解放教育 2005年6月号
全国に広がる人権教育

P451

«前号へ

次号へ»

解放教育 2005年6月号全国に広がる人権教育

紙版価格: 765円(税込)

送料無料

電子版価格: 688円(税込)

Off: ¥77-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
人権教育
刊行:
2005年5月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 全国に広がる人権教育◇日教組第五四次教研集会(札幌)より
人権教育分科会共同研究者からのコメント
全国の《現実》から反差別の教育創造へ
上原 仁朗
厳しさが錯そうする状況の中で自立する力をどう育てるのか
桂 正孝
人権教育分科会の模索
森 実
各地からのリポート
児童養護施設に併設された小中学校からの発信
金尾 誠可
国際教室に取り組んで
大沢 朝美
「あーあ、カラスも遠くで鳴いてるわ」
越井 千鶴
K君とつながりたい
甲斐 幸信
学校をもっと響きあい、もっと感じあう場に
倉原 浩二
Aの進路保障をめぐって
水田 祥江
仲間と出会い、地域に学ぶ
八木 孝弘
いい加減な気持ちで入ってほしくない
後藤 修一郎
世界に目を向ける子どもたちをめざして
江並 麻樹
同和問題を正しく理解し、その解決に向けて行動できる生徒の育成をめざして
松見 浩司
総合的な学習で取り組んだ「人権学習」
小原 武次郎
青空うつそう心にも
松田 佳子
教科指導を通しての人権教育
大森 一弘
イランカラプテー
桂 眞理子
つながることを願い続けて
小柴 直之
座標
安全で安心できる学校づくりということと子どもがまたもや加害者となってしまったことと
新居 晴幸
Let's Collaborate 《金川の教育改革》 (第1回)
ちがいはいくつ?
金川小中研究推進委員会
こころの風向計 (第11回)
ソウル
直原 弘道
元気のもとはつながる仲間 (第3回)
思い立ったらとまらない
外川 正明
共生のトポス (第39回)
平和と共存のためのおまつり地球一周事業
榎井 縁
解放教育四一年間のさまざまな出会い (第3回)
本気で教師になろうと決意…高槻六中で学んだこと
大賀 喜子
だまってられへん (第3回)
「寝た子を起こす」教材集づくり
松村 智広
図書紹介
『行政が熱い 大阪は教育をどう変えようとしているのか』(大阪府教育委員会事務局スタッフ編)
中野 陸夫
〜大阪らしい「地熱」を感じる教育改革〜
【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第2回)
性差の生物学的決定論について
加藤 秀一
若いせんせいに送るラブレター (第3回)
「今を生きる」ことが絡み合う生活班づくりを
新保 真紀子
「意味」を伝えない日本の数学教育
OECD学習到達度評価の結果より
濱元 伸彦
授業と学級づくりを愉しむ方法 (第3回)
「小一プロブレム」か「小一担任プロブレム」か
園田 雅春
編集後記

編集後記

▼日教組第五四次教研集会は、本年一月七〜九日に札幌で開かれました。敗戦から六〇年、同和対策審議会答申から四〇年と記念すべき年でありながら、残念なことに平和と民主主義、人権を重んじてきた憲法や教育基本法の改悪がスピードを上げて進んでいるのが現在でもあります。この危険に対する認識は、本次教研の底流にあったといえるでしょう。

▼この第五四次教研に向けて、全国の北海道から沖縄まで、三七本のレポートが集まりました。数年前からとくに注目の集まっている児童養護施設の子どもたちをめぐる報告、北海道以外でのアイヌ民族に関わる教育実践、地元北海道でのアイヌ民族に関するとりくみ、新潟からの教科書内容の検討など、議論のポイントが数多くありました。報告を掲載くださった皆さん、どうもありがとうございました。

▼日程が二日間になって短縮された一方で、三七本という多くのレポートが集まったことにより、分科会のもちかたも話し合われました。来年度は、分科会のもちかたを一工夫することになるかもしれません。そのあたりを意識しつつ、問題意識を共同研究者から提案してもらっています。

▼濱元さんの投稿は、この半年間ほど、「学力低下」論争に利用されたPISAを数学という角度から論じています。PISAが「生きる力」を土台にくまれたことは、すでに多くの人が論じるようになりました。これからは、教科や領域を限定しながら、それを深めていくことが必要になるでしょう。掲載の約束はできませんが、投稿を大いに歓迎します。

▼メディアリテラシーに関する連載の準備が進んでいます。メディアリテラシーの基本を押さえることを第一のねらいにしているのですが、一般的なメディアリテラシーに関する連載ではなく、現在の情報通信技術を前提にした情報化社会のあり方をふまえたメディアリテラシー論と、これまでの解放教育の財産とがであうことによって、何か新しいものが生み出されることを期待した連載にしたいと考えています。ご期待ください。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ