- まえがき
- ポッペル・ペーテル
- 先祖と子孫
- ランシュブルグ・エネー
- 一生を左右する出会い…
- ヴェケルディ・タマーシュ
- “すべての人がそうであるように私は高貴なもの…”
- ロベルト・フィッシャー
- 付録・親子の助け合い 「創造性」について
まえがき
芥川龍之介に「河童」という作品があります。河童の国であることがこまごまと書いてあります。スウィフトのガリバー旅行記がモデルにされたともいわれます。人間のところより,そちらの方が芥川の理想に近いのではないかと思われることがちらほらしています。
そのうちで最もたるものが,河童は生まれてくる子に聞いているのです。これはどういうことを意味するでしょうか? 偉大な哲学者や芸術家とは,常に50年,100年を先に見通した人たちです。
芥川も河童の中に自分の理想を込め,未来の人類の形を夢見たことも確かでしょう。それは親の子どもに対する姿勢のてっていした民主主義以外ではないはずです。
教育大国ハンガリーの,それぞれ専門家にして父親のいうことに耳を傾けましょう。
なお,親と子の相互関係については,三著者のうちの一人ランシュブルグ氏が書かれた前著『私ともう一人のひと』にも示唆にとんだ指摘や豊かな思考がみられるので改めて読んでみることをおすすめします。
2008年5月 /羽仁 協子
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明治図書

















