楽しい算数の授業 2012年3月号
これでカンペキ! 算数授業の総まとめ

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楽しい算数の授業 2012年3月号これでカンペキ! 算数授業の総まとめ

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ジャンル:
算数・数学
刊行:
2012年2月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 これでカンペキ!算数授業の総まとめ
これでカンペキ!算数授業の総まとめ
志水 廣
総論
1 観点別学習状況の評価を生かして
前川 公一
2 次のステップにつながる 総まとめに
池田 良枝
3 意図的まとめで、次へつなぐ
片山 好弘
学年別実践事例
[1年]楽しくバッチリ!1年生の総まとめ!
桑山 賢司
[2年]次の学年に活用できるまとめを!
井上 正人
[3年]「総まとめの授業」による「指導と評価の一体化」〜「思考力・表現力」の確かな定着に向けて〜
羽染 聡
[4年]式指導は「場面から式」と「式から場面」を一体的に
守屋 大貴
[5年]学習したことを活用し、説明する活動
山田 浩貴
[6年]基礎・基本の学習内容を保障するために
野々上 禎
算数科教育―私の提案 (第12回)
子どものつまずきの生かし方を追究しよう
手島 勝朗
自著を語る
『教師力をアップする100の習慣』
大塚 謙二
算数教育ホットニュース (第120回)
授業の更なる質的向上に向けて
銀島 文
ここが知りたい!算数授業何でもQ&A (第12回)
算数の教材研究の急所
志水 廣
どの子も伸ばす!特別支援教育のツボ&今月の算数授業チェック (第12回)
6年かけて育てる! 引き継ぎは具体的・視覚的に!
大羽 沢子
授業力アップ!今月の授業と発問
【1年】よみとるさんすう(2)
鬼頭 由美子
〜絵やグラフを見て、問題を解こう〜
【2年】分数
伊藤 紘規
〜「半分の半分」の別の表し方を考えよう〜
【3年】□を使った式
島 哲宏
〜□の式で考えよう〜
【4年】考えを広げよう、深めよう
長谷川 濃里
〜整理して考えよう〜
【5年】角柱と円柱
山内 良仁
〜角柱の展開図をかこう〜
【6年】学びをいかそう
牧野 憲光
〜ピザの大きさをくらべよう〜
わかる! できる! 算数授業の取り組み紹介 (第24回)
○を付けない○付け法―木曽川西小学校―
木村 博彦
算数授業奮闘記 (第118回)
「ペンキ」を使わない分数の乗除に挑戦して
折田 和宙
算数が好きになる問題
[1年]ぜんぶで何円かな?
藤永 靖彦
[2年]かけ算を考えよう(ことば、図、式で)
野村 聡男
[3年]算数のお話をつくろう
林 謙吾
[4年]プレゼント・フォー・ユー♪
澤邉 崇
[5年]どのお店で買うのがお得?
西田 智行
[6年]勝つことができるかな
山田 裕明
「足場」のある算数授業の新展開 (第12回)
話し合う力を育てる算数授業事例(4)
石田 淳一
〜5年 三角形の面積の授業から〜
子どもの意欲を高める朱書き文例集 (第24回)
3月のノート指導と朱書き
井出 誠一
イチオシ! 板書紹介 (第24回)
習得型で基礎・基本を確実に身に付けさせる板書
志水 廣
〜第3学年 重さ調べ〜
算数の玉手箱―授業,教材,ゲームアイディア集 (第12回)
ゴルフで分数
斎藤 秀樹
〜5年【分数のかけ算とわり算】・6年【分数のかけ算 分数のわり算】〜
子どもと楽しむ12か月 算数面白小話 (第12回)
計算問題を楽しく考える問題へ変える工夫
小畑 壽
編集後記
『楽しい算数の授業編集部』木山麻衣子
数検問題にチャレンジ! (第12回)
推理の問題
財団法人 日本数学検定協会
〜級:6級 単元:公倍数(5年)と推理 学年:6年〜

成功する算数授業D これでカンペキ!算数授業の総まとめ

 3月は,学年の終わりであり,また,次への学年への橋渡しの時期でもあります。

この時期は,教科書はほとんど終わり,まとめの時期となります。

 では,どのようなまとめをすれば,学年で学習したことの総まとめとなるのでしょうか。内容面でいえば,数と計算,量と測定,図形,数量関係の4つに分かれます。これらの領域ごとに知識,技能,数学的な考え方のまとめが必要になります。そこで,どの内容が子どもにとって弱点なのかを洗い出して,それの克服をすることが大切といえます。

 その意味で診断テストを実施して,個に応じた基礎練習をさせることも有意義なことです。これによって,積み残しのないようにしたいものです。


 次に,新学習指導要領の方針からいえば,思考力,判断力,表現力の育成,さらには活用力の育成の総まとめも必要となります。


 本号のテーマは「算数授業の総まとめ」となっていますが,1年間の「授業」を振り返ってまとめたいという意味もあります。1年間のノートを再度見直して学びの記録を作るのもよいでしょう。また,6年生ですと,卒業研究と題して小学校の6年間の総まとめを作らせてもよいでしょう。教師が頑張ってまとめの授業をすることも考えられますが,逆に子どもの主体性にまかせた算数の自由研究というのもあると思います。いずれにしても,当該学年の基礎・基本の内容を確実に習得したことを保証するとともに,活用・発展を目指した力の方向へとまとめさせることも可能だと考えます。


 本号では,1年間の算数授業の総まとめの意義を述べるとともに,指導のポイントを明らかにした具体的な実践事例をご紹介します。


志水 廣 

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