- はじめに
- 本書の使い方
- T 「体ほぐしの運動」のねらい
- 1 心と体を一体としてとらえる
- 2 「体ほぐしの運動」のねらい
- U 「体ほぐしの運動」の進め方
- 1 「体ほぐしの運動」の活動内容
- (1) 行い方の例
- (2) 活動内容の具体化
- 2 「体ほぐしの運動」の学習の進め方
- (1) 「与えられた運動」から「自分の運動」へ
- (2) 単元の構成
- (3) 授業展開例
- (4) 指導上の留意点
- (5) 「体ほぐしの運動」の評価
- V 「体ほぐしの運動」活動例136
- 《なわ》
- 1 ペアでとんでみよう
- 2 3人でとんでみよう
- 3 長なわとび
- 4 並んでゴー
- 5 魚とりゲーム
- 6 なわで遊ぼう
- 《ボール》
- 7 まねっこドリブル
- 8 手つなぎドリブル
- 9 パスパス鬼ごっこ
- 10 ボール運び
- 11 体でキャッチ
- 12 カニ走りパス
- 13 キックアンドスロー
- 14 仲間とボールわたし
- 15 ボールをかわせ
- 16 新聞紙でポンポン
- 17 輪にポン
- 18 走ってキャッチ
- 19 パスこそ仲間のきずな
- 20 ボールでワッショイ!
- 21 つないでドリブル
- 22 ころがれ! ボール
- 23 ボールポイ
- 24 ポイポイ玉入れ
- 25 足ドリブル鬼遊び
- 26 2人でキャッチ
- 27 ボール列車
- 28 ボールおくり
- 29 アコーディオンパス
- 30 ウェーブパス
- 31 ストップ・ジェスチャー
- 《風船》
- 32 なかよし風船リレー
- 33 風船バレーボール
- 34 風船サッカー
- 35 風船運び
- 《器具・用具》
- 36 トリオ前転
- 37 ペアでぐるりん
- 38 ウェイトバランス
- 39 気持ちを一つにして
- 40 おさるジャンケン
- 41 腕支持ジャンケン
- 42 一本橋のすれ違い
- 43 バランスウォーク
- 44 バランス橋渡り
- 45 2人組での棒つかみ
- 46 トントン棒とり
- 47 キャッチディスク
- 48 押しくらまんじゅう
- 49 たけのこほり
- 50 丸太ころがし
- 51 新聞でボール運び
- 52 新聞はこび
- 53 新聞ボール
- 54 友達運びin布
- 55 チューブを引っ張ろう
- 56 わりばしに夢中
- 57 マットにくっつけ
- 58 せーの ピョン
- 《水遊び》
- 59 丸太おくり
- 60 コイの滝のぼり
- 61 水中綱引き
- 62 大波ジャブーン
- 63 背浮きこいのぼり
- 64 水中人間ボールつき
- 65 2人平泳ぎ
- 66 2人クロール
- 67 水中ねことねずみ
- 68 ホイッスルゲーム
- 69 イルカのおり
- 70 へび鬼
- 《模倣・ダンス》
- 71 バンブーダンス
- 72 のってダンス
- 73 ドンキホーテ
- 74 鏡にうつるように
- 75 音楽に合わせてダンス!ダンス!!
- 《ペアストレッチ》
- 76 筋肉を伸ばすストレッチ
- 77 関節を伸ばすストレッチ
- 78 ゆする・ひっぱる
- 《ウォーキング》
- 79 まねっこウォーキング
- 80 マイペースでウォークandジョグ
- 81 ブラインドウォーク
- 82 リーダーに続け
- 83 いも虫大合唱
- 84 宇宙遊泳
- 《走る・跳ぶ》
- 85 なかよしジョギング
- 86 みんなでジャンプ
- 87 台風の目
- 88 人つなぎ片足跳び
- 89 団結リレー
- 90 ピッタリ10秒間走
- 91 ねことねずみ
- 92 砂運びリレー
- 《鬼遊び》
- 93 場所取り鬼
- 94 池の鯉
- 95 足ふみ鬼
- 96 冷凍人間
- 97 帽子鬼
- 98 くっつき鬼
- 99 あぶくたった
- 100 ハンカチ落とし
- 101 子とろ子とろ
- 102 ほどいてごらん
- 103 輪切り鬼
- 《ジャンケン》
- 104 足ジャンケン
- 105 体ジャンケン
- 106 パイナップルジャンケン
- 107 ジャンケン ケンケン
- 108 ジャンケン引っぱり
- 109 ジャンケンポンでおつかれさん
- 《伝承遊び・他》
- 110 3人一斉立ち
- 111 知恵の輪ゲーム
- 112 円陣遊び
- 113 かげふみ
- 114 くぐり遊び
- 115 人工衛星とばそ!
- 116 いろはにこんぺいとう
- 117 にらめっこしましょアップップ!
- 118 あんたがたどこさ
- 119 地蔵だおし
- 120 平均くずし
- 121 みんなで肩たたき
- 122 しっぽをねらえ
- 123 ひざにタッチ
- 124 タッチでポン
- 125 背中ずもう
- 126 人間トンネル
- 127 くものすからにげろ
- 128 むかで競走
- 129 地球一周
- 130 勝利監督ハイタッチ
- 131 だいこん抜き
- 132 人間まりつき
- 133 花いちもんめ
- 134 うたってまわそう
- 135 ひらいたひらいた
- 136 通りゃんせ
- おわりに
はじめに
今回改訂された体育科の学習指導要領では,体つくり運動に「体ほぐしの運動」が新しく加わり,子どもの心身の変化に対応した運動として期待されています。
「体ほぐしの運動」は,学習指導要領の解説にねらいや行い方の例が示されていますが,その考え方に基づき,現在各学校で実践されています。
しかし,どのような運動を「体ほぐしの運動」にしたらよいのか,めあてをどのようにもたせたらよいかなど具体化に当たっては,多くの実践を集めよりよい運動を作り上げていく必要があります。
そんな折り,名古屋市体育研究会では,早くから「体ほぐしの運動」の実践に取り組み,名古屋市内の教員を対象にした実技研修会や研究発表会を開き,「体ほぐしの運動」の教材化や指導のポイントを探っているとお聞きしていました。
私は,平成11年12月に名古屋市内の小学校で,「体ほぐしの運動」の授業研究を参観しました。5年生の子どもたちが実にいきいきと取り組む姿を目の当たりにし,「体ほぐしの運動」の可能性を一層膨らますことができました。
この度,それらの実践研究を踏まえ,本書「すぐ使える体ほぐしの運動136選」が出版される運びとなり,日々体育の授業に取り組む先生方に即役立つ資料として,大いに期待しております。
今回の学習指導要領の改訂では,各学校の実態に応じて指導するため弾力的な扱いができるようになっています。「体ほぐしの運動」は,これまで運動遊びや準備運動として行われていた運動はもちろん,癒しやセラピーといった内容も視野に入れ教材化を図っていくことができます。
本書の「体ほぐしの運動」は,そのねらいにふさわしく,しかも指導しやすい内容を幅広く取り上げ精選してあります。新しく登場した「体ほぐしの運動」を短期間にここまでまとめるには相当な作業であったろうと推察されます。名古屋市体育研究会の皆さんのご苦労に敬意を表します。
日々体育授業に取り組む教師にとって,手元に置いて気軽に活用できる貴重な一冊になることでしょう。
名古屋市体育研究会の皆さんには,今後も一層の研鑽を積まれ,役立つ情報の提供をして下さることを期待しております。
最後になりましたが,明治図書の教育書編集部の石塚嘉典氏には,企画から編集まで親身になってお世話いただきありがとうございました。
2000(平成12)年4月 文部省体育局体育官 /池田 延行
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- 明治図書