大西忠治「教育技術」著作集(全17巻+別巻1)

大西忠治「教育技術」著作集(全17巻+別巻1)
大西 忠治

教師としての生活と実践に裏打ちされた理論と事実が語られる。

子ども集団の教育力の発見。そこから展開する大西忠治の論理的で精微な構造と体系に練り上げられた技術がはじめて、あなたの前に明らかになった。

本体価格: 62,664円+税

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ジャンル:
授業全般
刊行:
1991年
対象:
小・中・高
仕様:
18冊
状態:
欠品
出荷:
予定なし

全巻の内容

もくじの詳細表示

第1巻 教育的集団の発見・定本「核のいる学級」
子ども集団の持つ教育力の発見という、わが国教育界への新しい問題提起は、学級教授のあり方を根本的に変える衝撃であった。初版本『核のいる学級』に収録されなかった未公開実践を収録し解説を加え、完璧な定本とした。
第2巻 「班・核・討議つくり」の指導技術
班つくり、核つくり、討議つくりという学級集団つくりの指導過程は、これまでの恣意的な情緒的な学級づくり論を克服し、生活指導理論に科学的根拠を与えた。同時に学級集団つくりに見通し展望を拓く契機となった。
第3巻 集団つくりの新しい構想と提案
子どもの「集団嫌い」が増えるなど最近の子どもの状況変化をとらえ、「ゆるやかな集団つくり」を提唱し、学級の集団つくりの改善と指導者としての教師の思想変革を具体的な構想と提案というかたちで示した最新の思索。
第4巻 方法・技術としての「指導と管理」
「管理主義」という言葉に表徴されるように「管理」に対する研究は嫌われてきた。しかし著者は、指導と管理こそは表裏の関係にあり、教師の指導を貫くためには、「管理」の重要性を究明すべきであると実証的に提言する。
第5巻 集団指導としての「核(リーダー)つくり」
「核つくり」という新しい概念を実践的に提言し、従来の「リーダー」観を根本的に変えた著者の集団指導としての核つくりの方法論と指導手順を示すことで、多くの教師に核つくりの役割と効果に自信を与えた労作を収録。
第6巻 授業と学習集団の理論
「学習集団の理論」という新しい問題提起は教育学会に衝撃的な提言となった。目標論か学習形態論かなど、多くの論争を生む契機ともなった。著者は生活指導と国語教育それをつなぐ学習集団という三つの領域を提起した。
第7巻 授業と学習集団の指導技術
授業の受け方の指導とか学習リーダーの指導などに見られるように、著者は学習ルールづくりから自力学習への筋道を「学習集団の指導技術」として示した。教育実践の新しい地平を開くさまざまな教育技術を具体例で示した。
第8巻 討議・討論の指導技術
「ディベート能力」の開発は今日の教育実践でもっとも遅れている課題だ。討議・討論の能力は、論理的思考力を高める上でも効果をあげる。著者は早くからこの点に着目し積極的に実践に取り入れて大きな成果を収めた。
第9巻 授業つくりの技術
多くの「授業つくり論」が提起される中で、他との大きな違いは、著者が「子ども集団の教育力」に依拠しながら、学級教授としての「授業づくり論」を展開していることである。本書では授業記録の再現で事実が証明された。
第10巻 指導言(発問・助言・説明・指示)の理論
「指導言」という新しい概念は、著者の独創によるものである。発問・助言・説明・指示を関連してとらえ、相互の役割と独自性をふまえながら展開する「指導言の理論」は実践指針として多くの豊かな示唆を与えるであろう。
第11巻 指導言(発問・助言・説明・指示)の技術
これまでの実践研究に光を与えられなかった「説明」の役割と効果にも新しい提起を行った。さらに発問つくりの独自性に論理的根拠を与えて「発問研究」を学習者との関連で授業展開の中核として数々の問題提起を展開する。
第12巻 読み方指導の改革提案
「今まで国語の授業は生徒の読みの力を有効に育ててきたか」という著者の提起は、国語教育界の心ある研究者に衝撃を与えた。「国語教師しろうと論」も同様である。「読めない者は書けない」とする著者の改革論をまとめた。
第13巻 説明的文章「読み」の指導技術
著者は「記録」「説明」「論説」のすべてを研究しようと呼びかける。その上で小学校では「記録文」を、中学校では「説明文」を、高校では「論説文」に授業の重点を置くことを提唱している。その際、構造読みが有力な武器となる。
第14巻 文学作品「読み」の指導技術
国語教育の方法として「読む」ことを核にして、書く、さらに聞く、話すの指導にひろげるという立場から、「読み」の指導が十分に正しく行われなければ、書くことはもちろん話す聞く指導をできないという問題提起を収めた。
第15巻 実践記録の分析技術
実践記録の分析を通して、自己の教育実践の改善と新しい実践の方途を探るという著者の方法を具体的事例に基づき、手の内を公開した詳論を収める。分析例から集団つくり、授業つくりの筋道が明確に把握できるであろう。
第16巻 国語科授業の分析技術
芦田恵之助「冬景色」は子どもの読みの力を育ててはいない。斉藤喜博も子どもの読みの力をつけることには不十分である――と著者は国語科授業の分析を通して明らかにし、読みの力をつける授業の数々のあり方を提起する。
第17巻 教師の生き方と教育技術
著者の数々の問題提起は「技術主義」との批判をあびた。政治主義対技術主義の構図さえ生まれた時代があった。その渦中にあって、著者が教師修行としてどのような道を選び歩んできたか。内面の生々しい事実が語られる。
別巻1巻 大西忠治研究ノート・年譜・索引
別巻2巻 大西忠治の詩画集

特色

1.教師としての生活と実践に裏打ちされた理論と事実が語られている。生活指導(集団つくり)と教科・国語教育(読み方指導)、それを統一する、授業(学習集団)と教育技術の体系が始めて全貌をあらわしてきたといえる。


2.技術としても、理論としても、個々の細かな一つ一つが説得的に構築され、論理的に検証されて提出される。そして、教室の現場で、即座に生きる実在感のある記述は、大西忠治の特色である。


3.これまでの国語教育は、生徒に読みの力を育てていない――と著者は言い切る。そして、国語教室で毎日、読みの力を育てて来た実践を踏まえて、生み出した、構造読み・形象読み・主題読み、あるいは、構造読み・要約読み・要旨読みの方法と技術の全体がはじめて、世に問われる。


4.初公開される生の「教材研究ノート」録音テープをおこした「授業記録」「講演記録」などに、大西忠治の実践の裏側、秘密を垣間見ることが可能である。そして、著者の唯一遊びの側面をあらわした小さな詩画集。


5.全ての巻末に、著者自身によるユニークな解説(書き下ろし)を付す。そこでは、大西忠治が奇妙な自分史を語りながら、それが著者自身の教育理論や技術にとって何であったかを追求しようとしている。

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