- 特集 新学習指導要領 資質・能力を育む学習評価−これからの通知表文例
- 特集について
- 特別支援教育における資質・能力を育む学習評価の考え方
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- 学校現場で受け止める新学習指導要領に基づく学習評価
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- 知的障害特別支援学校における学習評価充実を目指した試み
- カリキュラム・マネジメントシステムを確立するためのよりよい評価の在り方について
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- 特別支援学級・通常の学級 通知表「所見」作成のポイント
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- 特別支援学級に在籍する子供への「学習に関する所見」文例
- (1) 教科の文例
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- (2) 外国語活動の文例
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- 通常の学級の特別な配慮を必要とする子供への「所見」文例
- (1) 学習面に困難さがある子への文例
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- (2) 行動面に困難さがある子への文例
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- (3) 対人面に困難さがある子への文例
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- 通級による指導を受けている子供への「通級の記録」文例
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- 知的障害特別支援学校 学習評価と「通知表」作成のポイント
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- 知的障害特別支援学校 学習評価と「通知表」文例
- (1) 国語
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- (2) 算数・数学
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- (3) 保健体育
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- トピックス (第78回)
- 中央教育審議会諮問「新しい時代の初等中等教育の在り方について」―概要―
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- わたしと特別支援教育 (第24回)
- 学び続ける教職員を目指して
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- 〜特別な支援を必要とする子どもの社会参加と自立へ〜
- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 「ラミネートフィルム」と「ステンレスシート」を活用して一工夫
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- 音と文字を視覚的につなげるための small step 1,2,3!
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- 〜忘れてもいい,思い出す努力をしいよう!堂々巡りの学習法!〜
- 子ども生き生き学習活動
- 【造形】「造型遊び」を取り入れた表現『雨ふりハウス』
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- 〜日常の事物との新しい出会いをつくる〜
- 【音楽】個々の特性に合わせた音楽活動
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- 〜「やればできる」と励ます前に!〜
- 【遊びの指導】一人一人の子どもが輝く遊びの指導
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- 写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第12回)
- 生徒の職業的・社会的自立に向けた学校を目指して
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- 手と目で話そう! 言葉の前のことばとしての教材教具 (第12回)
- 大人の見方を変える
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- 最前線レポート:「高校の通級」 (第5回)
- 個々のニーズに応じた通級指導
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- はじめて通級指導教室の担任になったら―Q&Aでズバッと解決! (第6回)
- どのように保護者と連携をしていくとよいですか?
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- 不器用な子どもに効果抜群の感覚運動あそび&学習支援 (第6回)
- 口(くち)を使って遊ぼう!/こうすればできる?! 鼻かみ・うがい
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- 児童発達支援事業・放課後等デイサービスとの連携 (第6回)
- 家族・地域・行政につなぐ支援のバトン
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- どの子も楽しく! 指導のポイントがバッチリわかるわくわく造形活動 (第12回)
- どんな形に切ろうかな? いろいろな形を貼ってみよう
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- 特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第12回)
- 富山県
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- 編集後記
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編集後記
小学校と特別支援学校小学部は、新学習指導要領による教育がいよいよ全面実施になります。子供たちに身に付けさせたい資質・能力をどのように伸ばしていくか。それには、年度当初に立てた指導計画に基づき、指導方法を工夫しながら積み重ねた授業によって、どれだけ子供たちが伸びたかを的確に「評価」することが大切です。
「学習評価」の意義には、大きく二つあると考えます。一つは、教師が自らの指導を振り返り、次年度の指導計画に反映させること。もう一つは、保護者に学習の成果を伝え、伸びた部分は褒めていただき、今後の課題については理解を求めて、今後の学習を支えてくださるようお願いすることです。具体的には、「通知表」に示す数行の評価を、子供を伸ばすことにつなげる表現で書き表していく、教師の大きな仕事とも言えるでしょう。
文部科学省は、平成31年3月29日に「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」【30文科初第1845号】を発出し、新学習指導要領の下での学習評価が適切に行われるよう、学習評価を行うに当たっての配慮事項をまとめました。学習状況の評価の観点については、資質・能力に関わる「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に変わりました。そして、特別支援学校(知的障害)の各教科については,小・中・高等学校等との学びの連続性を重視し、学習評価においても観点別学習状況を踏まえて「文章記述」を行うこととなりました。
『特別支援教育の実践情報』2020年2-3月号では、新学習指導要領の下での学習評価を行うに当たり、3観点による文章記述の評価を、「通知表文例」の形で示すことにチャレンジしました。今後、小学校・小学部を皮切りに、全ての校種・学部にこの考えが広がり、指導要録の記載も3観点による端的な表現が求められています。今回のチャレンジは、全国の特別支援教育に関わる教師に、「学習評価」の在り方を具体的に示す道標になると考えます。
/是枝 喜代治・朝日 滋也
お詫びと訂正のお願い(2020.1.21)
このたびは本誌をご購入いただき、誠にありがとうございました。
さて、本誌(紙版)編集後記に異なる記事(次号内容)が混入していました。
ただしい編集後記記事は下記になります。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/26194#detail
読者の皆様にはご迷惑をおかけすることになり、まことに申し訳ございませんでした。
今後はこのようなことがないよう、細心の注意を払ってまいります。
(明治図書出版株式会社 教育書編集部)
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