- 特集 「算数の学び方」を育てる3つの鉄則
- 総論
- 学びをつくる三原則 学びを実感できる授業づくりの基本
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- 「算数の学び方」を育てる教師の働きかけ
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- わからない! 知らない! から始める算数の学び方
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- 学年別実践事例
- 1年/「算数は楽しい」そんな授業を
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- 2年/友だちといっしょに算数を学ぶ―「みんなで九九パズルをかんせいしよう!」
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- 3年/「算数の学び方」を育てるために…
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- 4年/共に学びを創り上げる授業づくり
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- 5年/既習事項を生かした授業づくり―小数のかけ算 発展的な学習 覆面算
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- 6年/競争の学びから協同的な学びへ―問題把握の仕方,見通しの立て方,解決の勧め方
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- 算数Short story (第57回)
- 王様の枕
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- 授業力アップ! 今月の授業と板書
- 【第1学年】たすのかひくのか考えよう
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- 〜たすのかなひくのかな〜
- 【第2学年】三角形を2つに切ってみよう
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- 〜三角形と四角形〜
- 【第3学年】大きい数をしらべよう
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- 〜一万をこえる数〜
- 【第4学年】わり算のせいしつ
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- 〜2けたでわるわり算の筆算〜
- 【第5学年】わり算と分数の関係を考えよう
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- 〜分数〜
- 【第6学年】分数でわる計算のしかたを考えよう
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- 〜分数×分数、分数÷分数〜
- 街角の算数―自ら進める数理の学習法― (第9回)
- 低学年での「街角の算数」−「算数研究」
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- 算数が好きになる問題
- 小学1年/なんてん とれるかな?
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- 小学2年/三角形と 四角形を 見つけよう
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- 小学3年/ぼうグラフをかきなおそう
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- 小学4年/コロッケ何こ作れるかな?
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- 小学5年/2つの数を思いうかべて、計算すると…
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- 小学6年/シュートを決めろ!
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- 算数授業奮闘記 (第56回)
- 子どもと戯れ、子どもを知ろう
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- 算数教育ホットニュース (第57回)
- 自由化と競争:算数科を取り巻く教育状況
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- 個に応じた発展問題事例 (第57回)
- 1年・たすのかな ひくのかな/2年・三角形と四角形/3年・一万をこえる数/4年・およその数/5年・同じものに目をつけて/6年・分数×分数、分数÷分数
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- ミラノからのフォトメール (第9回)
- イタリア算数ものがたり
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- 「考える足場」をつくる算数授業 (第9回)
- 問題場面からわかることを記述するタイプの授業実践
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- いまさら聞けない算数・基礎の基礎 (第9回)
- 九九表で数学の真髄に迫る
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- 〜2年かけ算〜
- メタ評価を生かした算数指導の実際 (第9回)
- 全体論的評価について
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- 自著を語る (第50回)
- 『算数力がつく教え方ガイドブック』
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- 『ザ・算数科発展問題216選』(全2巻)
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- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- 関係をグラフに表してみよう!
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編集後期
学び方は、一般的に言えば、授業の受け方、授業中での話し方・聞き方、ノートの取り方などの学習習慣で身についていくと考えられる。この点については佐土原氏の論文が参考になる。聞き方の中で一歩踏み込んだのが吉橋氏の主張である。すなわち、教師が児童の発言をしっかりと聴くことだと提言されている。「発言する児童の目を見て、指導者の気持ちを空にして、誠実な関心をもっていることが伝わるように聴く」と述べられている。ここに、志水式の「意味付け復唱法」の原点が読み取れる。「空」こそがもっとも難しいことなのだ。黒ア氏は、「自分で学習テーマ」を見つけるという学習課題を自ら生み出すことの重要さを主張されている。そのとおりである。いつもいつも教師から与えられるだけでは受け身になってしまうからである。
さて、最近の私は、思考の足跡をきちんと「なぞる」ことが「算数の学び方」として重要だと考えている。認知心理学の言葉で言えばリハーサル方略である。もっと授業の中で「なぞる」活動を取り入れたいと考えている。問題解決の手順をなぞるだけでなく、思考の論理をなぞっていくことである。授業では教師・児童ともにお互いの考えを「なぞる」ことが大切であり、そのために「空」の気持ちが必要なのである。
(志水 廣)
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- 明治図書