基幹学力の授業 国語&算数20
私のお勧めピカイチ授業48選

基幹学力の授業 国語&算数20私のお勧めピカイチ授業48選

自らの「夢」の授業に近づく、全国の先生方の実践を紹介。

2006年2月に誕生した『基幹学力の授業 国語&算数』もついに20号! 今号は、“子どもが本当に燃えた”“これなら絶対に力がつく”という2つの切り口から、本誌を支えてきた全国の実践家たちのとっておきの「ピカイチ授業」をご紹介します。


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ISBN:
978-4-18-888013-5
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 72頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月14日
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目次

もくじの詳細表示

算数
提起文 私のお勧めピカイチ授業48選
見えてきた基幹学力とそれを伝える実践論文のスタイル /田中 博史
特集1 子どもが本当に燃えたあの授業
1年
ひき算 上手なつまみぐいは「パクッ」?「パクパクッ」? /高瀬 大輔
長さ じゃまな机を追いだそう!! /千々岩 芳朗
2年
かけ算 思考に助走をつける方法 /宮本 博規
かけ算 メロンパンはいくつあるかな? /中田 寿幸
はこの形 選んだ箱はどれ? /大畑 智裕
三角形と四角形 13点が見つかったよ! /工藤 克己
3年
かけ算 きまりを見つけて、楽しく計算 /中村 浩司
重さ どうして、箱を置きかえると重い方が変わるの? /中村 光晴
4年
きまり発見 わり算を活用したきまり発見の授業 /小松 信哉
角 ゲームから生まれた課題を生き生きと解決! /三田美 乃里
変わり方 きまりを見つける楽しさに気づく授業 /渡部 恵
5年
円の面積 みんなの知識と技能を総動員、これこそ活用だ! /間嶋 哲
6年
問題解決 九九表の数の合計はいくつ? /熊谷 純
平均 子どもの反論を招く仕掛け、それが「のび太くん」 /中村 潤一郎
きまり発見 切って開いたらどんな形? /加藤 彰子
特集2 これなら絶対に力がつくと確信できたあの授業
1年 3口の計算 答えはいくつ? /小野 塚恵
2年 たし算とひき算 式表現にこだわりをもたせるために /小林 秀訓
2年 かさ シンプルな活動の積み重ねが量感を育む /木下 幸夫
3年 2けたのかけ算 既習を活用し、解決する態度を育てる授業! /尾崎 伸宏
4年 計算のきまり 九九表を使って、数感覚を鍛えよう /毛利 元一
5年 分数のわり算 子ども達の思考に合わせた展開を /永田 美奈子
5・6年 割合・速さ エピソードとともに知識を定着! /藤本 邦昭
6年 体積 キーワード作文で思考力・表現力を鍛える /尾ア 正彦
6年 分数 この式のどこが間違いなの? /樋口 萬太郎
盛山隆雄の授業 /盛山 隆雄
夏坂哲志の授業 /夏坂 哲志
山本良和の授業 /山本 良和
提言
死活を決定づける言語の研究 /手島 勝朗
グラビア
基幹学力研究会を支える全国の仲間たち :構成 /田中 博史
『基幹学力の授業国語&算数』これまでのあゆみ :構成 /田中 博史
国語
提起文 私のお勧めピカイチ授業48選
基幹学力をはぐくむ「夢」の国語授業を /二瓶 弘行
特集1 子どもが本当に燃えたあの授業
物語
昔話への関心を高める「昔話のはじめの一文で、題名クイズをしよう!」(1年生) /豊田 益子
作品が教えてくれることは何か /山本 真司
説明文
説明文から読み取ったことを1年生に伝えよう /芦川 幹弘
書く
「書きたい気持ち」に火をつける!書くことの授業 /相澤 勇弥
研究レポートを書こう /内田 真理
「クラス全員“書くこと”大好き」を追い求め続ける! /森川 正樹
古典
古典教材 平家物語「扇の的」 /中尾 真
みんなが納得する「○○○○もの」を書こう /田ア 伸一郎
特集2 これなら絶対に力がつくと確信できたあの授業
物語
対話を通して、読みを深めることができる学習方法の工夫 /真田 節子
「物語の基本」を軸に単元を構成しよう /岩崎 直哉
子ども同士に読みの違いを意識させる表情マーク /平野 秀穂
説明文
言葉を関係づけて整理しながら読む /長谷川 水緒
のりもの しょうかい /真鍋 佳樹
説明的文章からつくった○×クイズの正否を話し合う /田中 元康
説明文の構成を指導する、一時間の授業! /松岡 俊宏
もし、自分が登場人物だったら、どうする? /菊池 英慈
書く
マップを使って物語をつくる /高橋 啓介
手紙 /佐藤 修太郎
わかりにくい文章は図表に変換! /小林 康宏
書き込むだけじゃない!ワークシート /灘本 裕子
10分で全員が楽しく短作文を書くための学習展開 /矢内 丈博
聞く・話す
音韻意識の発達は読み書きの基幹 /小林 圭
ことば遊びうたで「問い」を生み出す! /遠藤 裕一
漢字
漢字をつくる、分けることからの発見! /武市 親典
連載
にへいちゃんの国語教室通信 /二瓶 弘行
青木伸生の国語教室創造記 /青木 伸生
提言
一四六一時間を使って確実に言葉の力を育てるために /堀江 祐爾
2種の「言葉の力」の峻別を /梶田 叡一
グラビア
第9回 基幹学力研究会全国大会 学ぶ意欲あふれる授業づくりとその条件 :構成 /二瓶 弘行

算数 [提起文] 私のお勧めピカイチ授業48選

見えてきた基幹学力とそれを伝える実践論文のスタイル
   筑波大学附属小学校 /田中 博史(写真省略)


1 20号記念「私のピカイチ授業」

 本誌「基幹学力の授業」もおかげで20号を迎えた。今回は、その記念の号である。

 だから紙面づくりも原稿依頼ではなく、すべて公募という形をとった。すると1週間もたたないうちに、基幹学力研究会を支える全国の実践家からたくさんの原稿が届いた。中には1人で2本、3本と投稿してくださった方もある。おかげでうれしい悲鳴を編集部はあげている。紙面が限られているため、残念ながらすべての原稿を一度に掲載することができなくなった。お許しいただきたい。

 だがよい論文は、次号でも引き続き、この「ピカ一授業」の特集として継続掲載していく予定である。


2 能力の開発の授業と定着の授業

 寄せられた原稿は2種類に分類された。1つはともかく思い出に残っている素敵な授業である。もうひとつは、学力を定着させるためのそれぞれの実践家の方策である。それは問題解決の授業ではなく、学習のシステムだったりする。いずれにせよ、現場の先生たちが本当によいと実感した情報の共有に大きな価値がある。

 だからこそ、今回は、単元を固定したり、テーマを限定したりしなかった。テーマや依頼の単元にあわせて無理やり実践したものはどうしても迫力が落ちるからである。


3 実践論文のスタイルについて

 かつて本当に役にたつ授業の事実だけを書こう、追試ができるように発問や指示をきちんとわかりやすく伝えようといういくつかの提案がなされて、教育技術の法則化運動は、全国から論文を集めたことがある。これらのシリーズは若い教師を中心に爆発的な支持を得た。確かに読みやすい原稿が揃っていたと私も記憶している。

 それに比較すると最近の教育雑誌の原稿はどうだろうか。また理念ばかり先行する原稿が増えすぎていないだろうか。いや他人ごとではない。我が足元も危ないかも…。そう思って、ふと、20号までを振り返ってみた。

 たった1ページの原稿に長々と「はじめに」と「おわりに」があるものはないだろうか。授業がイメージできない抽象的な原稿は増えていないか。他人の理論を借りているだけなのに、あたかも自分の意見のごとく延々と展開しているページはないか。

 現場の実践報告はもっと素直でいい。

 小さな事実でいいと私は思っている。

 今回のテーマはピカ一授業。自分でピカ一と感じた授業なのだから、事実はそこにたくさんあるに違いない。きっと想いは満ちていることだろう。

 しかし、それをきちんと伝えられているだろうか。想いだけが強すぎて、空回りしていないか。

 子どもたちに表現力を豊かにしたいと願う教師たちである。自分の表現力も振り返ってみるといいと思う。そのためには、もっともっと教師自身が文章を書くことである。子どもたちに作文や日記を書かせているのだ。自分ももっと文章に浸ろうではないか。

 今回は、私のこの呼びかけに勇気あるたくさんの実践家が原稿を寄せてくれた。

 原稿をあまり書いたことがないという女性の先生もいた。今回、思い切って書いてみましたと言う。きっと勇気がいったことだろう。彼女の文章も想いのこもった素敵な文章だった。経験ではない。真実を探そう、伝えようとする心さえあれば相手に届く文章は書ける。

 日々、本当に忙しいだろうにと思う研究主任の先生からの投稿もある。指導主事や教頭先生クラスの方からの投稿まである。

 この国の算数教育は、まだまだ大丈夫だと思った。こんな先生たちがたくさんいることがわかったからだ。

 その真摯な取り組みに敬意を称したうえで、あえて読者には、尋ねてみたい。どの原稿が一番読みやすかったかと。どの原稿が一番役に立ったかと。また心に残ったかと。

 今一度、授業者にとって明日の授業に役立つ情報交換を実現するための形式を考えてみたいと思うから。


4 見えてきた基幹学力

 本誌も20号まで来た。今回の投稿も含めて、これまで全国の先生たちの原稿を読みながら、教師が望み、育てたいと思っている力とは、何だろうかと振り返ってみた。すると少しずつ我々が目指す基幹学力の正体も見えてきた。

 それは確かな知識や技能を自分で増やしていくことができる力である。知識と技能、またはひとつの知識と新たな知識の関連を見出す力といってもいい。つながりが見えているから、一を学べば十まで増やしていくことができる。そんなたくましき力である。

 これこそ、まさしく「幹」となってたわわに知識という名の枝葉を茂らせていくことができる基幹の学力である。

 つながりを持って身についたものだからこそ、使う場面もわかる。

 算数の場合は、それが他教科の思考育成の根底としても重要であることが見えてきた。もちろん国語の言語力育成との関連もそうだが、理科や社会という現実、現象を分析するための道具となるものとしての役割も重要である。そこでその拡がりのひとつとして、算数は新しく理科教育との接点も探ってみたいと動き出した。「理数の基幹学力」を視野に入れた新雑誌の創刊である。その名は『理数脳をつくる授業』。同じ明治図書からの創刊だ。編集長は本誌の副編集長の夏坂哲志氏。理科は本校理科部の佐々木昭弘氏。本体の『基幹学力の授業』ともどもかわいがっていただければうれしい。

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      明治図書
    • 国語と算数のコラボの雑誌の20号記念。基幹学力研究会を支える48名の先生がお勧めの授業を公開しています。「子どもが本当に燃えたあの授業」「これなら絶対に力がつくと確信できたあの授業」こんなにたくさんいいのだろうかと思う情報量です。
      2010/2/25基幹学力応援隊
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