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- 明治図書
- 宇佐美先生の道徳についての著書を過去に1冊だけ読んだ。分かりやすく説得力がある文章であり、主張する内容にも筋が通っている。副読本にある教材文の不自然さ、前提の誤り、道徳で教えられるのは「システム」だけである等、一つひとつの主張に溜飲が下がる思いで読んだ。こうした「正論」を堂々と主張できる人物を失ったのは、教育界の損失だと感じる。だが、宇佐美先生はこれまでに沢山の著書を残されている。我々後進はそれらを熟読し、自らの血肉とすればいいのだ。ところが中古市場では、過去の著書が高値で取引されており、あたかも投機対象のようになっている。宇佐美先生の本は、投機対象にするべき類のものではなく、本当に価値のわかる人の手に届けるべきものである。私はこれからも、宇佐美先生の著作から多くを学び取りたい。是非とも、「道徳」授業における言葉と思考−「ジレンマ」授業批判−の復刊をお願いしたい。2024/2/17
- 道徳の教科化に対応するためにもぜひとも手に入れたい1冊です。ぜひぜひ復刊を!2018/10/30