一年生の学力保障シリーズ1
「聞く力・話す力」を確実に育てる

一年生の学力保障シリーズ1「聞く力・話す力」を確実に育てる

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学習の入門期。一年生の力はこうつける!

一年生は学習の入門期。特にこの時期に聞く・話すを含めた基礎的な学力づくりが大切となる。聞く力・話す力を育てるためのはじめの一歩をこのプランで指導する。細かい提案


復刊時予価: 2,332円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-905019-9
ジャンル:
授業全般
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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シリーズ刊行にあたって
まえがき
T しっかり「聞けて」、しっかり「話せる」一年生にしよう!
一 今、一年生から身につけさせたいこと
二 指導のスタートは入学式の日から
三 一年生でどんな「聞く」「話す」力を身につけるか
U 「聞く力」「話す力」を育てるための『はじめの一歩』はこうする!
一 まずは学級づくりから
二 最初の三日間の指導が大切
三 入門期の「聞く」「話す」の指導はこれから始める
(1) 「聞き方」「話し方」の方法を示す
(2) 「聞く」「話す」場をつくる
V 「聞く」「話す」を確実に育てるには、このプランで!
一 一年生の指導は、見通しをもって
二 一学期の指導は、こうする!
三 二学期の指導は、こうする!
四 三学期の指導は、こうする!
W 授業で育てる!
一 子どもに言語意識をもたせよう
二 国語科の授業で育てる
○「話す力」を育てる授業
(1) 教材について
(2) 指導の実際例
(3) 指導のポイント
○「聞く力」を育てる授業
(1) 教材について
(2) 指導の実際例
(3) 指導のポイント
三 算数科の授業で育てる
○算数科の授業
(1) 教材について
(2) 指導の実際例
(3) 指導のポイント
四 生活科の授業で育てる
○生活科の授業
(1) 教材について
(2) 指導の実際例
(3) 指導のポイント
X 学級集団の中で育てる!
一 聞くこと・話すことのできる人間関係づくりが基本
二 どんな「学級の方針」を示すか
三 まずは教師の行動で優しさを示す
四 プロづくりで育てる
Y 自分の実践をチェックする評価のものさしをもとう!
一 評価のもつ二つの面を意識しよう
二 細かな観点による評価を「実践チェックのものさし」にしよう
三 市販テストの分析から
四 この表で年間の評価を行う
Z 困った時の10のポイント!
Q1 手悪さをして話を聞いていない子には?
Q2 話を聞いている途中で発言する子には?
Q3 聞いているようだが、内容が理解できていない子には?
Q4 ざわついている子どもたちに話を聞かせたい時には?
Q5 一年生に話の内容を徹底させるには?
Q6 発表することを嫌がる子には?
Q7 発音がはっきりしない子には?
Q8 声が小さい子には?
Q9 考えがまとまる前に発表しようとする子には?
Q10 発表が教師との一対一対応で終わってしまう時には?
あとがき

まえがき

 一年生は、学習の入門期である。

 この時期に「聞く」「話す」を含めた基礎的な学力をつけなければならない。

 なぜなら、「聞く」「話す」は学習の基本であるため、一年生以降の学力形成に大きな影響を与えるからである。

 また、「聞く」は理解能力、「話す」は表現能力につながるため、この二つの力をつけることがコミュニケーション能力を育てていくことにも、つながっていくからである。

 今回私は、年間を見通した計画的な指導に研究の重点を絞り、初めて一年生を担任される方や、何度も担任された方にも役立つよう、できるだけたくさんの具体例をお示しできれば、と考えた。

 本書の構成は、次のようになっている。

 第T章では、どんな「聞く力」「話す力」を身につけさせるべきかを述べた。

 第U章では、「聞く力」「話す力」を育てていくために、何から始めるとよいかを示した。

 第V章では、一年間を通して、「いつ・何を・どう指導すればよいか」をまとめた。

 第W章では、国語科・算数科・生活科の教科別に、授業でどう鍛えていけばよいかを示した。

 第X章では、学級集団の中で、どうやって鍛えていくかを述べた。

 第Y章では、子どもの実態から、授業を見つめ直すことの必要性にふれた。

 第Z章では、具体的な事例をもとに、問いと答えの形で解説した。

 本書が、一年生を担任される方にとって、少しでもお役にたてば幸いである。

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