社会科教育 2009年2月号
新社会科“活用型学習の教材・教具一覧

C598

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社会科教育 2009年2月号新社会科“活用型学習の教材・教具一覧

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ジャンル:
社会
刊行:
2009年1月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新社会科“活用型学習の教材・教具”一覧
新要領“方法知→内容知”をどう受け止めるか
“教えて”と“考える”に線引きスタンダードはあるか
峯 明秀
“教える”は詰め込みにならないか?
二井 正浩
“内容知”と“活用型学力”の接点はどこか
岸本 実
体験的活動とどうかかわるか
谷田部 玲生
教科書の役割はどうなるか
棚橋 健治
シンポ=活用型学力に必要な学習材とは
提案
活用型学習を保証する“学習材”開発
原田 智仁
提案を読んで
四観点と「活用力」の関係整理と吟味が今後の課題
安野 功
活用型学習に有効な三つの学習材
小原 友行
新たな学習材を用意するの?
澁澤 文隆
教材の学習材化―「教師の発問」が鍵
西尾 哲孝
まとめ
社会科授業の変革に向けて
原田 智仁
活用型の新学習材―アメリカ教科書の日本バージョンを習作する
地域学習・活用型の新学習材の開発
藤瀬 泰司
歴史学習・活用型の新学習材の開発
平田 伸幸
時事問題学習・活用型の新学習材の開発
秋岡 祥介
小学校=あると盛り上がる新単元の教材・教具一覧
伝統文化
田口 忠博
国土
藤田 守
情報
谷 和樹
災害や事故防止
横山 幸生
金融
福山 憲市
都道府県
北村 善重
世界の主な大陸と海洋
波戸 裕幸
世界の主な国の名称
岡ア 誠司
方位と地図記号
大多和 紀之
中学校=あると盛り上がる新単元の教材・教具一覧
地域の課題
吉水 裕也
持続可能な社会
小川 晶子
日本地誌重視
山口 幸男
世界地誌重視
黒木 俊治
近現代史
竹中 廣司
情報
藤川 大祐
こんなのいかが?=手づくり教材資料開発のオモシロ例
3年
村上 浩一
4年
勝又 明幸
5年
中嶋 敦
6年
臼井 忠雄
中学地理
坂井 ふき子
中学歴史
松嶌 恵俊
中学公民
土井 謙次
小特集 社会科の特質に応じた“道徳指導”を考える
社会科と道徳の違いを踏まえての“道徳指導”が肝要
長尾 彰夫
憲法を道具とした問題解決
藤井 千春
「エゴイズム」と「争い」から見る道徳と社会科の特質
吉永 潤
新しい「全面主義」の構築を目指して
星村 平和
自己の立場の自覚と切り結ぶ開かれた社会認識形式をベースに
臼井 嘉一
「文化の多様性に関する世界宣言」で寛容な心を育む
森茂 岳雄
社会科の教科目標を踏まえた“道徳指導”のあり方
磯山 恭子
「人間らしい生活」の実現
大友 秀明
表紙まちがいさがし
どこかおかしい雪国の景色
谷 和樹
大人の社会科見学―大人気の博物館&施設 (第11回)
古き良き飛騨の暮らしぶりを体感できる野外博物館
飛騨民俗村飛騨の里 館長 西倉 憲司
生徒も先生もご当地検定にトライ! (第23回)
みんな、沖縄のことがわかるかな?
石黒 基國
おヨソの国から見た「日本&日本地図」 (第11回)
フィンランド共和国から見た日本
河田 孝文
舌の根が乾かぬうちに (第11回)
ケータイと振り込め詐欺
大月 隆寛
経済の視点なくして社会科が成立するか―お金の流れと社会科授業― (第11回)
経済の国際化による視点転換
岩田 一彦
“歴史事件”を現代の裁判制度で読み解く (第11回)
「足尾銅山鉱毒事件」を裁く
橋本 康弘藤澤 幸則
小学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第11回)
社会形成・参画力の基礎を培う指導
安野 功
中学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第11回)
近現代の学習、伝統や文化、世界の歴史
中尾 敏朗
“動く歴史事実”と“動いた教科書記述” (第11回)
前世の報い? 生類憐み令の狙いは何処にあるか
渡部 哲治
身近な題材でする金融学習 (第11回)
「企業は消費者に何を提供するか」の授業化・教材化
柳澤 一輝
教室直結コピーページ 社会科基本学力の指導 (第11回)
都道府県
新村 勲
世界の国々
染谷 幸二
時代の流れ
谷岡 眞史
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第131回)
長野県の巻
澁澤 文隆
編集後記
樋口 雅子
“日本の世界遺産”を発問クイズ (第11回)
日本の気候・自然を凝縮した屋久島クイズに挑戦!
大島 英明

編集後記

◯…今回の改訂の趣旨は、

@「端的に言えば、授業時間の削減を踏まえ、事例を通して学び方(方法知)を身に付けさせる学習論から、基本的な概念、すなわち見方考え方(内容知)を、言語活動を通して確実に習得させる学習論へと転換したのである」

A「中学校の地理学習の場合、従前は例えば福岡県の学習を通して、地域の中心的な役割を持つ県の学び方を身に付けさせようとした。そうすれば、宮城県等の類似の県の学習に応用できると考えたのである。したがって、教科書は『自分のくらす地方の中で中心性を持っている都道府県を調べてみよう』という発展的学習課題を示した。だが、これは活用型学習とは似て非なるものである」

 小誌12月号の兵教大・原田智仁先生の論文からの引用です。私は、この原稿を拝見した当初、〈活用型学習とは似て非なるもの〉というところに、そうかなあ?という疑問をもったのですが、引用文のAに続けて、「福岡県で習得した見方考え方を吟味し修正するところまで保証しなければならない。その活用・検証過程で、生徒は多様な言語活動を駆使することになる」というくだりを読んで、なるほど、現行のそれは、福岡県の学習を宮城県にコピペするというだけ?の方法知だったのかな?という解釈が出来るように思いました。

新指導要領の理解にたって、新年度に向け、教材・教具をどう準備していけばよいか、ハードとソフトの両面からのご提言をいただきました。

〈樋口雅子〉

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