解放教育 2006年3月号
人権教育「第二次とりまとめ」を学校現場の視点で読む

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解放教育 2006年3月号人権教育「第二次とりまとめ」を学校現場の視点で読む

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ジャンル:
人権教育
刊行:
2006年2月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
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目次

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特集 人権教育「第二次とりまとめ」を学校現場の視点で読む
特集に当たって
解放教育編集部
同和教育の理念と教訓を重ねて、人権教育の創造を
「第二次とりまとめ」を読み、活かすために
高松 秀憲
人権教育のひろがりを期待する
Living and Learning Together
竹平 均
「第二次とりまとめ」を活用し、学校と地域の協働の一層の発展を
中村 清二
人権教育は何のために行うのか?
人権の「正しい理解」とは
川村 暁雄
「第二次とりまとめ」を活用する視点および課題について
平沢 安政
座標
コウノトリの放鳥と私たちの暮らし
保田 茂
資料/人権教育の指導方法等の在り方について[第二次とりまとめ]〔案〕―抜粋―
Let's Collaborate 《金川の教育改革》 (第10回)
あこがれる・あこがれられる関係の復権
金川小中研究推進委員会
創作民話は復活するか (第2回)
さねとうあきら
共生のトポス (第48回)
在日四世 H
榎井 縁
メディア社会を生きる〜メディア・リテラシーのすすめ〜 (第7回)
テレビって何?
西村 寿子
ふくおか発 今Doki子どもたち (第9回)
ユニバーサルデザイン
桐原 健司
だまってられへん (第12回)
人権習慣
松村 智広
授業と学級づくりを愉しむ方法 (第12回)
さよなら1年1組 さよなら学級担任
園田 雅春
【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第11回)
男女共同参画基本計画と少子化対策
加藤 秀一
元気のもとはつながる仲間 (第12回)
あのこに銃なんかもたしとないんよ
外川 正明
若いせんせいに送るラブレター (第12回)
教室はまちがうところだ
新保 真紀子
こころの風向計 (第19回)
直原 弘道
解放教育四一年間のさまざまな出会い (第12回)
激動の時代を迎えて
大賀 喜子
解放教育・バックナンバー
449号〜460号・二〇〇五年四月〜二〇〇六年三月号
編集後記

編集後記

▼特集執筆者の皆さんには「第二次とりまとめ」の最終文書が発表される前に原稿を書いていただかなければなりませんでした。本号が書店に並び、皆さんの手元に届く頃には、文部科学省は最終文書を発表しているでしょう。本号では、編集最終段階で入手できた「第二次とりまとめ」のその時点での「最新案」の抜粋を掲載させていただきましたが、「特集に当たって」でもふれたように、これも執筆者の方たちは読んでいません。執筆者の皆さんには、難しいタイミングでの執筆をお引き受けくださったことにお礼申しあげたいと思います。

▼同和対策事業の裏付け法が失効したことに伴って、また政治的に右傾化が進んでいることも相まって、部落問題学習にブレーキがかかった状態になりつつあると感じています。これを乗り越えるには、日教組をはじめ、人権に裏打ちされた教育運動の輪を地道にかつ戦略的に広げることが不可欠です。私たちの先輩は、子どもたちの現実、親たちの現実、地域の現実から出発して反差別の生き方と教育をめざし、居住の場で、労働の場で、さまざまな意見を持った人たちを味方にしていき、なおかつ確かな人権と反差別の視点を世の中に広げようとしてきました。差別の現実から学ぶ姿勢が部落差別以外への取り組みにもつながりました。それがまた、部落解放の教育を確かに育てました。若い教職員に働きかけ、その力を受け止めてきました。そこには明確な原則と柔軟でしぶといねばりがありました。今再び、そのような活動が求められています。

▼編集を担当するようになって、丸一年がすぎました。この間、さまざまな応援の声をいただけたおかげでなんとか一年を超えることができました。本誌が部落解放をはじめさまざまな差別からの解放をめざす教育に各地で取り組んでいる方たちの力になるよう、今後とも精一杯取り組む決意でおります。なにとぞよろしくお願いします。

▼そんな発想で次号の四月号から、さまざまなチャレンジが始まります。表紙、写真ページ、新しい連載、図書の紹介。次号予告をごらんいただいて、どんな変化が起こるのか、ぜひ楽しみにしてください。

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