- 特集 日常的な評価活動を授業に生かす
- 提言・日常的な評価活動がなぜ必要か
- 求められる計画的組織的な取り組み
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- 学習評価と「愛深い」評価態度
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- ポイントは形成的評価、新しい学力観、評価規準
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- 子供にもできる日常の評価活動を
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- 授業改善のための日常的評価活動の工夫
- 評価活動で日常の授業を改善する
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- 的確な目標分析に基づく評価規準の設定
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- 関わりの姿の見取りを中核にする
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- 達成目標の明確化と学力保障の授業づくり
- 到達度テストの実施と結果の開示
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- 自尊感情を培うための指導と評価
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- 過去の失敗に学び絶対評価を確立する
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- 国語科/日常的な評価活動を授業にどう生かすか
- 具体的な「評価の観点」の作成が急務
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- 論理的な作文指導における評価
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- 観点を明確にした評価を授業に生かす
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- 算数・数学科/日常的な評価活動を授業にどう生かすか
- 向山型算数における日常的な評価
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- 評価は指導の水先案内
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- テクノロジーを使った授業での評価
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- 社会科/日常的な評価活動を授業にどう生かすか
- 細部にこだわり、小さな進歩をほめる
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- 「鎌倉」の学習を例に
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- リアルタイムでの確認がポイント
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- 理科/日常的な評価活動を授業にどう生かすか
- 子どもの力を引きだす評価への転換
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- 計画的に追究する力についての形成的な評価と少人数指導
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- 単元の途中に表現活動・制作活動を入れる
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- 子どもの自己評価活動の生かし方
- 意見の交流が次の学習活動につながる
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- 計算チェックカードで計算力を確認する
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- 「研究」の枠組みで自己評価をさせる
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- 「知の総合化」―教科に問われる課題
- 知の獲得方法と人とかかわりながら知を獲得する教科の授業を
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- 教科で支える総合的学習 (第15回)
- 国語科を中心とする日常的指導を図る
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- 教科で支える総合的学習 (第16回)
- 自己の生き方を考える
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- 子どもをひきつける教師の話し方
- 「もの」を準備し、笑いを誘う話し方を
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- 総合的学習と新しい学び (第8回)
- 総合的学習のカリキュラムデザインを創る
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- 現場に見る総合的学習の問題点 (第8回)
- 本当にやりたいことを掘りおこしていない
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- 総合的学習で育てる学力 (第8回)
- 課題発見から課題設定へ
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- 要録改訂期における教育評価の問題 (第8回)
- 学力・学習モデルと評価の問題(3)
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- 〜基本簿における規準作り〜
- 学校のカリキュラム開発 (第8回)
- 「国語」のカリキュラム開発(続)
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- 編集後記
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編集後記
○…「絶対評価の重視」によって、改めて評価が児童生徒の学習の改善に生かされる必要がある、という主張が強く出されるようになりました。評価は学習の結果に対して行うだけでなく、学習・指導過程における評価の工夫を図る必要があるというわけです。いわゆる「指導と評価の一体化」という主張でもありますが、最近では大阪の中学校長の古川治氏のように、「目標と指導と評価の一体化」とする方が適切だとする意見もあります。
○…さらには尾木和英氏(東京女子体育大)のように、実践と結びついた評価の在り方の検討を次のように指摘している人もいます。(1)評価の重要性とこれからの評価の在り方を実践と結び付けて共通理解を図る。(2)情報公開について議論し、評価の基本的な考え方や評価方法等を反映した指導要録の記載内容、取り扱いについて共通理解を図る。(3)適切な評価の進め方、効果的な活用について実践に基づいて協議する。(4)学校の自己点検・評価をどう進めるか実態に即して検討する。(5)保護者に対する点検・評価の結果をどう説明するか検討する。
○…評価には教育的な意味で、子どもに学習上の目当てを示し次の向上に向けて励ますという側面もあります。このように評価は次の学習活動、授業づくりの改善に生かされてこそ意味を持つものであり、評価のための評価に終わらせてはならないという主張が改めて見直されるべきでしょう。
○…本号は日常的な評価活動を通して、その結果を生かし授業改善にどう反映させるかを軸に特集を組みました。
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- 明治図書