とってもビジュアル!筑波の体育授業・中学年編
効果が見えるヒミツの授業づくり

とってもビジュアル!筑波の体育授業・中学年編効果が見えるヒミツの授業づくり

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「ステップ」と豊富なイラストで授業の進め方がまる分かり!

筑波大学附属小学校で体育専科として実践を積み重ねてきた著者が、多くの授業経験から選りすぐりの教材や単元の展開方法を紹介。指導経験が浅い先生でも実践しやすいように、写真やイラストを多用し、より効率的で系統性をふまえた視点からわかりやすく解説している。


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ISBN:
978-4-18-788225-3
ジャンル:
保健・体育
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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はじめに
1 中学年の授業づくり
(1) 子どもを伸ばす10のポイント
@運動頻度・運動量の確保を ―帯状単元で細く長く―
A課題を明確に ―シンプルな学習内容と声かけを―
Bいつもの約束を大切に ―効率のよいマネジメントとしっかりとした学習規律―
C授業の準備を簡単にする
D上手な見本は子どもに,できない見本は教師が ―運動を比較させる―
E子ども同士の補助や声かけを大切に ―お手伝いでできるようになる―
F全員ができることから始めよう
Gゲーム化して楽しく
Hみんなの結果を合計して集団での達成を
I肯定的な雰囲気をつくろう
(2) 中学年の年間指導計画
(3) 6年間を見通した主な教材一覧
2 教材集
( (1) 体つくり運動 )
@これができたら跳び箱も完璧! いろいろな馬跳び
A仲間とともにバリエーションに挑戦! 長なわ種目跳び
B息を合わせて仲よくなろう! 短なわ2人跳び
( (2) 器械運動 )
@すべての子どもに身につけさせたい! かべ逆立ち
Aクラスのみんながかかわることでできるようになる! ダルマまわり
B跳び箱運動の代名詞! 開脚跳び
C意外に簡単! みんなができる! ひざかけ後ろまわり
( (3) 走・跳の運動 )
@同じくらいの走力の子と競うことで自己新記録! 50m入れ替え戦
Aすぐに結果がわかるので楽しい! 川とび
Bへそまで跳ぼう! ゴムとび
( (4) 浮く・泳ぐ運動 )
@平泳ぎはキックが大事! かえる足
A楽に泳ごう! クロール
( (5) ゲーム )
@ボール運動も基礎感覚が大事! ボールを使った折り返しの運動
A授業の前におさえておこう! ボールゲームの授業づくり
Bゴール型ゲームは攻守交替形式から! ディスクゲーム4対2
Cゴール型ゲームの基礎・基本を学ぶ! ディスクゲームからラインゴールハンドボールへ
Dネット型ゲームをより簡単に! ハンドテニス

はじめに

 本書は,『とってもビジュアル!筑波の体育授業』の中学年編である。特徴は以下の通りである。


 @どのような手順で授業を進めていったらよいのかがわかるように「ステップ」という示し方をした。

 Aできるかぎり学習すべき内容を明確にし,成果の表れやすい授業展開を示した。

 B写真やイラストを多く使い,ポイントを視覚的に明確にした。

 Cそれぞれの教材の中核となるよい点をまとめ,授業を展開する上で教師が念頭に置いておくべき事項を簡潔にまとめた。

 Dそれぞれのステップで「習得」や「活用」というマークを入れることで,子どもたちの学びが「習得」が中心なのか「活用」が中心なのかをわかりやすく示した。

 E日々の授業はもちろん,研究授業にも活用できるように,最初のページに教材全体のイメージを示し,次に教材のねらいと単元計画を大枠で示した。


 『とってもビジュアル!筑波の体育授業』は,低学年・中学年・高学年の3冊のシリーズである。それぞれの内容に多少重複する部分もあるが,子どもの実態によっては1つ2つ前の段階から始めなければならないため,あえて,より簡単な段階から示すこととした。目の前にいる子どもたちの実態に合わせて活用していって欲しい。

 本シリーズの著者は,筑波大学附属小学校において体育専科として体育授業の実践を積み重ねてきた。体育専科は,体育の授業時数以外使えないという時間的な制約の中で,より効率的で成果の上がる授業展開をしなければならない。しかし,1年間で1年生から6年生まですべての学年の授業を受け持つため,系統性を踏まえた視点を持つことができる。本書は,そうした体育専科として多くの授業を実践してきた経験の中で,よいと思える教材や単元の展開方法をまとめたものである。特に,「ステップ」という示し方によって体育授業の指導経験の浅い先生方や研究授業に取り組もうとしている先生方にもわかりやすいようにと考えて全体を構成した。「ステップ」は1時間での内容をイメージしたものではなく,そこで示した内容についてその順番で学んでいくことが望ましいと考えているものである。子どもたちの実態によって1つのステップにかかる時間数は変わってくるものであろう。これまでの授業研究の成果を多くの先生方に授業づくりのヒントとして使ってもらえれば幸いである。

 最後に,本シリーズの刊行にあたってお世話になった明治図書出版の三橋由美子様,川村千晶様に心よりお礼を申し上げたい。


  2008年11月   著 者

著者紹介

清水 由(しみず ゆう)著書を検索»

1973年 東京都生まれ

1997年 東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程卒業(保健体育選修)

2000年 筑波大学大学院修士課程体育研究科修了(体育方法学専攻)

東京都狛江市立狛江第七小学校を経て,2004年より筑波大学附属小学校教諭,現在に至る

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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