- 特集 「見方・考え方」で変わる地理授業の新機軸25選
- 視点1 「視点」と「問い」でとらえるこれからの地理授業づくり
- 地理的見方・考え方を活かして、学ぶ意味が感じられる授業を!
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- 視点2 「地理的環境と人々の生活」で背骨を通す! 小・中・高一貫地理教育カリキュラム
- 二つの学習の側面に機能する地理的概念の体系
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- 視点3 「地理」指導要領トピックにどう取り組むか―見方・考え方の視点から
- 「地図技能」の定着
- 子どもの頭の中に認知地図を描かせよう
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- 「国土・領土教育」の充実
- 「大きな島と小さな島々」・「海洋国家」
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- 「防災教育」の充実
- 防災教育でつけたい三つの力
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- 視点4 課題の見方・考え方を鍛える地理授業―子どもが“自分ごと”としてとらえるための工夫点
- 地域社会の諸課題―どう授業に組み込むか
- いかに自分ごととして接近できるか
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- 現代社会の諸課題―どう授業に組み込むか
- 五つの地理的見方・考え方を大切にする「現代社会の諸課題」と地理教育
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- 視点5 情報活用力を高めるために! ICTを活用した地理授業の地平線―調べ・まとめる力をつける授業デザイン
- 地域を知るための情報活用力―「学ぶ意味」とその「目標づくり」を第一に―
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- 視点6 これから考えたい地理ESD授業とは―持続可能社会の視点からのアプローチ
- 価値と態度の育成を視野に入れた思考・判断・表現
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- 視点7 「見方・考え方」で変わる! 新しい地理授業モデル 小学校
- 中学年「身近な地域や市の様子」「地域の生産や販売」
- お土産を見つめて育つ社会的な「見方・考え方」
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- 中学年「市の様子の移り変わり」「地域の安全を守る働き」
- まず「あれども見えず」の社会的事象を「見える」ようにすることが大切
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- 中学年「都道府県の様子」
- 単元の連関を意識した授業計画の構築
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- 中学年「人々の健康や生活環境を支える事業」「自然災害から人々を守る活動」
- 子どもたちの深い学びへとつながる社会科授業
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- 中学年「県内の特色ある地域の様子」
- 単元を越え、一年間の学習を見据えて教師・子どもの見方・考え方を変える
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- 高学年「我が国の国土の様子と国民生活」
- 様々な視点で知識の習得を目指した社会科授業
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- 高学年「我が国の農業や水産業における食料生産」
- 見方・考え方を三つのステップで整理しよう!
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- 高学年「我が国の工業生産」「我が国の産業と情報との関わり」
- 「視点」と「方法」を、明確に位置付ける
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- 高学年「我が国の国土の自然環境と国民生活との関連」
- 社会的事象の矛盾をもとに「地理的な見方・考え方」の質を高める授業
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- 視点8 「見方・考え方」で変わる! 新しい地理授業モデル 中学校・高等学校
- 中学校「世界と日本の地域構成」
- 「地図」が変わった!教材にもなる「ブラタモリ」で使われる地形凸凹模型
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- 中学校「世界各地の人々の生活と環境」
- イチバン暑い!イチバン寒い!でも、根っこでつながってる
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- 中学校「世界の諸地域」
- アジア州から経済発展の要因を探る
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- 中学校「地域調査の手法(日本の様々な地域)」
- 「場所」にかかわる問いから野外観察や調査を展開させる
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- 中学校「日本の地域的特色と地域区分」
- “あたり前”から「地域」の概念をつくる学習を
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- 中学校「日本の諸地域」「地域の在り方」
- ツーリズムを視点に、地域の人と「ブラサヤマ」
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- 高等学校「考える」地誌学習―アフリカの将来を考える―
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- 最新情報で語る! どうなる・どうする社会科教育 (第17回)
- 告示された新学習指導要領(平成29年3月)の特徴と読み方B
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- 目指せ社会科の達人! 「社会力(シャカリキ)」授業ベーシック (第5回)
- 学校のまわり、どちらに住みたいですか
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- 〜小学校三年生の「選択・判断する社会科学習」A〜
- 100万人が受けたい! 大人もハマる社会科授業ネタ (第5回)
- 【地理】小さな世界都市ニセコ
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- 〜地域再生の地理学〜
- 調べる力・考える力を鍛える! トレーニングワーク (第5回)
- 小学3年/「スーパーマーケットの見学」で、追究の鬼へと成長させよう!
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- 新学習指導要領・社会科授業づくりの課題と取り組みポイント (第5回)
- 新学習指導要領で示された各学年の目標、内容をふまえた小学校社会科における授業づくりのポイント
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- 〜安全教育と主権者教育に焦点をあてて〜
- 「主体的・対話的で深い学び」を育む小学校社会科の授業づくり (第5回)
- 社会科サークルにおける「主体的・対話的で深い学び」
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- 【歴史を探究する】教科書では教えない! 歴史面白ウラ話 (第5回)
- 延期された総選挙
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- 時間軸と空間軸で考える! アクティブな地歴連携授業デザイン (第5回)
- 歴史上の航海と季節風
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- 「主権者の育成」にどう取り組むか―高校の新教科を視野に (第5回)
- 新科目「公共」と「主権者の育成」B
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- 改訂キーワードでつくる社会科授業 実物板書&展開モデル (第5回)
- 小学5年/海洋国家である日本の未来を考える授業
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- 〜我が国の貿易―海族と呼ばれる人たち―〜
- 中学歴史/地域の未来を思考・判断・表現する授業
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- 〜「私たちが考える未来の熊野」について提案しよう―近現代の熊野筆の歴史をふまえて―〜
- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第233回)
- 長野県の巻
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- 編集後記
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編集後記
三月三一日公表の次期学習指導要領では、資質・能力の観点から目標や内容が再構成されました。
「地理」という枠組みに特化すれば、地図帳の早期活用、「市の様子の移り変わり」の新設や領土の明記の他、「よりよい社会」という言葉で示されているように、「持続可能社会」、いわゆるESDの視点がより強調されているように感じます。また、中学校の地理的分野では「地域の調査」が統合されましたが、「地域の在り方」という言葉が使われていることからも、ただ単に「知る」のではなく、自ら「思考・判断」して構想していくことが求められていると言えるのではないでしょうか。
そこで本号では、「『見方・考え方』で変わる地理授業の新機軸25選」をテーマとして、新学習指導要領で示されている目標を実現するには、またつけたい力を子どもに育てるには、どのような指導、授業づくりが求められるのか。小・中・高を見通した系統性の視点や、課題を「自分ごと」として意識させる工夫、ICT活用から、ESD、見方・考え方からの授業づくり最前線まで。そのアイデアと具体像を幅広くご提案いただきました。
『社会科教育』誌は、本号で七〇〇号を迎えました。これもご購読いただいている読者の皆様、ご執筆いただいております先生方のおかげです。引き続きご愛読・お力添えをいただけますよう、よろしくお願いいたします。
/及川 誠
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- 明治図書