
生活・文化
「晴(ハレ)」と「穢(ケ)」
大友 秀明
人物の働き
見えない「歴史」を可視化する人物―具体的で豊かに,関係性と価値を―
鎌田 和宏
戦争
歴史の記憶と未来へのまなざし
藤原 孝章
近代化・グローバル化
「問い」を構成する力の育成を目指したい
森田 真樹
視点3 追究意欲を生む! 学習課題に活かせる歴史面白授業ネタ
古代までの日本
多様に考える面白さを追究の意欲へとつなぐ
江原 知博
中世の日本
歴史授業における「なぜ疑問」と「社会の一般法則を捉えさせる課題」づくり
下池 克哉
近世の日本
「矛盾」を把握させることができる情報の組み込み
魚谷 亮太
近代の日本と世界
外交官は大変! 井上馨の条約改正物語
太田 昌吾
視点4 歴史リテラシーから考える近現代史
ウソ・ホント?でつくる課題追究授業のススメ
エピソードから見方・考え方を鍛える現代史の授業―東京オリンピックから核実験まで―
河原 和之
視点5【小学校】「歴史的な見方・考え方」を鍛える! 課題追究授業プラン
縄文〜飛鳥時代
時代に身をおいて考える! 価値判断・意思決定で自分なりの歴史感をつくる
水口 純
奈良〜平安時代
「見方・考え方」を働かせて,奈良時代の税と時代の特色を構成する
浅野 光俊
鎌倉〜室町時代
構想を描き,さまざまな立場から考えさせる
櫻井 正義
戦国〜安土桃山時代
「大名領国制」の観点から,信長・秀吉の天下統一と家康の江戸幕府の要因に迫る授業の開発
新谷 和幸
江戸時代
歴史と自分のつながりを感じられる歴史学習を
末永 琢也
明治時代
社会科としての歴史学習
田本 正一
大正〜昭和時代
普通選挙法の成立を追究する授業プラン
長川 智彦
現代
国際社会における「本当に必要な支援とは何か?」を問う構成型授業の構築
中村 祐哉
視点6【中学校】「歴史的な見方・考え方」を鍛える! 課題追究授業プラン
身近な地域の歴史
身近な地域の調査活動を通して,生まれた課題を追究する授業の工夫
小谷 勇人
古代までの日本
歴史的分野で時間軸としての「垂直的比較」ではなく,同時代の地域を比較する「水平的比較」を取り入れる
中谷 昇
中世の日本
歴史的な見方・考え方を鍛え,分析する力を育成する授業
大下 洋一
近世の日本
生徒の“問い”を予想する授業の構想を
黒木 俊治
近代の日本と世界
当事者意識と思考スキルで主体的・対話的な深い学びを!
太田 英治
現代の日本と世界
キーワードは「習得された知識の『活用』」!―事象間の比較をとおして各時代の特色をとらえよう―
山下 裕子
視点7【高等学校】「歴史的な見方・考え方」を鍛える! 課題追究授業プラン
量的な情報を質的にKP法で整理し,思考を加えて質も量も伴う文章に―高度経済成長の「ひずみ」について考える―
皆川 雅樹
国際比較が可能な史資料を活用し,生徒の提案を受け入れた授業
竹田 和夫
小特集 2017年夏〜冬の研究集会テーマ一覧
日本公民教育学会(全国研究大会第28回愛知大会)ほか
最新情報で語る! どうなる・どうする社会科教育 (第16回)
告示された新学習指導要領(平成29年3月)の特徴と読み方A
澤井 陽介
目指せ社会科の達人! 「社会力(シャカリキ)」授業ベーシック (第4回)
半額の弁当と定価の弁当どちらを買いますか
梅澤 真一
〜小学校三年生の「選択・判断する社会科学習」@〜
100万人が受けたい! 大人もハマる社会科授業ネタ (第4回)
【公民】価格にまつわるエトセトラ
河原 和之
〜日常生活から「深い」学びへ〜
調べる力・考える力を鍛える! トレーニングワーク (第4回)
小学6年/「言われてみれば…」常識を覆すことで,学ぶ意欲を育む!
松森 靖行
新学習指導要領・社会科授業づくりの課題と取り組みポイント (第4回)
新設科目・高校「公共」を通して公民教育の在り方を考える
石川 照子
「主体的・対話的で深い学び」を育む小学校社会科の授業づくり (第4回)
「多面的・多角的な思考力」を育む社会科の授業
木村 博一
【歴史を探究する】教科書では教えない! 歴史面白ウラ話 (第4回)
東京タワーの先輩,名古屋テレビ塔
土屋 武志
時間軸と空間軸で考える! アクティブな地歴連携授業デザイン (第4回)
大航海時代の航路と風の関係性を考える地歴連携授業
小澤 裕行
「主権者の育成」にどう取り組むか―高校の新教科を視野に (第4回)
新科目「公共」と「主権者の育成」A
橋本 康弘
改訂キーワードでつくる社会科授業 実物板書&展開モデル (第4回)
小学4年/復興に向けた平和な街づくりへの思いを考える授業
小原 友行
〜広島平和記念公園―人のつながりとは―〜
中学地理/地域の防災を生徒が思考・判断・表現する授業
小原 友行
〜「わたしたちの暮らしを守る」〜
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第232回)
奈良県の巻
米田 豊
編集後記
及川 誠

編集後記

三月末に公表された次期学習指導要領では、「内容」だけでなく、教え方や身につけるべき「能力」が明確化されました。「見方・考え方」をキーワードとしてまとめられた目標・内容は、社会的課題・事象について、主体的に問題解決しようとする態度に加え、選択・判断する力、表現する力の育成が求められています。

社会科におけるポイントとして示されている国土学習の充実、領土を扱う箇所などについても、その基礎としての見方・考え方をつける学習への取り組みが、より一層重要となりそうです。

そこで本号では、まず地理・歴史・公民のうち歴史に焦点をあて、「『歴史的な見方・考え方』を鍛える!課題追究学習」をテーマに、ご提案をお願いいたしました。生活や文化、人物の働きなど「モノ・ヒト・コト」を切り口とした見方・考え方へのアプローチから、追究意欲を生む歴史授業ネタ、新しい学習指導要領で示されている目標を実現するためのアイデアと具体的な授業モデルまで、その具体像をご提案いただきました。

本号に続き、次号(八月号)では、地理分野について見方・考え方からの新機軸をテーマにご提案いただく予定です。


  /及川 誠

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