- 特集 “悔いのない教師生活”支える思想と行動
- 自分を見つめる目・メタ認知力のチェックポイント
- 先人の努力と証拠の抽出・解釈から学ぶ
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- 自分がなりたい他のもの
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- 常に人として全うであるかを自問自答
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- 教員は学習者への奉仕者
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- 相手の魂に火をつける
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- 文章化と図式化によるチェック
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- 年に1つの授業づくり
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- 静かに、深く自らを見つめる
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- 今振り返る「後悔した決断・セーフだった決断」
- 後悔した決断は忘れちゃった
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- 向山洋一氏に会いに行く。この決断が人生を変えた。人と人との出会いに感謝である
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- あれこれあっての教師生活―時を過ぐれば全ては幻―
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- 後悔した決断なし、全て価値ある決断であった
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- 生徒のエンパワーメントを高めるために―その信念と行動―
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- これだけは“ダンコ拒否”した私の教育信条
- 国語科教師としての「拒否」はここだ
- 国語授業・活動主義の授業では終わらせたくない
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- 「技能」を与えてこそ国語である
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- 社会科教師としての「拒否」はここだ
- 世界との関わりは減らせない
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- 一律で形式的な指導は子ども不在になる
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- 算数科教師としての「拒否」はここだ
- 教科書を開かせテンポよく教えます
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- 算数問題解決型学習の「それってありですか?」
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- 理科教師としての「拒否」はここだ
- 形式的な生活指導よりたのしくわかる理科の授業を
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- 失礼な教師の言葉に“ダンコ拒否”
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- 音楽教師としての「拒否」はここだ
- 「一つのことだけを長々と続ける」授業を捨てる
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- 図工教師としての「拒否」はここだ
- 「ダンコ拒否」から四〇年。私の信条
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- 体育教師としての「拒否」はここだ
- 教育信条を貫いた授業研究会
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- 道徳教師としての「拒否」はここだ
- 「心をあたためる」文部省型道徳授業は、ダンコ拒否
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- 障害児教育教師としての「拒否」はここだ
- 特別支援教育は職業訓練ではない!「子どもの要素」を使い切らせ、「青春時代」を満喫させ、社会へ送り出していく
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- あの時代背景があったとしても―「悔いのない教師生活?と聞かれたら」
- 法則化と共に歩んだ私の教師生活 「イエス」一つの後悔もない
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- 全生研と共に歩んだ私の教師生活 〈三つの共同〉のなかで探した教師としての生き方
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- 解放研と共に歩んだ私の教師生活
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- 初志の会と共に歩んだ私の教師生活 教育研究におけるリアリズムの追求
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- 日生連と共に歩んだ私の教師生活 日本生活教育連盟は私を育てた「教師の学校」
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- 〈私の教師生活信条〉何をこそ畏れ・何は許容範囲としてきたか
- 職場での立ち位置=畏れと許容範囲
- 尊敬する先輩のまなざしを心の内に―あの先生ならこんな時にきっとこうされるはず―
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- 親とのあつれき=畏れと許容範囲
- 向う傷を恐れず進む
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- 子どもとの関係=畏れと許容範囲
- “自治的活動の範囲外”を知って、任せるチャンスを徐々に増やす!
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- 先輩後輩の関係=畏れと許容範囲
- 次第に譲れないものができてきた
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- 仕事と家庭生活=畏れと許容範囲
- 何を怖れ、何を許容範囲としてきたか―仕事と家庭生活
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- この年代の教師生活=ここが大事の10か条
- 20代・後悔しない教師生活の10か条
- 徹底的な自己投資、その方法
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- 実力を知り、あこがれをもつ!真剣な教師修行を楽しく!
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- 30代・後悔しない教師生活の10か条
- 「続ける」ことが何よりも大切
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- 「誠実と創造」で後悔をも糧にせよ!
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- 40代・後悔しない教師生活の10か条
- 「集団の力を発揮させるスキル」を求められる年代
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- 私が大事にしたい十箇条
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- 教師生活・私の生き方モデルは「この人」
- 若い教師の質問に即答できる実践の深さ
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- 大久保利通の「無私」に学ぶ
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- 上越教育大学釜田聡教授に学ぶ
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- 私には、向山洋一氏しかいない
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- 幼い頃からずっと見てきた母の背中 「教師」という職業にやりがいと誇りを持ち、なおかつ、「家庭」との両立を見事に果たしてきた母は、私の永遠の目標である
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- こんな中学教師は嫌われる―『中学生ツイッター』を読んで
- 本書をテキストとして活用する
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- 師弟同行の心をもって
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- 日常の何気ない出来事を文にする
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- 読後に覚えた二つの自省
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- この本のつぶやき一つ一つに答えを用意したら、すごい教師になる!
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- 「教えて考えさせる授業」をめぐって (第11回)
- 「教えて考えさせる授業」実践校の成果と課題
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- 若い教師への期待 (第11回)
- 授業の腕をあげるために授業の原則十箇条を活用する
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- 教師の読み書き (第11回)
- 語用論が必要だ 2
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- TOSS流・学校づくり論 (第11回)
- 日本の教育雑誌だった本誌の終刊を迎えて
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- 「公意識教育」のあり方を問う (第11回)
- 「公意識教育」の争点(その4)
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- 〜「新しい公共」との接点はどこに〜
- 編集後記
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編集後記
○…「一生、警察のお世話にならない人もいるけど、先生と関係がない人生はない」といわれます。
それだけ、誰にとっても身近かな職業なわけですから、小説やテレビの主人公としてもよく取り上げられます。
硬派でいえば、藤村の「破戒」の主人公、同じ明治期の「坊っちゃん」をはじめとして、教科書にも取り上げられる「最後の授業」のような教師像も記憶に残る存在かと思います。
最近では金八先生やゴクセンなども話題をよびました。
何しろ、テレビ業界では、テーマが払底してくると先生モノにするとよい―という伝説まであるようです。
もちろん、いくら生徒に人気があるからといって、学校の置かれた状況を無視?したドラマの主人公のごとき行動が出来るわけもないのは当然のことです。
が、そうかといって、日常の業務をこなすだけの教師業でいいのか―というと当然、そんなことでいいはずはない―となること必定です。
やはり教師という職業の魅力は、すべからく、研究的課題をもっていないと成長期の児童生徒の指導が出来ないというあたりにもあるのではないかと思います。
本号は、そんな姿勢で仕事に邁進してこられた先生方に、教科教育のなかでの研究方向の見定めなどを含め、〈信念をもって教職生活を送る〉土台を支えた、その思想と行動をご紹介いただきました。
○…小誌編集長を53年間の長きにわたり担当してきた江部満氏が、その世界での世界一認定で超有名なギネスから〈教育雑誌の編集長を世界一長く務めた〉ということで認定されました。
またそのことが、11月23日の朝日新聞のコラムとして、かなり目立つカコミ記事で紹介され、江部先輩のところには川口市長から感謝状を持っての表敬訪問があったとのことでした。
それにしても、小誌のように教育界全体を視界に入れた月刊誌の役割は“ご意見番”ともいえるそれなりの役割を果たしてきたのだと改めて、メタ認知している昨今です。
これもひとえに愛読して下さった読者、お書き下さった諸先生のお力添えのことと改めて深く感謝申しあげます。
(樋口 雅子)
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- 明治図書