- 特集 授業技量がUPする“実力診断の方法”34
- 私が“授業技量の差”を感じた時
- 一瞬の対応力
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- 社会科達人カウントダウンショー
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- 圧倒的な技量の差が出る模擬授業対決
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- シンポジウム=授業技量がUPする実力診断の方法
- 提案・小学校
- 「TOSS授業技量検定」が現時点で最もよい方法である
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- 意見・小学校
- みごとな提案―これを生かして検定したい
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- 「授業づくりの文化遺産」を継承するもの
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- 授業力量診断の重要性と運用の慎重さ
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- 提案・中学校
- TOSS授業技量検定は、若い教師の授業の腕を伸ばしている
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- 意見・中学校
- 内容の質と授業技量
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- 社会科の特質を踏まえた授業技量の検討を!
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- 自らの授業を批判の目にさらす教師修業
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- 授業技量検定にはどんなものがあるのか
- スポーツ界における技量検定とは
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- 検定制度における技量検定とは
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- 家元制度における技量検定とは
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- 授業技量―腕を知りステップアップするために
- 教材選択の目―実力診断&腕を上げるポイント
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- 授業の組み立て―実力診断&腕を上げるポイント
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- 授業の雰囲気―実力診断&腕を上げるポイント
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- 発問・指示―実力診断&腕を上げるポイント
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- 学習問題づくりの手順―実力診断&腕を上げるポイント
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- 基礎基本の定着―実力診断&腕を上げるポイント
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- 資料選択の目―実力診断&腕を上げるポイント
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- 子どものノート―実力診断&腕を上げるポイント
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- 子どもの集中・熱中度―実力診断&腕を上げるポイント
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- 調べ学習の手順―実力診断&腕を上げるポイント
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- 〈相互交流〉=他人の振り見て自己診断“指導案”から授業技量をとらえる“目のつけどころ”
- 単元「環境を守る!北九州エコタウン」の指導案
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- 庄氏の指導案を読んで:指導案からよみとれる実力と判断できない授業技量
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- 単元「私たちの生活と環境」の指導案
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- 松崎氏の指導案を読んで:教材から学習材への転換を
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- 〈相互交流〉=他人の振り見て自己診断“自作テスト”から授業技量をとらえる“目のつけどころ”
- 単元「公民・国際社会」のテスト問題
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- 竹中氏のテスト問題を読んで:授業の土台となる読みと読解の学習
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- 1学期末のテスト問題
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- 藤井氏のテスト問題を読んで:授業の組み立てが問われる
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- 授業技量を見る目を鍛える実力診断シート
- 模擬授業のチェック項目と実力診断シート
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- 外部評価のチェック項目と実力診断シート
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- 参観授業のチェック項目と実力診断シート
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- 研究授業のチェック項目と実力診断シート
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- ルーブリックのチェック項目と実力診断シート
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- 被教育者がするチェック項目と実力診断シート
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- 小特集 裁判員制度―社会科の課題として考える
- おさらい!裁判員制度の概要
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- 裁判員制度を社会科の課題として考える
- 「社会科の主人公」として裁判員制度をとらえさせる
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- 民主主義の学校としての裁判員制度
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- 裁判員制度での死刑判断
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- 裁判員制度は司法参加という形で国民主権を維持する
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- 5年後にあなたも人を裁く
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- 人物カルタで基礎基本の定着―すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第7回)
- 『その時代ならでは』の事象もカルタやヒントに入れる
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- 韓国と日本、日本と韓国の間―過去と現在と未来を考える (第7回)
- 夫婦別姓の父系血縁家族主義
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- 学力低下はどんな授業で生み出されるのか (第7回)
- ワークシートに見る知識観の違い
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- 中学教師がする授業の勝負どころ (第7回)
- TOSS中学社会科が提案する普段の授業の作り方
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- 基礎基本を意識した授業づくりのヒント (第7回)
- 教科書を教える授業
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- 〜@等高線の読み取りスキルを教える〜
- 子どもが好きな“ウソ・ホント”雑学事典 (第7回)
- コンビニ隆盛の背景を追う(公民)
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- FAX版 社会科基礎用語の学習スキル (第7回)
- 交通事故やとうなんをふせぐ(四年)
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- 〜交通事故やとうなんをふせぐためのくふうや努力について考えよう〜
- モノから世界が見える (第7回)
- 浸透する新しい嗜好飲料コーヒー
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- 地域を学ぶ町づくりの感動ネタ (第7回)
- 地域と一体となって進める循環型社会〜EMによるため池の浄化〜
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第79回)
- 福岡県の巻
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- 社会科教科書づくりへの私の注文 (第7回)
- 開かれた思考・判断を促す手立て(2)
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- 〜科学的探求のための内容構成〜
- 編集後記
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- 覚えちゃうよ!おもしろ地図記号 (第7回)
- 地図記号と縮尺を楽しく学習しよう!
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編集後記
◯…社会的ニュースに続いてのスポーツニュースは、どの新聞にも必ずついているように、今やスポーツは人気です。ど素人には「何がどうなったからこうなった」のか、さっぱりわからないのですが、プロの解説を聞くと、なるほどあそこが勝負の分け目だったかとやっとわかる―わけです。
その道の達人と何も知らない素人とは超えがたい溝が横たわっている―ようです。
ある、教育大学の方から、「社会科の現状について1分しゃべれる、3分しゃべれる、5分しゃべる」というテストを出した―と伺い、なるほどと思いました。というのは、社会科の現状という、大きなアミをかぶせられた時、何を柱にどういう中身を構築していくかで、その人の力量を測ることが出来るからです。
たとえば、指導要領における時間配当の変遷をみると文教政策は、どういう方向にシフトしつつあるのかを伺い知ることが出来るというような柱を立てることが出来ます。また、小誌のような月刊誌がいくつ発刊されているかから先生方の関心度を伺い知ることが出来る―というような具合に、テーマに迫る切り口がいくつも出せ、なおかつ、どういう切り口がテーマにもっとも適合しているかを説明出来るのが専門家―といえるのではないでしょうか。
ところで、我が国では、昔からある趣味の世界の、たとえば家元制度などはれっきとしたランク付けがあり、上達のステップがシステム化されています。囲碁や将棋なども、プロとアマではどうしようもないような差があることを明示し、実力に応じたランク付けがきちんとしていることで知られています。
その道で奥義を究めるためには、ステップアップのランク付けで、「目標を明示して上達への動機付けをする」ということでもあるのでしょう…。
ま、当然のことながら、それだけ、その道の達人と新米では、〈腕が、月とすっぽん〉ということなのでしょう。
授業の腕についても、全く同じことがいえるのではないかと思います。
本号は、そんな状態を改革する具体的な提案をしていただきました。
〈樋口雅子〉
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- 明治図書