- ごあいさつ /羽仁協子
- 第1部 子どもを大切にする保育 大人の仕事
- 第1章 一人一人の子どもを大切にする保育
- 1 保育環境を作る基本になったこと
- 2 保育の中で努力してきたこと
- (1) 環境を作る
- (2) 一人一人の子どもの発達を助けるために
- (3) 子どもの体験を大切にする
- 3 日々の保育の中で実現させたかったこと
- 第2章 保育の環境
- 1 仕事の組織
- (1) 園の年間計画
- (2) 職員会の内容
- (3) 保育内容の計画
- 2 環境―保育園の建物・設備
- (1) 子どものための空間
- (2) 大人のための部屋
- (3) 施設・設備の維持・管理
- 第2部 子どもの育ちを支える
- 第1章 乳児
- 1 子どもの成長・発達をどのように助けていくか
- (1) 子どもを守る環境
- (2) その子の成長を助けていくために
- (3) 計 画
- 2 保育室の空間:ある年の実践
- (1) 0歳児クラスの部屋
- (2) 1歳児クラスの部屋
- (3) 2歳児クラスの部屋
- 第2章 幼 児
- 1 異年齢保育
- (1) なぜ異年齢保育をするのか
- (2) 異年齢保育の実際―2歳児クラスへ迎えに行く
- (3) 大きい子の4・5月の姿
- (4) クラスのルールと習慣
- (5) 遊びのルールの紹介と仲間関係
- (6) 子どもの仕事
- 2 クラスの計画―生活
- (1) 日 課
- (2) 学習への導入―課業が始まるまでに知らなければいけないこと
- (3) 大人の課題
- (4) 年間の計画
- (5) 発達指標―マイバ保育園で作った物を基にして
- (6) クラスの仲間関係を知る
- (7) 「子どもの発達を助ける―保育者と心理相談員の連携」天貝由美子
- 3 学習―環境認識を中心とした進め方
- (1) 計画の基になること
- (2) 環境認識のテーマとその配分・計画
- (3) 期案・週案を立てる
- (4) 課業案
- (5) 自由参加と学習
- 4 幼児の遊び
- (1) 遊びを支える条件
- (2) 発達遊び
- 第3章 食事
- 1 給食室から
- 2 実際の仕事
- (1) 食事の段階
- (2) 食事を作る
- 3 給食を支えているもの
- 4 事務
- 第4章 保育を支える
- 1 研修
- (1) 園内研修
- (2) 参加する研修
- 2 保育を支える人々
ごあいさつ
今,世の中は大きく変わろうとしています。私たちは,保育園にあって,家庭と学校,地域と力を合わせて子どもの権利,子どもの子どもらしさ,子どもの尊厳を守る課題をクリアーしていかねばなりません。と同時に,子どもの権利や尊厳のことが分かっている子どもを育てねばなりません。育児,遊び,環境認識,絵をかくこと,昔話,詩,わらべうたを子どもにとって大切な活動として発展させてきました。子どもたちが私たちにとって希望である,未来であるということは,私たちが毎日子どもをどう考え,子どもにどう接しているかによってきまることなのです。
多くの方々とこの本を通して,あらためて子どもについての考え,教育についての考え,家庭についての考えを交流することができるのは重要なことかと思います。
この本のうみの親は明治図書の平野真弓さんです。私は,よい保育も悪い保育も本にすれば同じようなものになる(?)のではないか(?)と思い,このような企画にのり気ではありませんでした。
しかし,この保育園の形成にかかわって下さった,多くの保護者,子どもたち,職員が,又,コダーイ芸術教育研究所を通して多くの保育者が,この保育園の建設に力を貸して下さり,その後も見学その他さまざまな形で声援,はげまし,刺激を与えて下さいました。
これからの松の実保育園の20年を今までの20年と変わりなく見守っていただきたいと心より念願致します。
社会福祉法人ずくぼんじょ理事長 /羽仁 協子
松の実保育園(まつのみほいくえん)
千葉県流山市名都借464
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- 明治図書
- 他の園がどのような保育をしているのか、読んでみたいです。2018/10/24すてら