社会科重要用語 定着テスト&発展・補充ミニ教材集3・4学年

社会科重要用語 定着テスト&発展・補充ミニ教材集3・4学年

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重要用語定着のためのFAX版教材集。詳しい指導案付き。

社会科の学力としてもっとも基本になるのが重要語句・用語。本書はコピーしてすぐ使える形で定着させるためのテスト問題を提示。あわせて新しく導入された発展補充指導のためのミニ教材も紹介。


復刊時予価: 2,563円(税込)

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ISBN:
4-18-885316-6
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 160頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき ―刊行のことば―
第1章 地域のようす
1 地図記号で表すと景観や様子がとらえやすいこと /岩槻 啓子
2 学校のまわりの様子は場所によって違いがあること /大風 秀康
3 市の様子は場所によって違いがあること /花渕 浩司
第2章 生産や販売の工夫
1 スーパーマーケットで働いている人は販売のために様々な工夫をしていること /佐蛛@仁
2 商店で働いている人は販売のために様々な工夫をしていること /岡本 英孝
3 農家で働いている人は生産のために様々な工夫をしていること /亀井 健男
4 工場で働いている人は生産のために様々な工夫をしていること /寺嶋 俊秀
第3章 地域の人々の健康な生活
1 地域社会には,人々の健康な生活の維持と向上のために飲料水を確保する仕組みや施設がつくられていること /原野 克憲
2 地域社会には,人々の健康な生活の維持と向上のために電気を確保する仕組みや施設がつくられていること /原野 克憲
3 地域社会には,人々の健康な生活の維持と向上のためにごみを処理する仕組みや施設がつくられていること /桑原 奈津子
4 地域社会には,人々の健康な生活の維持と向上のために下水を処理する仕組みや施設がつくられていること /桑原 奈津子
第4章 地域の人々の安全な生活
1 地域社会には,火災から人々の安全を守る仕組みや施設がつくられていること /吉藤 玲子
2 地域社会には,地震から人々の安全を守る仕組みや施設がつくられていること /吉藤 玲子
3 地域社会には,風水害から人々の安全を守る仕組みや施設がつくられていること /吉藤 玲子
4 地域社会には,交通事故や盗難から人々の安全を守る仕組みや施設がつくられていること /吉藤 玲子
第5章 暮らしの歴史
1 昔の道具には,当時の人々の生活の様子や知恵が見られること /野下 利弘
2 地域に見られる文化財や年中行事には,人々の願いが反映されていること /野下 利弘
3 地域には,用水(又は新田)などの開発に貢献し,人々の生活の向上に努力した先人の働きや苦心が見られること /野下 利弘
4 地域には,地域の教育・文化に貢献し,人々の生活の向上に努力した先人の働きや苦心が見られること /下入佐 幸二
5 地域には,地域の産業の発展に貢献し,人々の生活の向上に努力した先人の働きや苦心がみられること /下入佐 幸二
第6章 県のようす
1 自分の住んでいる県(都道府)の地形,産業,交通網,主な都市などの概要 /白井 忠雄
2 伝統的工業などの地場産業の盛んな地域に見られる人々の生活の工夫 /白井 忠雄
3 地形条件から見て特色ある地域(山地)に見られる人々の生活の工夫 /關 浩和
4 地形条件から見て特色ある地域(島)に見られる人々の生活の工夫 /關 浩和
5 人々の生活や産業と,国内の他地域や外国との結びつき /關 浩和

まえがき――刊行のことば

 学校週5日制下の新しい学習指導要領が完全実施されて,新しい社会科の実践が進んでいます。そこでは,是体評価の重視と関連して,子どもの学力の定着・向上への関心が学校の内外に高まっています。学力低下を懸念する声に対応して,文部科学省は中央教育審議会のもとに設置されている初等中等教育分科会や教育課程部会等で,学習指導要領の「基準性」の明確化,個に応じた指導の充実などについての議論を進め,平成15年12月に学習指導要領を一部改正しました。

 各学校においては,学力向上を目指す指導方法や指導体制が様々に工夫・実践されています。しかし,とくに社会科の授業にいおいては,次のような問題点が指摘されているように,子どもたちに基礎的な知識や重要な語句についての定着が必ずしも十分ではないという実態が見うけられます。


 ・社会科の授業で身につける基本的な知識について,概念的・抽象的な知識としては知っていても,それらが具体的な事実や知識に裏打ちされていない。そのために,概念的・抽象的な知識が単なる言葉としての理解に終わっている。また逆に,具体的な知識が子どものなかでバラバラの状態になっており,一般化・概念化されていない。そのために,知識が生活や学習のなかで,生きて働くものになっていない。


 ・日常生活において当然知っておくべき,社会についての一般常識としての知識や用語などについての理解が不十分である。そのために,テレビや新聞などで報道される内容が十分に理解できなかったり,生活のなかでの社会の出来事などについて会話が深まらなかったりする。日常生活に支障をきたすこともある。


 こうした実態が見られる背景には,社会科の授業において,一つには子どもたちに身につけさせる基本的な知識や具体的な知識・用語について明確におさえられず,指導においてそれらが構造化されていないこと,二つにはそれらの知識を順序立てた体系的な指導がなされていないこと,そして,三つに知識や用語の習得状況について,テストなどでの評価が日常的に十分に行われず,結果が次の指導にフィードバックされていないことなどがあげられます。

 子どもたちが社会に対する理解を深め,社会生活のなかに主体的に生きていくことができるようにするためには,社会科の授業において,基礎的な知識や重要な語句についての指導と評価をさらに充実させる必要があると考えました。


 本書『社会科重要用語定着テスト&発展・補充ミニ教材集』(全3巻)は,こうした問題意識のもとに企画し刊行するものです。

 本書では,3・4年,5年,6年ごとに,概念的,抽象的な知識といわれる「基本的知識」を抽出し,それぞれについて次のような構成で解説し,指導のアイデアと定着のための資料,評価のための資料を提示しています。各項目は,次のような趣旨のもとに執筆されています。


 ・「基本的知識」について,これまでの指導上の問題点と解決策について解説し,「基本的知識の構造」を示しました。基本的知識の習得につながる下位の具体的な知識をピラミッド型に図表化し,合わせてここで身につけさせたい社会科の「基礎用語」を列記しました。これによって,知識がどのように重層化,階層化しているかが明らかになり,様々なレベルの多様な知識の関連性と全体像をとらえることができます。


 ・「指導のアイデア」では,子どもたちが基本的知識を習得するための活動や体験のアイデア,小話などの新教材,子どもへのアドバイスなどを紹介しました。


 ・「定着のためのFAX資料」では,基本的知識の習得や定着につながる子ども向けのワークシート,知識についての解説,覚え方のコツなどのFAX資料を示しました。


 ・「診断テスト」は,ここでの学習でぜひおさえたい重要な知識や用語などの確認をするためのテストです。子ども自身による自己評価の基準も示しました。


 ・「『診断テスト』の結果の活用」では,「テストの解答と判断基準」を示し,クリアした子どもには「発展的な学習」が,不十分な子どもには「補充学習」ができるようにそれぞれの教材を紹介しました。


 このような特色をもつ本書が,各学校での社会科授業はもとより,朝学習の時間や放課後の学習,家庭学習などの場で有効に活用され,すべての子どもが社会科の「基本的知識」を確実に身につけていくことを願っています。

 終わりになりましたが,本書の執筆にあたっては,全国各地の優れた社会科実践家のご協力を得ました。たいへんお忙しいなかをご執筆いただきました先生方にあつくお礼を申し上げます。また,本書の企画と編集の過程では,明治図書出版編集長の樋口雅子さんから貴重なアドバイスをたくさんいただきました。この場を借りて,感謝の意を表します。


   編者 /北 俊夫

著者紹介

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岐阜大学教授

福井県に生まれる。東京都公立小学校教員,東京都教育委員会指導主事,文部省初等中等教育局教科調査官を経て,現職。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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