- まえがき
- T 非行の芽はどこで育つか
- 一 非行・暴力をつくり出す学級
- 1 今はもう小学校も危い
- 2 小さないたずらの多い学級
- 3 私語・嘲笑による落ちこみ
- 4 罰と威圧は加害者をつくる
- 二 人格発達のくずれの洞察を
- 1 子どもをみつめる視点
- 2 問題行動の裾野の上に非行がある
- 3 根源的要因をとらえる
- 4 愛ときびしさの源泉
- U 非行克服のカギをなすもの
- 一 子ども集団の自治こそ
- 1 なぜ子どもの自治を問うか
- 2 自治とはかくあるもの
- 3 校内暴力をゆるす集団
- 4 校内暴力克服のすじ道
- 5 信頼があって相互批判がある
- 二 自治を育てる四つの指導
- 1 自治を育てる指導とは
- 2 管理から自主管理へ
- 3 仕事・活動から文化創造へ
- 4 指導から自己指導へ
- 5 自治を支える「討議」
- V 今こそ非行文化とのたたかいを
- 一 非行文化の六つの性格
- 1 自分主義・勝手主義
- 2 誠実さへの嘲笑と侮蔑
- 3 死の偏愛と生命の軽視
- 4 暴力への追従と同調
- 5 中間のない衝撃だけの文化
- 6 愛を見失った「性」の愚弄
- 二 子どもに育てるべき正義とモラル
- 1 「連帯」という正義を
- 2 生命の尊厳をつかませる
- 3 主人公としての権利を
- 4 人間を大切にすることばとモラル
- 5 “愛と性”は一体のもの
- W 具体的問題にどう取り組むか
- 一 具体的指導における10の教訓
- 1 子どもは待っていてくれない
- 2 子どもの悩みがわかる教師に
- 3 教師の努力と子どもの課題
- 4 待ってやる授業を
- 5 自立をよびかける教職員集団に
- 二 親と何を話しこむべきか
- 1 親を呼びつけるのではなく
- 2 何を話しこむべきか
- 3 自分とたたかえる子に
- 4 生きるちからとなる学力を
- 5 家庭の文化とモラルを
- あとがき
-
- 明治図書