社会科教育 2007年6月号
“写真・統計資料”見方考え方指導の基本

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社会科教育 2007年6月号“写真・統計資料”見方考え方指導の基本

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ジャンル:
社会
刊行:
2007年5月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 136頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “写真・統計資料”見方考え方指導の基本
判断誘導型資料を見破るリテラシーのポイント
「形容詞」に注意せよ!
渡部 竜也
「本当に?」「なぜ」から解釈へ
岡ア 誠司
百見は、一作に如かず
日詰 裕雄
“写真”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
永島 稔明
“統計”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
大島 英明
“グラフ”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
與賀田 忠倫
“絵”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
新村 勲
“分布図”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
河野 博一
“複数の資料”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
森下 人志
“資料探し”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
吉元 輝幸
“資料吟味”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
深谷 直史
“ネット資料”で授業―発問と学習活動の組み立てポイント
口川 和伸
“写真・統計資料”指導にかかわるアラカルト
算数教師がする統計・グラフの指導ポイント
田中 博史
教科書編集部発・ここまで変わる?写真の差し替え
渡部 哲治中沖 栄
“写真でウソ”をつく手段と有名事件簿
鈴木 康一
“統計でウソ”をつく手段と有名事件簿
冨士谷 晃正
“写真・統計資料”―見方考え方指導の基本
3年
雨宮 久
4年
畑屋 好之
5年
稲葉 忠之
6年
中村 雄司
中学地理
白濱 毅
中学歴史
鈴木 文男
中学公民
夏目 真治
〈コピーしてすぐ使える〉“写真・統計資料”から社会現象をとらえる力を育てるファックス
“特色”をとらえる力を育てるファックス
金川 秀人
“比較して”とらえる力を育てるファックス
川原 雅樹
“関連づけ”て考える力を育てるファックス
井川 裕子
“特殊性と共通性”をとらえる力を育てるファックス
上野 一幸
“変化”を読み取る力を育てるファックス
高瀬 一寿
“結びつき”を発見する力を育てるファックス
桜木 泰自
“類似性・傾向性”をとらえる力を育てるファックス
野口 敦広
“分析・統合”でとらえる力を育てるファックス
阿佐美 宏明
小特集 近頃話題の“そうだったの?”発見物語
小学校の歴史教科書から消えた旧石器時代・縄文時代
中間有限責任法人日本考古学協会
“鉄道嫌いの明治人”は虚構?
佐長 健司
“金印”真贋論争の再燃?
有田 和正
“天然の要塞だから選んだ?鎌倉”説に異論
岡 陽一郎
生徒も先生もご当地検定にトライ! (第3回)
みんな、松山のことどれだけ知ってる?
石黒 基國
地球地図を生かした授業づくり (第3回)
地球地図のデータ
太田 弘
〜「地球地図」データとダウンロード〜
写真を使った学習クイズ (第3回)
「もの」から情報を抽出する
山下 文廣
中国に輸出した?日本の漢字→授業化のヒント (第3回)
「輸出」「輸入」の「輪」
椿原 正和
討論に発展!社会科ネタ 多文化社会理解の開発教育 (第3回)
地球の仲間たち
田中 治彦
社会科教師の基礎教養 世界史のことば、世界史へのロマン (第3回)
古代インド
原田 智仁
〜インドはいつか“バーラト”になる?〜
シティズンシップ 世界で広がる市民科の動きから学ぶもの (第3回)
イギリス市民科の成立要因と必要性
田中 博之
教科書を使った学び方スキルの基礎基本―ここでこういう指導が効果的 (第3回)
3年社会科入門期の方位指導
臼井 忠雄
教科書教材更新中 授業で使える この数字このデータ (第3回)
自己破産者年間24万人突破! 教え子を多重債務者にしないよう金融教育が重要だ
川原 雅樹
社会科新授業の“未来予想図” (第3回)
教育基本法の改正を受け、社会科はどう変わるのかB
安野 功
新指導要領で授業づくり 改訂点はどこか―中学校― (第3回)
教育課程全体でどのような改善を図ろうとしているのか
大杉 昭英
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第111回)
山口県の巻
吉川 幸男
編集後記
樋口 雅子
子どもと作る歴史紙芝居 (第3回)
クーデター成功で力を強める天皇
柳沼 孝一
紙芝居作りで歴史のイメージ作りを鍛えよう (第3回)
聖徳太子の政治と大化の改新
有田 和正

編集後記

◯…コピペっていう言葉をご存知でしょうか?

「中学生の時、社会科の先生が課した夏休みの宿題は19世紀、なぜ世界は西洋化されたのか≠考えよというものでした。今にして思えば大胆な出題です。(中略)もし、私が上記の宿題を今の学生に課したらどうでしょうか。ちょっとばかりグーグル検索して、その結果をコピー&ペーストしてレポートをつくるでしょう。

そもそも、ネット上の情報のほとんどは何かをコピペしたもので出来ています」という青山学院大の福岡伸一教授(生命科学)の文に接して、「へー、そういう上手い言葉があるのだ」と妙に感心したのですが、そうはいっても?一旦こんなに便利なものをタダで活用できる醍醐味を味わった人類は?容易にはこのコピペの罠から抜け出すことはむずかしそうです。

だからこそ?社会科の授業で、一番多用されてもいる写真や統計資料などの?一見するとすべて真実と思い込みそうなものにどう接していけばいいのか、しっかり指導していく必要があるのではないかと思います。

ところで、そういう高度?な問題以前の、指導の問題点が指摘されています。

03年度・文科省の学力調査の結果分析による指導上の改善点として、

「統計資料や分布図を確実に読み取ったり、複数の資料を相互に関連付けて活用したりする力を育てる指導の改善・充実」が求められているということです。

本号は、グラフでいえば、

・題名は何ですか。・出典は何ですか。・縦軸は何ですか。・横軸何ですか。・1目盛りはいくつですか。

というような、指導のもっとも基本となる問題と同時に、そこからどういうQが沢山たてられるか―という、資料の見方考え方についての指導ポイントをもご紹介いただきました。

〈樋口雅子〉

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