社会科教育 2009年12月号
読み聞かせ“歴史面白ウラ話”ネタ100選

C608

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社会科教育 2009年12月号読み聞かせ“歴史面白ウラ話”ネタ100選

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ジャンル:
社会
刊行:
2009年11月4日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 読み聞かせ“歴史面白ウラ話”ネタ100選
最近ホットな“歴史面白ウラ話”お勧めNO.1
禅僧の「点心」が日本の食を三食にした
宮崎 正勝
“法”の視点から歴史を見直してみよう
戸田 善治
空気からパンや火薬を!?
二井 正浩
近衛文隆の数奇な生涯
児玉 康弘
商品ごとに円相場が違っていた時期がある
栗原 久
正座は日本古来の伝統習慣か
豊田 憲一郎
教科書にない“歴史面白ウラ話”:お勧めNO.1
健康観から時代の社会を読み解く
梅津 正美
刀狩の本質に迫る!〜刀狩の「常識」にひそむ穴〜
桐谷 正信
古代への夢をかきたてるエピソード「海を渡った縄文土器」
谷 和樹
人形「紅毛婦人」の謎
土屋 武志
教室がシーンとなる“教師の語り”:その条件
子どもが集中する五つの条件
小宮 孝之
命がけで子どもとぶつからなければ語りもくそもない―授業妨害と戦う方法
有元 秀文
心の琴線にふれる語り(内容)が生き方への共感を生む
野田 芳朗
子どもは教師の力量などたった一つの語りで見抜く
師尾 喜代子
“エー、そうなの”初めて聞く“歴史面白ウラ話”
食の歴史
戸井 和彦
トイレの歴史
藤本 浩行
女性参政権の歴史
橋本 康弘
お裁き・裁判の歴史
野坂 佳生
エネルギーの歴史
山下 宏文
憲法制定の歴史
星村 平和
通信手段の歴史
井田 仁康
武器の歴史
本宮 武憲
税制の歴史
江間 史明
人権の歴史
吉田 正生
貿易の歴史
岡ア 誠司
米作の歴史
佐藤 幸也
遷都の歴史
天野 哲孝
学校制度の歴史
唐木 清志
貨幣の歴史
福山 憲市
領土の歴史
原田 智仁
貧困の歴史
渡辺 尚人
戦争の歴史
杉浦 正和
民衆抵抗の歴史
大恵 信昭
国際交流の歴史
田渕 五十生
5分で読み聞かせ=歴史人物42人の“面白ウラ話”
卑弥呼
渡辺 敏
聖徳太子
北村 善重
小野妹子
中地 直樹
中大兄皇子
石井 研也
中臣鎌足
加藤 学
聖武天皇
瀬戸 勝
行基
田中 力
鑑真
真柄 二郎
藤原道長
小山 弘一
紫式部
有田 和正片上 宗二
清少納言
田口 広治
平清盛
坂井 邦晃
源頼朝
勝又 明幸
源義経
鈴木 康一
北条時宗
向山 洋一
足利義満
進士 かおり
足利義政
庄 展彦
雪舟
酒井 臣吾
ザビエル
加藤 有悟
織田信長
永島 稔明
豊臣秀吉
吉田 高志
徳川家康
安達 正博
徳川家光
石井 和生
近松門左衛門
田山 修三
歌川広重
前田 康裕
本居宣長
長谷 博文
杉田玄白
太田 政男
伊能忠敬
北 俊夫
ペリー
岡明 秀忠
勝海舟
岩切 洋一
西郷隆盛
西 浩一
大久保利通
新福 悦郎
木戸孝允
勇 眞
明治天皇
佐藤 民男
福沢諭吉
小貫 義智
大隈重信
吉永 潤
板垣退助
福井 三千穂
伊藤博文
山口 收
陸奥宗光
河田 孝文
東郷平八郎
佐藤 仁
小村寿太郎
杉原 誠四郎
野口英世
青柳 滋
子どもの疑問に応える“歴史面白ウラ話”
古代史
農耕
西尾 文昭
戦闘
山川 亨
古墳
松藤 司
信仰
近藤 光弘
中世史
鎌倉武士
藤田 守
室町文化
臼井 忠雄
近世史
戦国時代
多賀 譲治
キリスト教伝来
黒木 俊治
鎖国政策
染谷 幸二
身分制度
岡崎 均
江戸の大名屋敷
廣野 毅
江戸の豪商
深草 正博
近代史
産業革命
藤瀬 泰司
開国
竹中 廣司
富国強兵
安住 順一
殖産興業
宇田川 嘉一
文明開化
目賀田 八郎
明治維新
中島 優
義務教育の普及
木村 博一
第一次世界大戦
西牟田 哲哉
戦前の教科書の“歴史面白ウラ話”の入れ方―同じ問題、今と対比して考える―
永田 忠道
こうしてつくる近代化遺産の教材開発
北のウォール街(北海道小樽市)を支えた近代化遺産
菊地 達夫
おもしろ社会科研究:雑記帳
源流を求めて
土井 謙次
わが教室の壁面利用&社会科準備室
学級から学年、職員室へと繋ぐ学習環境づくり
六角 英彰
社会科版 免許更新ニュース
茨城県/社会科教師は何を求めるべきか
江口 勇治
新装!社会科副読本の編集コンセプト―新教材の開発とページづくりのヒント
「47都道府県」を指導する紙面構成
北 俊夫麦田 哲之
領土問題・世界史の中で考える
南アジア諸国の領土・民族問題
原田 智仁
“この歴史用語”―誕生秘話と生育史の謎を解く
「終戦」
村井 淳志
〜鈴木貫太郎内閣は、いかにして、本土地上戦を経ないで終戦に持ち込むことに成功したか?〜
小学校 社会科移行期の研究スキル
地球儀に関する指導の工夫と充実
安野 功
中学校 社会科移行期の研究スキル
言語活動の充実を図る教材開発スキルD
大杉 昭英
〜歴史的分野その2〜
授業参観・私のドッキリ日記
挙手もなく指名もなく進む展開…
目賀田 八郎
私の乱読日記
12月
“分かったつもり”から抜け出す力をつける社会科を
棚橋 健治
佐藤正寿著『価値ある出会いが教師を変える』ひまわり社 平成二〇年三月刊
新保 元康
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第141回)
埼玉県の巻
安野 功
編集後記
樋口 雅子
旧国名で社会科をゲットせよ
鉄道路線名からのインフォメーション
出原 真哉

編集後記

◯…この企画を発信したいと思った直接の動機は、玉川の多賀譲治先生からいただいた原稿に、「歴史の授業をしていると、中世の甲冑が派手なこと∞戦闘中にいちいち名乗りをあげる≠ネどが変だ」という疑問が生徒から出る。派手な甲冑は目立つから不利だし、名乗りをあげて敵兵にたやすく殺されてしまった元寇の話など、失笑さえ起こる―と。

では、なぜそういうことが行われていたのか。

当時の戦闘の様子を学習すれば、その理由はそれなりに?理解できるのではありますが普通の?教科書中心の授業だけでは、そういう疑問に正対することもなく過ぎそうだな―という気がします。

ところで、関連して、私のなかで、忘れられない二つのエピソードを紹介させてください。

その1―いささか?旧聞に属する話ですが、最後は宮城教育大学教授となられた故・本多公栄先生が、中学の教師をしていたころ、お聞きした話です。

世界史の学習で「遊牧民は、毎朝、テントを張ります」という記述に、男子生徒から、いっせいに爆笑が起こった。マジメな女子生徒から、「何がおかしいのですか」と憤然として食い下がられ、本当に困った―と。

20代も終末だったのに?「え、何で、何がおかしいのですか」と女子生徒並みに質問し、「またぁ、樋口さん…」といわれてしまいました。

その2―ある日、「なにげなく息子の教材を見ていたら、お宅の会社の調べる力考える力を鍛えるワーク@L田和正著というものだったので、電話した。あそこに描かれている弥生時代の稲、まっすぐに伸びているが、そういう状態にするまでにどれだけ改良への努力があったか。あの時代は当然、曲がっていた…」という電話をいただきました。

さすが、専門家、と忘れられない指摘でした。

本号は、生徒から猛烈なるラブコールが起こるような歴史ウラ話を読み聞かせし、教室に知的好奇心が満ち溢れるような授業のネタを提供していただきました。

〈樋口 雅子〉

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