- 推薦文
- まえがき
- 1 「総合保育」について
- 1.「総合保育」の誕生
- 2.「感性」について
- 3.「可能性」について
- 4.「普遍性」について
- 5.私の総合保育
- 2 保育者養成のための実践的学習
- 1.保育者に求められること
- 2.学ぶことへの条件は
- 3.学びへの導き
- 4.「園づくりプロジェクト」とは
- 5.授業の概要
- 3 学ぶことは何かな?
- 1.学習の視点は
- 2.学習表現の工夫を
- 3.学習の変化が
- 4.見方・考え方の違いが
- 4 学生たちが創った幼稚園
- 1.「園づくり」のはじめ
- 2.「園づくり」の紹介
- 3.「園づくり」の基本
- 4.「園づくり」:学生&教師
- 5.「園づくり」のまとめ
- 5 現場に生きる実践的学習
- 1.学習の生かし方
- 2.OHP教材の生かし方
- 3.オリジナリティを生かした保育
- 4.現場に生かせる実践的学習
- 6 学んだことは何かな?
- 1.学習する面白さ
- 2.違いの発見を
- 3.実践的な学習に
- 4.まとめ
まえがき
新幼稚園教育要領には教師の役割が具体的に示されています。例えば,教師は,幼児と人やものとのかかわりが重要であることを踏まえ,物的・空間的環境を構成しなければならない。また,教師は,幼児一人一人の活動の場面に応じて,様々な役割を果たし,その活動を豊かにしなければならない。今,教員養成においては人間教師の教授法の検討が必要なのです。それは<子どもは無能>という捉え方をせず,子どものもっているすばらしいものを教師が引き出し,それを導き,援助していかなければならないからです。これまでの受動的な学習形態からはそうした実践的技能の学習は生まれてこないでしょう。本書は,幼稚園教諭免許あるいは保育所保母資格取得を希望する学生たちに筆者の「園づくり」経験を生かしたプロジェクト学習形態の授業を取り入れ,「自ら考え工夫する」「教えることなしの学習」を試みました。この能動的な学習形態は,ときには学生たちに戸惑い・不安を生じさせたりもしました。しかし,自ら引き出された保育の知識は現場にも十分生きる内容のものでした。その成果は,15分間のプレゼンテーションで保育目標,園の設計などが紹介され,保育者として専門性を学生・教師が指摘するなど,新しい授業をつくりあげていく歓びを学習者と共に体感することができました。
教師の学習においては慶應大学大学院波多野誼余夫・安藤寿康ゼミで大変お世話になりました。幼児教育に関しては文部省視学官の小田豊先生にご指導を賜りました。そして「私の総合保育」を見守り,その足跡を出版本としてとりあげてくださった明治図書の仁井田康義氏に深く感謝いたします。
最後にこの授業実践が今後の保育者養成に反映できますことを学習者と共に希望しております。
1999年4月 /佐藤 喜代
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明治図書
















