シリーズ・体育であそぼう
乳児の体の育ちとあそび

シリーズ・体育であそぼう乳児の体の育ちとあそび

好評26刷

乳児の正常な体の発達を知り,正常な発達をするために大人はどう手助けすればよいかを,手足首等細かく具体的に解説。保育の指針として最適。


紙版価格: 1,562円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
978-4-18-934903-7
ジャンル:
幼児教育
刊行:
26刷
対象:
幼児・保育
仕様:
A5横判 94頁
状態:
品切れ中
出荷:
未定

もくじ

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まえがき
乳児期(3歳未満児)の体の育ち
1 身体的形態の発達
2 生理的機能の発達
3 脳神経系の発達
4 発達の原則
5 運動機能の発達
6 感覚機能の発達
1歳未満児の発達の特徴
1か月頃
2か月頃
3か月頃〜4か月頃
マッサージのしかた
日光浴・外気浴・空気浴・水の鍛練のさせ方
5か月頃〜6か月頃
引き起こし方とそのポイント
うつぶせの苦手な子への対応とポイント
抱き方について
そり返り症候群とは
6か月頃〜7か月頃
8か月頃〜9か月頃
発達の逆転ととびこし
10か月頃〜11か月頃
つたい歩きから歩行自立へ
歩き始めの運動パターン
12か月頃
目と手と全身のバランスのみかた
1歳児の発達の特徴
1歳児の発達の特徴
保育上のポイントと対応
この時期の手と指の育ち
手首と腕の育ち
手の操作性
目と手と足の協応動作の遊び
粗大な動き
遊びの中での這うことから歩き
道具を使っての遊び
トンネル
ベンチでの遊び
階段式スベリ台
散歩での階段を上ったり降りたり
太鼓橋の遊び
押し車の遊び
押し箱
八つ車
ボールでの遊び
築山での遊び
空地や土手での遊び
2歳児の発達の特徴
2歳児の発達の特徴
<道具を使っての遊びのポイントと対応>
ゴムボール
サッカーボール
豆がら袋
フープ
ジュニアブロック他
ベンチ
鉄の輪
はしご登り・ネット渡り
室内での組み合わせ遊具
幅広ひも
ひも
座ぶとん
室内あそびの中で
散歩道で
大人と子どもでする体操
<ミニ集団あそび>
<親子体操>

まえがき

 乳児期は,何でも体でおぼえる時期といわれます。

 先日,NHKの教育テレビで「なぜ人間はことばを話すのか」という,アメリカで制作された世界一流の言語学者たちによる番組が放映されました。

 その中では,

@ 世界のそれぞれの異なる言語には,基本的共通点がある。

A 人間の脳の仕組みはだれでも同じであり,小さい子どもも,それを使って発語以前に周囲からの刺激を受けとめ,ことばを話すための準備活動を始めている。

ということが強調されました。

 ものごとを体でおぼえるという表現を正しく理解することが今,保育園でも家庭でも,たいへん大切な課題になってきました。子どもの動きを制限しないだけではだめで,子どもの動きを正確に読みとり,役に立つ刺激を充分に保障しないと,子どもは体で学習するのではなく,方向なしにあがき,動きまわっているうちに,人間関係,言語,ものごとの関連についての基本的ステップを充分にくり返せない間に,乳児期を終わってしまいます。

 遊びと同じように,体の発達,体を通しての心の発達にとっても,環境を整えることが成功と喜びをもたらします。もっと小さい子どもには,抱きながらするような感覚や運動発達の遊びがあります。たくさんの遊びを知るために,「乳児の遊びの本」@Aもあわせてご覧ください。


   /羽仁 協子

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